【準硬式野球】悔しい敗戦も、新戦力がアピール!

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◇第40回総合関関戦◇6月17日◇関西学院大学第3フィールド野球場◇

関 大 001 001 010=3
関学大 000 200 03X=5

(関大)北野、芝、横谷―庄中、近藤
(関学)中村、田中、山崎、鎌田―川端

春季リーグ戦最終節は引き分けに終わり、決着戦という意味もあった総合関関戦。関大はリーグ戦や関西選手権とは大きく違ったメンバーで、新チームが始動した関学大との一戦に挑んだ。しかし、結果は敗戦。「悔しさの方が大きい」(三浦達也監督)と、選手、指導者ともに肩を落とした。

先制は関大。3回、3番・山田力輝(安全2)が右翼手の頭上を大きく越える三塁打を放ち、一気にチャンスを演出する。2死三塁となり、4番に抜擢された白石幸太郎(商3)は「ランナーを返すのが仕事。責任を感じながら打席に立った」。その言葉通り三塁線を破るツーベースヒットを放ち、理想的な形で先制点をもぎ取った。


▲山田力


▲白石

援護をもらった先発の北野雅己(経3)。ボール球が目立ち制球に苦しみながらも、3回までに打たれたヒットは1本と粘投を続けていた。しかし4回、先頭に四球を与えるとリズムを崩す。なんとか2死までこぎつけたが、二、三塁に走者を置いた状態で関学大の主将・川端一寿に左前2点適時打を浴び、逆転を許してしまった。


▲北野

しかし、アウェーながら多くの観客が詰めかけた応援席を前にして、簡単に屈するわけにはいかない。6回1死、先制打を放った白石が再び打席に立った。疲れが見え始めた関学大先発・中村祐太が投じた1球目だった。低い弾道を描いたボールは、レフトの奥へ一直線。野球場の周りに張り巡らされたフェンス直撃のホームランに、打った本人は驚きながらも笑顔でダイヤモンドを一周した。これで試合は振り出しに戻る。


▲白石

勝ち越しを狙う関大は、8回に代打攻勢に出た。この回先頭の池田透(環都3)は遊撃手のエラーで出塁。さらに、暴投で二塁まで進んだ。押せ押せムードの中、続く山田哲平(社3)がベンチの期待に応える。打球をうまく内野外野間の空いたスペースに落とすと、二塁走者の池田がホームへ還ってきた。


▲池田


▲山田哲

3-2と再びリードして8回裏の守備を迎えたが、ここに思わぬ落とし穴があった。7回からマウンドに上がっていた2番手ピッチャーの芝勇作(商3)が、四球や2本の長打を許す。守備にもバタつきが見られ、一気に3失点。そして、9回の反撃も叶わぬまま試合が終了した。


▲芝

25人もの選手をつぎ込んだが勝てなかった総合関関戦。だが、いつもとは違う選手を起用することで、「いろいろな面を見ることができた」と川村滉介主将(文4)。入部して1カ月程度にも関わらず好リードが光った庄中亮太(政策1)や、バッティングでチームに貢献した山田力と山田哲。守備面では二遊間の藤元椋(経3)、福井和希(人3)が安定感を見せた。


▲庄中(右)


▲藤元


▲福井

全日本選手権開幕まであと2カ月。関関戦でアピールに成功した選手たちや、リーグ戦からレギュラーを張る選手たち。部員全員で競い合い、一皮も二皮も向けた姿で決戦の地・香川に向かう。【文:谷 風花/写真:松山奈央】

▼三浦監督
「リーグ戦と違うメンバーだったが、関関戦に勝つために1番のメンバーだった。普段以上に勝つ意識が足りなかった。関西選手権はボロボロに負けて、ぎりぎり全日に行けたということで油断があった。ピッチャーの継投はもう少し早いタイミングで出来た。走塁ミスもあった。盗塁のサインがなくても出ていた。打って守るだけが野球じゃない、もう1点2点が取れなかった。点差がなかった分、北野も芝もプレッシャーはあったと思う。ピッチャーが踏ん張っていたから、打撃面で走塁面で追加点が欲しかったし、大学のために勝ちたかった。貢献したかった。まだまだ課題が多い。1年生ではキャッチャーの庄中。リード面で盛り立てていたし、細かいところでベンチの指示を仰いでいた。細かい配慮が良かった。他には山田哲平が代打で1本出て勝ち越せた。あとはレフトの山田力輝とライトの岸本もバッティングや普段の生活態度が良くて出して、きっちり結果を出してくれた。ピッチャーの北野も2点で切り抜けたから合格点。普段使ってない選手を使えたのは、今後の起用も含めて収穫。ただ、今日は負けた悔しさの方が大きくて、勝てなくて残念」

▼川村主将
「普段あまり起用しない選手を使って、いろいろな面を見ることが出来た。みんな動けていたし、声掛けやベンチワークなど全体的に良かった。しかし、打撃で結果を出せてもその後に走塁ミスがあったりして甘かった。関関戦ということでふわっとしていたのが敗因かもしれない。簡単に勝てる相手ではないから、もっと気を引き締めるべきだった。全日に向けて今ある決まり事を見直し、私生活面も含めた課題をひとつずつクリアすることで部員の意識を上げていきたい」

▼白石
「ホームランを打った時はそんな感触がなくて、あ、入ったと思った。今日はいつも任される3番や5番じゃなく、4番だった。ランナーを返すのが4番の仕事だから、責任を感じながら打席に立った。関関戦ということで普段よりも応援がすごくて、公式戦とはまた違った緊張があった。全日は一発勝負。1試合と1球の大切さを忘れないで備えたい」