【柔道】昨年同様3回戦進出逃す

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◇平成29年度全日本学生優勝大会◇6月25日◇日本武道館◇

[2回戦]関大2―3関東学園大
先鋒 門阪 優勢負け 石毛
次鋒 小寺 引き分け 大澤
五将 澤井 優勢勝ち 岡村
中堅 山本 引き分け 田中
三将 荒木 反則勝ち 茅根
副将 鈴木 優勢負け 玉城
大将 田中 一本負け 佐藤

「5、6、7番手が育成できなかった」。関東学園大に負けた直後、山城正記監督はそう口にした。昨年から又場郁哉前主将(16年度卒)一人が抜けただけ、と大きなメンバー変更もなかった今年のチーム。試合経験が豊富な選手がそろっていただけに、前年度を超える結果が期待されていた。しかし、関東学園大に惜しくも屈し、昨年と同じく2回戦で姿を消す。大会前から懸念されていたレギュラー内の実力差が露呈する形となってしまった。

24日に行われた大会1日目。関大は、東京地区大会ベスト8の東洋大との対戦となった。澤井亮一(社3)、鈴木隆聖(情2)がポイントを取ったものの、2本奪い返される。内容でも並んだため、勝負は代表者戦にもつれ込んだ。しかし、このプレッシャーがかかる一戦を見事に制したのは荒木佳祐(人3)。澤井と共に来年チームの核になる存在の一本で、翌日の2回戦につなげた。

関大の団体メンバーは村井慎太郎主将(法4)、小寺達(さとし=人4)、澤井、荒木の4人が主力として出場し、あと3人は調子のいい選手を出すのが定説。だが、迎えた大会2日目。4本柱の一つであり部の中心である村井を欠いた関大は、いつもと少し違ったオーダーでの戦いを強いられた。

先鋒・門阪将吾(法4)の黒星発進で始まった試合。次鋒・小寺は終盤のチャンスを生かせないまま時間が過ぎ、「自分が取らないとだめだった」。0-1で五将に回す。その澤井は終始試合の主導権を握る。そして、開始約2分だった。相手の脚の間に右足を入れると、そのまま体を回転させて腰技を決める。技ありの判定ではあったが、最後までポイントを守り切って優勢勝ちとした。


▲門阪


▲小寺


▲澤井

中堅の山本哲也(文4)。ここ最近の大会では不調が続いていたが、技を取られることもなく引き分けで食い止めた。続く三将・荒木は、相手選手に立て続けに入った3枚の指導で反則勝ち。この勝利によって関大がリードする形となった。


▲山本


▲荒木

勝てば3回戦進出が決まる副将戦。鈴木は序盤で許した技ありを取り返そうと、場内を広く使って攻める。しかし、終了間際にダメ押しの技ありを奪われ、全ては大将にゆだねられた。鈴木に背中を叩かれ、気合十分で畳に上がるのは田中尚輝(情4)。関大に勝ちをもたらしたかったが、そう簡単にはいかなかった。選手席からのメンバーの声援もむなしく、技あり2つ。さらに一本でとどめを刺される。またも2回戦の壁に阻まれ、選手たちは落胆の色を隠せなかった。


▲鈴木


▲田中

今年も全国との差を感じることとなったが、「あと1㍉」(山城監督)の壁だという。その壁を乗り越えるため、また、次に控える関西学生体重別選手権大会での勝利のため。今大会での悔しさを糧に、柔道部が再スタートを切る。【文/写真:谷 風花】

▼山城監督
「今年の4年生は強い学年。勝負の年かなと思っていた。あと1歩力及ばずという感じ。チーム力というか、7人中の5、6、7番手が育成できなかった。鈴木は非常に伸びてきている。ただ、今日みたいに負けたりするから、成長しないといけない。試合プランとしては、鈴木で引き分けて内容か代表者戦になるかと思っていたから、あそこの負けは誤算。山本は最近負けていたけど、今日は引き分けて仕事したと思う。あとは、小寺では取りたかったかなと思う。勝つにしろ負けるにしろ接戦。ほんの少しの差が勝負の分かれ目になる。昨日は東洋大に勝って、ほっとしたし自信になった。全国との差は縮まってきている。ただ、あと1㍉。もうひと頑張りしないと、この壁を突き破れない。来年は今回のメンバーから5人抜けるから、今年より厳しくなる。頑張らないといけない。今後は南雲や日光、仲田に頑張ってもらいたい。この3人には特に期待している」

▼小寺
「村井がいないのは大きい。村井一人いたら結果も変わってきた。(関東学園大は)昨日の試合を見ていてそんなかなと思っていたが、自分たちより体も大きくてしっかりしていた。去年よりチーム力ははるかに良かったし、上がってきている。それだけに、あとちょっとのところだった。向こうとは五分で、どっちに転んでもおかしくない。自分が取らないとだめだった。重量級に頼ってしまっている。メンバーの8人くらいで練習していったら、差も埋まってくると思う。(個人としては)自分はインカレに出ていない。まずは関西優勝を目標に。チームとしては各階級で一人は全国に出られるようにがんばりたい」