【テニス】全員でつかみとった勝利!歴史的初白星収める!

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◇第40回総合関関戦本選3日目◇6月18日◇関西学院大学第4フィールド◇
【ダブルス】
D1●小山・鎌田1(3―6 6―0 4―6)2栗本・明河○
D2○越野・大野0(7―6(3) 7―5)0観音堂・窪村●
【シングルス】
S1●沈1(7―5 1―1RET)0窪村○
S2○越野2(6―1 6―0)0稲垣●
S3○鎌田2(6―3 6―3)0栗本●
【結果】
関大○3―2関学大●

昨日の男子の結果により本日女子が勝てばテニス部として総合関関戦初勝利となる。ここ数年は男子が勝利するも、女子が敗れ引き分けの形が続いている関大。しかし、5月の関西学生春季トーナメント(春関)シングルスでベスト4に3つ入るなど女子が躍進を見せている。今年こそ新たな歴史を刻むため、選手一丸となって挑んだ。

2面展開となって行われたダブルス。D1には小山葵(社4)・鎌田琴衣(社2)がコートに入る。先行しチームに勢いをつけたいが相手ペアの栗本は春関準優勝の実力者。後手に回り、第1セットを奪われる。しかし、第2セットは相手を圧倒。1ゲームも落とすことなく奪取し、ファイナルセットへ持ち込んだ。最終セットは一進一退の攻防が続き4-5とし迎えた第10ゲーム。相手サーブという不利な状況で先に相手に5度のマッチポイントを握られるが2人ともなんとか食らいつき粘りをみせ、応援を沸かせる。しかし反対に自身のマッチポイントもものにできず最後は相手のスマッシュが決まり力尽きた。

春関でシングルス女王に輝いた越野菜摘(文2)はD2とS2で単複出場。まずは越野の母校京都外大西髙出身のルーキー・大野菜々子(社1)との同門ペアでダブルスへ挑んだ。第1セット息の合ったプレーで何度もブレイクポイントを握るも決定機をつかめずファイナルセットまでもつれ込む。「ベンチコーチの矢多弘樹(人4)さんの指示が的確でその戦略を実行して勝てた」(越野)。ベンチとの連携もはまり第1セットを奪う。第2セットは第1ゲームにいきなりブレイクを許す場面もあったが、その後は立て直した。7-5で勝ち取りシングルスへ勢いをつけた。

ダブルスに出場した越野と鎌田はシングルスにも登場。S2に登場した越野は相手選手を終始翻弄(ほんろう)。相手に1ゲームのみしか許さない圧倒的な強さで関関戦勝利に王手をかけた。

S1を任された沈清河(法2)は序盤から激しいラリー戦を展開していく。コートを縦横無尽に走り続け何度も粘りの返球でコースを突き、攻め続けた。1ポイント、1ポイントが長いゲームになるも、チームの関関戦初勝利のため気迫を見せる。どのゲームも簡単に終わることはなかったが、接戦の末7-5で奪取する。第2セットは第1ゲームをブレークに成功し勢いに乗りたかったが次のゲームからしきりに脚をひきづる仕草をみせ、落とす。第3ゲームの最初のポイントをラリーで相手を崩し強烈なフォアハンドで取り切る執念を見せたが最後は脚が悲鳴を上げ無念の途中棄権となった。

ダブルスでは苦杯をなめた鎌田。第1セットはネットでのプレーが好調。2度のブレイクを奪い制する。第2セット4-3で迎えたサーブゲーム。S1で熱戦を広げていた沈が負傷で敗退。2-2となりチームの勝利は鎌田に託された。だが、鎌田は「不安は一瞬流れたけどすぐ切り替えられた」と前を向いた。多くの応援が見つめる中、自慢のサーブとネットプレーが火を噴きそこからは連続でゲームを奪い勝利。テニス部に関関戦初勝利をもたらした。

昨日、試合に出場した男子部員も応援に駆けつけテニス部全員でつかみ取った歴史的初勝利。小山主将も「とてもうれしい」と笑顔を見せた。この勢いで今後はリーグ優勝へ向け、日々研鑽を積んでいく【文/写真:三木勇人・多田知生】

▼小山主将
「勝ててとてもうれしい。2日前に橘が出れないと分かったがチーム一体となっていて、不安要素はなかった。目標は5-0を目指していたので勝利したかった。それでも後輩が勝ってくれると信じていた。個人、個人が自覚してやるべきことをやった成果だと思う。新チームになって下級生も自分の意見をちゃんと持って発言し、自分たちのやることが理解できてるのがいいところだと思う。今後はリーグ優勝を目指してやっていきたい。そのためには今回は直前のケガがあったり体調管理が万全でない者もいたのでそこを改めていきたい」

▼越野
「めちゃくちゃうれしい。同期と部内でも『今年はいける』と言い合ってきた。ミーティングでも関関戦の事を話したり、ここに照準を合わせてきた。ダブルスは接戦でリードされて精神的にもきつかった。D2がD1より先に先取して勢いをつけたいと思っていた。ベンチコーチの矢多さんの指示が的確でその戦略を実行して勝てた。大野とは高校が同じでお互いの性格も分かっていて信頼関係があったので組みやすかった。シングルスでは1-1で回ってきて自分が勝ったら王手だったので勝って流れを引き寄せたかった。疲れてたけど応援の力が後押しになった。これからは常にベストを尽くし自分の力を出しきり、おごることなく真面目に取り組んでいきたい」

▼鎌田
「ダブルスはちゃんとした団体戦に入ったのが初めてでちょっと不安もあった。でも挑戦する気持ちを忘れずに、自分からも攻めていこうという気持ちもあった。けどそれが空回りした。いつもならほとんどリターンもミスしないところでミスしだしたりした。ダブルスはまだ落ち着きがなかった。シングルスは何度も経験していたので自信を持ってコートに入ることができた。絶対に負けちゃいけない相手だった。同期も隣で二人とも頑張ってくれてたので自分もそれに乗っかって、シングルスは落ち着いてプレーできたかなと思う。シングルスでは前に行って決めるというパターンが得意。それを今回は見せられたっていうのはすごくよかった。沈が倒れた時は鳥肌というか不安は一瞬流れた。けどそれはすぐ切り替えられた。高校のころから自分にかかるところは何度も経験してきたので。去年、リーグに出させてもらって勝てなかった。そこからは少し気持ちの面で成長できたかなと思う。4-3の時に(沈が棄権し)一人になって、自分のサーブだったのでサーブの調子は良かったし1stサーブから攻めていって5-3にできたのが大きかった。私は個人的にはエースとしてではなくて、周りを支えながら勝ち続ける、「固い」と言われるようなテニスの方なので私が出たらずっとシングルス・ダブルス両方獲れる形を作れたら、チームとしても楽だし私の自信にもなるのでそうなるように頑張っていきたい」