【アイスホッケー】関西選手権9連覇!圧巻の8得点で格の違い見せつけた!

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◇第66回関西学生選手権大会決勝対立命大◇6月17日◇関西大学たかつきアイスアリーナ◇
【第1P】関大1-1立命大
【第2P】関大4-0立命大
【第3P】関大3-0立命大
【試合終了】関大8-1立命大
【最優秀選手賞及び最多ポイント賞】佐野優

今日の試合でシーズンの前半戦が終了する関大。今シーズンは相次ぐ主力の離脱もあり、なかなか圧勝するゲームを見せつけられていない。最後は圧倒的な試合展開で関カレ9連覇を達成し、良い形で後半戦へとつなげたい。

幸先の良いスタートを切りたいが、いきなり出鼻をくじかれる。開始1分に相手のブルーライン付近でパックを奪われるとそのまま、ゴール前まで詰め寄られいきなり失点。苦戦を強いられた2週間前の関西CUP決勝と同じく先行され、嫌な予感が脳裏をよぎる。しかし、そんな不安を吹き飛ばしたのは頼れる4年生だった。10分過ぎに佐藤直仁(人4)が自陣のブルーラインからスピード感あふれるドリブルで2人をかわしゴールへ迫りシュート。そのこぼれ球を佐野優(文4)が押し込み同点に追いつく。佐野は左足を大きく蹴り上げ、喜びを表した。

その後、スコアは変動せず同点のまま第1Pを終える。

なんとしても突き放したい第2P。ついに今まで課題になっていた得点力が爆発する。開始1分で関大の強みである連動したパス回しから三浦桔平(人2)がシュート。このリバウンドを佐々木快(情2)が決め勝ち越すと3セット目の赤松貴人(法3)もこれに続きゴールを挙げる。

完全に関大がペースを握るとチームの柱である1セット目の4回生の佐野、佐藤、木下圭(商4)の3人が奮起。4、5点目をこの3人の連携で得点しこのピリオド4得点と完全に試合を決定づけた。

 

最終Pになっても勢いは止まらない。アタッキングゾーンで試合を支配すると今まで得点できずに苦しんだ鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように3得点。特に佐野と佐藤はこのピリオドの得点にすべて絡む活躍を見せた。守備の面でもDF陣が体を張った気迫のプレーを見せ、得点させず。試合は8-1と圧勝し見事関西9連覇を決めた。最優秀選手賞と最多ポイント賞はこの日2得点4アシストを決めた佐野が2年連続で選出された。

関西CUP決勝ではシュート本数50本以上放つも1点しか取れなかったがこの日は56本で8得点。木下も「今まで得点できなかったのでそこはクリアできた」と納得の表情だった。しかし、見据えるのは日本一。大迫コーチからは「(関東を想定した戦いとなると)もっとシンプルに取れるところは取らないといけない」と頬が緩むことはない。また、この試合にアイスホッケーのプロリーグ、東北フリーブレイズに所属し関大OBでもある篠原優平さん(12年度卒)、大宮良さん(14年度卒)が応援に駆けつけた。後輩に向け「1試合、1試合インカレに響くと思って残りの試合を大切にしてほしい」と篠原さん。大宮さんは「小さな積み重ねが大きな舞台で結果として出てくるので日々の練習を真剣に取り組んでほしい」と熱いエールを送った。今年こそは悲願の日本一へ、全国の頂点のみを目指し関大アイスマンは歩み続ける。【文:三木勇人/写真:水野真】

▼大迫コーチ
「スタートからあの形で失点していたら関東上位5校と対戦するときには負担になり簡単には取り返せないので、修正しないといけない。(第2Pからの大量得点は)走りつづけたら点も入るし、勝てる。ただ、関東を想定した戦いとなると、今の点差ではいけない。シンプルにもっと取れるところはとらないと。あと、5点くらい取れた。夏には離脱組が復帰してもすぐには得点力が上がるとは思ってない。夏には関東との戦いでふだんは見えないものが見えてくると思うのでそれを体感して後半戦に臨みたい」

▼木下副将
「最初に先制されてチームの雰囲気は悪くなったが、スピードや足を動かしたプレーでリバウンドから点を取れてよかった。今まで点を取れていなかったので、そこはクリアできたかなと。9連覇できたのは嬉しいがまだ関西なので満足していない。(2得点は)今までゲームキャプテンとしての役割を果たせていなかったのでうれしい。これから、ウエイトや陸トレを行いもう一段上のレベルに行きたい。夏には関東との交流戦があり、今までのスピードが違うホッケーを体感すると思うが戦術、システムで勝てるホッケーを目指していきたい」

▼佐野
「今まで悶々としていたものが今日は発散できた。今までよりはストレスのない展開でゲームを進められて今日は良い試合になったと思う。(得点が上がった要因は)根本的にはいつもと変えてない。ただ、スコアは水物でムラをなくしていかないといけない。苦しい状況でどうするかが大事だと思う。(最優秀選手賞は)素直にうれしい。今まで一戦、一戦積み重ねてきたものが形になってあらわれた。今後は個人的には点を奪ってチームの苦しいゲームをなくせるようにしたい」

▼篠原優平さん
「第1Pは固い印象だったけど第2Pからすごく良くていい試合だったと思う。(後輩たちには)1試合、1試合インカレに響くと思って残りの試合を大切にしてほしい。大学がリンクを持っていて、恵まれた環境なのでどんどんチャレンジしていってほしい」

▼大宮良さん
「最初は固い印象だったが徐々にパスをつないで5人で攻めるシステムが機能した関大らしさが出てきていた。1試合、1試合小さな積み重ねが大きな舞台で結果として出てくるので日々の練習を真剣に取り組んでほしい。ここは環境が素晴らしいので、その環境を生かし、また強い関大をみせてほしい」