【総合関関戦】空を制した!7年ぶり関関戦勝利!

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◇第40回総合関関戦◇6月16~18日◇福井空港◇

【1日目】関大516-0関学大
【2日目】関大500-17関学大
【3日目】関大0-0関学大
【試合結果】関大1016ー17関学大

【個人賞】
優勝 筒井(ゴールゲート通過のため)
準優勝 渡辺

※ポイントクリアした場合→「500×距離得点係数」(距離得点係数は、各選手飛行距離をその日の最大飛行距離で割った数。当日最大飛行距離だった選手は、×1となり500点となる。)
ポイントクリアしなかった場合→「滞空得点」(曳航機から離脱後、15分を超えた1分ごとに1点。)

今年初めて本戦期間に開催となった航空部。ライセンス保有者をもつ関学大に対して、関大は保有者の出場はなし。長い間白星からは遠ざかっているが、7年ぶりの勝利へ向け、福井の空に挑んだ。

関大からは筒井彩加主将(文3)、渡辺新菜(社3)、前田陽平(社4)が出場した。1日目、1番最初の発航で「先手を取れて良かった」と、上昇気流をつかんだ渡辺がポイントを1つクリア。関学大にプレッシャーをかける。さらに、前田が対空時間で粘り、16点を獲得。この日は渡辺以外にポイントをクリアした選手はおらず、渡辺に500点が入り、516対0で関学大を大きく離した。


△渡辺


△渡辺(右)


△前田

2日目には「1日目に二人が得点していて、私だけなかったのでやばいな」と、筒井が主将の意地を見せる。ポイントを1つクリアした後に2つ目に向かおうとするが、高度も下がってきたため、冷静な判断でゴールゲートの通過を選ぶ。関学大は対空得点で17点となるが、この日の最大飛行が筒井だったため、筒井が500点となった。2日目の時点で1016対17とさらに突き離す。


△筒井


△筒井

最終日は両校とも得点者なしだったため、関大が7年ぶりの勝利を手にした。


△杉江航太(外3)


△川口裕司(シス理4)


△福井里奈(27年度卒)


△岸本祥太郎(安全2)

長年届かなかった勝利。だが、今年の圧勝という結果に、3選手、さらには関学大の選手までもが「チームワークが良かった」と口を揃えた。4年生として、初めての出場ながら率先して作戦を考えた前田。トップバッターでいきなり高得点を叩き出し、関大に勢いづけた渡辺。そして、主将として勝利に貪欲に向き合い、フライトで見せた筒井。「一人で戦ってるんじゃなくて団体」と前田が話したように、裏で支えた部員も含め全員でつかんだ勝利。大きな一歩を踏み出した関大航空部は、これからもさらなる飛躍を見せる。【文/写真:谷満梨奈】

▼前田
「全体的にはタスクコンプリート(2つのポイントを通って周回をきること)は成立させれなかったけど、無事みんなが競技会を終えられたこと、ワンポイントですけど確実に得点をとれた。安全を取りつつ、堅実に勝ちにいく姿勢を貫けたので今回はなかなかいいものだったと思う。閉会式で教官が言われたように、関関戦はこれからの関関同立戦、東海関西戦、全国大会に向けた更なる高みのためのステップ。勝って兜の緒を締めるという言葉の通り、個人的には2人乗りのグライダーで飛んだということで、ある程度教官も安全のことに多少なりとも手を出していることがあったと思う。そうじゃなくて、言い訳のできない完全に自分のフライトができるように、単座、一人乗りで競技に出れることがこれからの目標。周りに上昇気流がたくさんあって、けっこうアバウトな飛行でも上がれた。正直運が良かった。緻密なフライトで確実にコアに入って上昇できるようなフライトができるように上げたい。運の面もあった。上昇気流の時に発航が回ってきたら乗れますし。戦略の面もあった。みんなで共有していた。さっき飛んだ時に上昇気流があったってことを次にフライトでつないで。一人で戦ってるんじゃなくて団体。別の誰かが勝利できるようにみんなが力を合わせて情報を共有した結果。航空部は知名度が低い。前哨戦だったら熱くない時にやってるんで、スルーされてしまったと思う。本戦で勝てたのは誇らしいことだし、もっと航空部を知ってもらいたいのが本心。新人戦には出たことがある。4年生でやっとかと思った。でも他の個人優勝と準優勝している2人、優秀な3回生がいるのでもっともっと進歩してほしい。3回生で出られたのはかなり大きな躍進につながると思う。以前松本教官が安全に全国大会を勝つためにという学科をしてくださった。その内容を見直した。一つのことに集中していたら危険なんで複合的にいろんなことができないといけない。福井空港なら無線をしなくちゃいけない、尚且つ自分の操縦もしなくちゃいけない、自分がどこ飛んでいるか分からないと帰って来れなくなってしまう。3つの要素を同時にチェックしないといけない。さらにその中で上昇気流を探すのでキョロキョロしていた。少しでも拾って後の人に伝えたいという気持ちで飛んだ。逆に曳航で引っ張ってもらうときにずれてしまった。3回生の二人の結果を見て4回生の僕があれじゃ物足りない。まだソロは6回。全国大会出るためには自家用操縦士というライセンスが必要。そのためにはソロが最低30回必要で全然足りない。同回でも未熟な立場なので少しでもそれを埋め合わせたい。今年の8月の上旬に取らないと間に合わないので少しでも全力を出して部に貢献したい。浅尾がライセンスを取れたところ。選手として彼一人に背負わせるのでなく、お互い支え合えたら」

▼筒井
「毎年前哨戦で3月だったけど、全国大会がずれ込んで今年は初めて本戦期間の6月。本来なら4回生が卒業する前で今回は先輩たちがいないなかで、2大会ぶりの関関戦。私たちは初めての関関戦。全体としては分からない事だらけ、戦略は自分たちなりに考えてなんとか勝てて嬉しい限り。OBさん方にも来ていただいて、先輩や同期に助けられた乗り越えられた関関戦だった。1日目で渡辺が500取ったのはすっごい嬉しかった。その日の1発目で幸先よく回って来てくれた。1日目に二人が得点していて、私だけなかったのでやばいなって。なんとか回って来れたの良かった。旋回点もう一つ回りたくて、どこかプラスが無いか探していたけど、高度が低くてゴールも近かったので潔くゴールを切った。主将として初めての大会。福井空港での経験も少なくて準備段階からわちゃわちゃだったけど、なんとか安全に終えられて良かった。地上での準備8割。その大切さやイメージフライトの時間がたくさんとれた。1年間の目標は強い関大にしたい。今年は11人も新入部員が来て、自分たちがどう引っ張っていくかで変わる。関関戦で勢いづけていきたい」

▼渡辺
「初めての関関戦。周りが慣れてない中、指揮してくれる筒井がいてくれて準備はしてくれたものの、当日どうなるんやろって不安があったけど、事故無く終えて。主務の私と筒井でHAPの時に目標掲げたのが関関戦で優勝。3月頃から切磋琢磨して強くなるように引っ張って来たんで、その点に関しては嬉しい気持ちでいっぱい。筒井は班長として全体を見なければならない立場で個人優勝も取ってくれて嬉しかったのと、私は実力でも2位だったんで負ける理由もわかるし、次からも勝ちたいなって思った。良い雲もあったんで上昇気流を見つけられる自信はあったんですけど、それまでにOBさん、監督にサーマルの探し方や入り方も習っていて、大会前に前主将に落ち着いて飛んで来いって言われて、それを軸に一つ一つ学んだことを丁寧に思い出しながら飛んでいたら得点になった。サーマルを曳航中でも見つけることができて、離脱したあとに良いところがあったのを覚えてて旋回してやるべきことやったら上がれた。(最初の得点)実感もなかったし、運が良かった。気持ちとしては嬉しいより、いいきっかけが切れたと思って。余裕も持ちつつ気も引き締まる得点。先手を取れてよかった。チームワークもすごい良かった。どういった作戦でいこうっていうのを4回生の前田さんが率先して作戦を考えてくれたのと、筒井の勝ちたいという気持ちがいい形になったんかと思う。筒井の日頃の行いがよかった。経験の差はあるけど、当たり前のことを当たり前にできるというのが大事と教官からも言われていた。それができて、着実性ある主将のもと、みんながついていけたのが良かった。今回みんなで協力してやるっていうのを続けて行って、どんどん勝ちにいく姿勢で全員が同じ目標に向かって頑張れたらなと思う」