【弓道】男子団体ダブル表彰台!

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◇第61回関西学生選手権大会◇6月10、11日◇グリーンアリーナ神戸

【女子団体】
Aチーム(長川、下田、村井)予選敗退
Bチーム(岩本、村田、増田)予選敗退
Cチーム(森田華、近藤、寺地)ベスト8

【男子団体】
Aチーム(澤井、渡邉裕、齋藤、三好、高野)予選敗退
Bチーム(片岡、伊東、満壽、石川、平郡)準優勝
Cチーム(武田、織田、津田、宮﨑、宮坂)3位

【女子個人】 入賞者なし

【男子個人】8位 宮坂大成

昨年はリーグ優勝、そして王座準優勝を果たした女子に対し、男子はリーグ2部降格。対照的な結果ではあるが、男女ともに悔いの残ったシーズンだった。新チームは40人近くの新入生が加わり、今年は部員数100人を超える大所帯で王座優勝と1部復帰を目指す。

関西学生選手権大会は団体戦と個人戦が行われる。団体戦は男女ともに上位16チームが決勝トーナメントに進出でき、女子は森田華帆(経1)、近藤加奈子主将(政策4)、寺地梨香(経4)のCチームが決勝トーナメントに駒を進めた。

1回戦は大前・森田華が2中、落前・近藤と落・寺地が3中を出し、8-6で甲南大Bに勝利。しかし、2回戦は同中競射の末に1本差で敗れ、惜しくもベスト8敗退となった。

男子は片岡樹(社2)、伊東一至(文1)、満壽直毅(法3)、石川智大(社2)、平郡卓(政策4)のBチーム、武田誠(社3)、織田丈一朗(人2)、津田純平(シス理1)、宮﨑航一(シス理3)、宮坂大成(化生3)のCチームが決勝トーナメントに進出した。

Bチームは1回戦から伊東、満壽、石川、平郡が皆中、片岡が3中を出し、いきなり19中を叩き出すと、勢いは衰えることなく準決勝まで勝ち進む。Cチームは11-10で何とか1回戦を突破。2回戦は1回戦で振るわなかった弍的・織田と落・宮坂が立て直し、17中で準決勝に進んだ。

決勝進出を懸けた準決勝は関大対決となった。予選から好調のBチーム、波に乗り始めたCチーム。両チーム一歩も譲らず、勝負は1人一手(2本)の同中競射にもつれ込む。同中競射は1本目終了地点でCチームがリードしていたが、勝負は2本目を全員中てたBチームに1本差で軍配が上がった。「あの試合が一番しんどかった」とBチームの選手は口を揃えたが、Cチームの選手は「楽しかった」と、激闘を対照的に振り返った。

Cチームは3位決定戦で京橘大Cを15-13で破り、3位を獲得。4月のチーム結成時は練習も試合も中らない日々が続き、5月の大阪府選手権大会も予選敗退に終わった。「全員で頑張って1つの結果を残せてうれしかった」(織田)。関西で3位に輝き、戦いを終えた選手の顔には笑顔がこぼれた。

運命の決勝戦は、1、2本目を伊東、満壽、石川、平郡が2本とも中て、1部の近大Aと互角の戦いを繰り広げる。勢いそのままに3本目も詰めたい。しかし、「急いでしまった」(満壽)と3本目は参的・満壽から3連続で抜いてしまい、相手が有利な状況となる。4本目は4人が中て最後まで維持を見せたが、13-15で2本及ばなかった。しかし、「3年間弓道を続けてきて、最後の集大成として準優勝を得られてよかった」と4年生の平郡。優勝は逃してしまったが、準優勝、2チームが表彰台という結果は弓道部男子の復活を証明した。

女子個人は清水千晴(法2)、前野ほのか(法3)、平塚真悠(政策4)、下田美菜子(社4)、寺地が予選を通過。次の日に行われた決勝射詰めは寺地が3本目を通過するも、4本目で敗退し入賞者なしとなった。

男子個人は14人が予選を通過し、6本目に伊東と宮坂の2人が進んだ。6本目からは通常の的より小さい八寸的となり、進出者が一気に絞られる。2人とも6本目で敗退し7~10位決定遠近競射に挑む。決定戦では宮坂が8位に入り、団体戦3位に続いて入賞を果たした。

昨年の今大会は団体戦で男女ともに全チームが予選敗退に終わったが、今年は男子勢が輝かしい成績を残した。選手層の厚さを見せ、1部復帰に期待が懸かる。表彰者なしとなった女子は再びリーグ優勝、王座優勝に向けチームを立て直す。確かな一歩を踏み出した弓道部の時代は、ここから始まる。【文:川﨑恵莉子/写真:小川 空】

▼片岡
「色々上手くいかなかったが、後ろ4人に助けられた。2017年は今のところ試合で結果が出せていないので、今後の選抜大会からリーグ戦はしっかり的中を出して、前半調子悪かった分を後半で取り返せるようにしたい。

▼伊東
「片岡さんの調子が良くないなと思っていたので、自分の1本がチームの勝利に貢献できればと思っていた。僕はあと3年あるが、4年生は今年しかない。今できることを先回しにせず、今を一生懸命戦って結果を残していきたい」

▼満壽
「練習で調子が良かったが、去年は予選敗退だったので不安はあった。でも、1本目が中って、練習と変わらない気持ちでできた。予選で良い的中が出て、2日目のトーナメント1回戦でも19中を出せたことで流れに乗れた。自分自身もすごく楽しんで引くことができた。これからもやることは一緒。どんな場面でも外さないようにということを意識したい。あまり気負いすぎず、焦らず落ち着いて、今後もできたらと思う」

▼石川
「2年生として後輩を支えられるように、チームを不安にさせないように引こうと思って試合に臨んだ。去年は予選敗退で不安はあったが、片岡の調子が悪い中でも全員でカバーし合えたのでよかった。でも、決勝で崩れてしまったことは次への課題。この5人で部や試合を引っ張っていくことになると思う。部の手本になれるように弓道の的中だけでなく、普段の生活面からも引っ張っていけるようにしたい。試合では全部の大会で入賞できるように勝っていきたい」

▼平郡
「最後の関選だったので、力んでしまったり、心が重くなってしまうことがあった。でも、前の4人がしっかり当ててくれたおかげで、準優勝を取れた。弓道を3年間続けてきて、最後の集大成として準優勝を得られてよかった。チームワークがあったからこそ、ここまで来られたと思う。この5人で今後も戦っていくと思うので、5人で日本一を取りたい。自分は4年生なので、後輩たちにいい夢を見させてあげられるように頑張っていきたい」

▼武田
「決勝トーナメントの1回戦は11中だったが、それ以外の立では平均15中を出せて安定していた。自分は大前で中てないといけないポジションだったが、1本目を詰められなかった立が半分以上あったのは課題。準決勝の一手競射の場面では全部詰められたので、そこは良かった。次のインカレまで期間がある。けがをしていて今は矢数をかけられていないので、そこを調整しつつ、インカレに照準を合わせてやっていきたい。調子を上げていって、リーグ戦に臨めたらと思う」

▼織田
「チーム全員で助け合えたので、良い結果につながった。ひじのけがを抱えながらの出場で不安はあったが、最後はけがを忘れるくらい集中できた。入賞できたことは本当にうれしかった。これから夏から秋にかけて選手として活躍できる力をつけていきたい」

▼津田
「初めての関選で3位に入れてうれしかった。練習試合などでは、あと少しのところで勝てないことが多かった。個人としては最後の立で3本を抜いてしまい、どこに矢が飛んだか分からず自分なりに射を変えて引いたが、4本目も抜いてしまった。(今後は)常にチャレンジ精神を持って、先輩についていきたい。中らない時と中る時の波をなくして、いつでも中る選手になりたいと思う」

▼宮﨑
「団体戦に出場するのが初めてだったので、3位に入れてうれしい。全試合通して3中を切らなかったのでよかった。でも、準決勝の同中競射で自分が当てたら同中になるなと思っていたが、そこで抜いてしまったのはダメだったと思う。リーグ戦では絶対に負けたくない。これからは1本も抜かない選手、全部中てられる選手になりたい」

▼宮坂
「Cチームは練習であまり良い結果が出なくて、関選で3位を獲れたのは素直にうれしい。個人的には立ち上がりが悪くて2回戦以降は持ち直せたが、Bチームとの準決勝は自分が中てていたら勝てたかもしれなかった。重要な場面で中てられないのは課題。メンタルや射など改善できるところがまだまだあるので、そこを改善しつつ、しっかり中てられるように頑張っていきたい」