【器械体操】関学大追いつめた!惜敗も来年へ確かな自信

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◇第40回総合関関戦◇6月18日◇関西学院大学総合体育館2階小フロア◇

【女子】関大103.80-112.00関学大
【男子】関大352.85-355.40関学大
【最終結果】
優勝  関学大
準優勝 関大

【女子個人総合】
2位 文野 37.10
3位 永岡 35.10
5位 酒井 31.60
【男子個人総合】
1位 木村 77.70
2位 芳之内 73.50
5位 黒田 68.80
6位 西尾 67.65

この大会で、部を支えてきた4回生が引退を迎える器械体操部。関関戦では6連敗中だが、勝って有終の美を飾ることはできるか。普段の試合とは異なり、仲間がすぐ側で見守る中、まずは女子の競技が幕を開けた。

昨年はけが人が多く、大差での負けとなった女子。エース佐野桃果(人4)が不在の中、酒井麻季(社4)、文野佳帆(安全4)、永岡稚彩(文4)の4回生3人で挑むことになった。段違い平行棒、跳馬、平均台、ゆかの4種目で競い合う。

けがに苦しめられた酒井は平均台で2度落下。しかし、仲間の声援に押され最後は綺麗に着地。跳馬の演技後には笑顔を弾かせた。


▲酒井

個人総合で2位と奮闘した文野は、跳馬の演技後コーチとうなずき合うなど、手応えを感じている様子。「特に思い入れがある」と言うゆかではしなやかで堂々とした演技を披露した。


▲文野

永岡は平均台で落下してしまうが、その後は危ない場面をこらえる。ゆかでは何度も勢いのある技を決めた。関学大には一歩及ばなかったものの、最後の試合で4回生がそれぞれの力を発揮した。


▲永岡

午後からの男子の部では、黒田将吾主将(商4)がけがを抱えながらも奮闘。終了時、顔をゆがめる場面もあったが、最終種目の鉄棒では着地をきっちり決めた。

▲黒田

後輩も黒田主将の思いに応えるように続く。芳之内智朗(社3)、横山昇汰(経3)、木村僚太(商2)、西尾仁(安全1)、山崎雅春(商1)がそれぞれ細かいミスはありながらも迫力の演技を見せる。


▲芳之内


▲横山


▲木村


▲西尾


▲山崎

8月の全日本インカレ出場が決まっている木村は、ゆかで14.10の高得点をマーク。しかし、「体力がなくなって失敗した部分もある」と平行棒などでミスが出る。それでも総合77.70で個人総合トップとなった。

男子は試合途中まで関大がリードしていたが、最終的には関学大に軍配が上がった。黒田主将は「関大の得意の平行棒で点数を伸ばすことができなかった」ことを敗因に挙げた。しかし、その差はわずか3点。関学大の背中は確実に近くなっている。「来年は確実に仕留められると思う」(黒田主将)。後輩が確かな自信と思いを引き継ぎ、来年こそ勝利を目指す。【文/写真:宮西美紅、小川空】

▼文野
「本当に最後の試合だったので、とても緊張していた。昨日の夜同期と後輩に手紙を書いた。今まで色々あったし、みんなに支えられているなと思う。辞めたいと思ったこともあったけどみんながサポートしてくれた。今日はその感謝の気持ちを表したいと思っていた。全体的な調子は良かった。ただ、平均台では新しい技に挑戦しようと思っていたができなくて、試合でも使わなかった。他は普段通りうまくできた。ゆかにはとても思い入れがある。OBさんに振り付けしてもらって、同期からもたくさんアドバイスをもらって今の形になった。自分は特に大きなけがはなかった。入部した時に、けがをしないというのが目標だったので、それは達成できたと思う。酒井は最近靭帯(じんたい)を切って、出られるかみんな不安だった。今日はなんとか出場して頑張ってくれた。佐野は体操に一生懸命で、その面をとても尊敬している。今回は教育実習であまり練習に参加できていなかった。出場する他の4回生3人でサポートし合い、良い雰囲気に持っていった。その成長した姿を佐野に見せられたと思う。今日で4回生が引退すれば、女子は1回生と2回生が1人ずつになってしまう。お互い協力して、男子ともうまくサポートし合って、関大は今とてもいい雰囲気を作れているので、その雰囲気のまま来年の関関戦は勝ってほしい。いつもの試合より仲間が近くで応援していて、その分緊張した。でも仲間の顔が見えて、声援が自信にもなった」

▼黒田主将
「それなりに練習してきたことは出せたと思うが、5人中5人の演技が点数に入ってしまうから、その辺りのつめの甘さが出てしまったかなっていう部分はあった。5人中1人ミスしてしまうとその点数が入るんですけど、そういうのが目立って、5分の5そろえることができなかったというのが敗因だと思う。関大の得意の平行棒で点数を伸ばすことができなかったというところで、関学大に差をつけられてしまって、そこが1番響いてしまったかなという風に感じている。(個人としても)何種目か少しミスが出てしまって、その部分が申し訳ない。今年はあまりベストメンバーではなかったということと、全体的にけがや体調(不良)などでコンディションが悪かったが、それでも3点弱差につめられたので、来年は確実に仕留められると思う。(今年は)1年生がいっぱい入ってくれたんがよくて、僕ら(4年生)8人抜けるが、これから安心して任せれるような体操部の雰囲気っていうのが、今年1年で作れたんじゃないかなって思ってるんで、安心して引退できる。4年間振り返って、楽しかった。競技面もそうだが、生活面、私生活の部分も教えてもらうことや学ぶことも多かったので、体操部に入れて本当に良かった。来年の関関戦は絶対に勝ってください」

▼木村
「良い種目はもうむっちゃ良かった。ダメな種目と良い種目の差がついちゃって、そこで3点(分)良かったら(関学大との差を)埋められたかなと思う。個人で優勝できても、団体で勝たないと意味ないんで、悔しい結果に終わった。(高得点が出た)ゆかは1種目で、気合い。技もちょっと戻ってきて、でも6種目練習できる日が少ないんで、最終種目(鉄棒)とか平行棒とか(5種目めとか)は、ちょっと体力がなくなって失敗した部分もある。全日本インカレまでにそこは改善していきたい。(全日本インカレは)1人だけの出場なので、練習も自分のペースでつめれると思うので、技と体力も両方戻して、頑張っていきたいと思う」