【拳法】上垣内が2連覇、6選手が3位以内の好成績!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇第18回西日本学生個人選手権大会◇6月11日◇吹田市洗心館◇

【男子参段以上の部】
上垣内 優勝
赤堀 準優勝
【男子初段の部】
澤井 3位
【男子段外の部】
安田 準優勝
【女子弐段以上の部】
山原 準優勝
【女子初段・1級の部】
唐澤 準優勝

男子は総合関関戦前哨戦で接戦の末に勝利、女子は西日本団体の連覇記録を伸ばし続けている関大。今大会は団体戦とは打って変わり、個の力が試される上半期最大の戦いだ。昨年は上垣内一成(商3)が優勝し、2連覇にも期待がかかる。多くの選手が表彰台に上がり、1週間後に迫る大学選抜選手権大会に向け、チームを勢いづけたい。

最初に行われた男子段外の部には、関大から3選手が出場。安田勝(政策3)が準決勝までの勝ち上がると、準決勝でも胴突きの2本勝ちで勝利。決勝では押さえ込み面突きを決められ敗戦となったが、自身初の表彰台に上がった。「次は2段を目指しつつ、技のレパートリーを増やしていきたい」と、次なる成長を誓う。

▲安田

澤井健斗(文4)と谷本悠馬(社2)が男子初段の部で健闘し勝ち進むも、共に準決勝で敗れ、3位決定戦に回った。関大対決となり、先に1本をあげたのは谷本。だが、先輩の意地を見せつけた澤井が、胴膝と面突きで2本を返し3位を決めた。男子弐段の部では茂木奨吾(人4)、伊藤雅崇(政策2)が4回戦に臨んだ。共に同大との対決となり、試合は延長戦までもつれ込む。茂木は胴蹴りを食らい、伊藤も判定負けで準決勝進出とはならなかった。

▲澤井

▲谷本

▲伊藤

▲茂木

2連覇を狙う上垣内と、赤堀峻主将(商4)が登場したのは、最もレベルの高い男子参段以上の部だ。互いに順調に勝ち上がり、準決勝へ。「豊岡浩平(関学大)は高校が一緒でライバル視していた」という赤堀の試合は延長戦まで及んだが、なんとか面突きで勝利をつかんだ。上垣内も貫禄の強さで駒を進め、関大対決の決勝戦を迎える。両選手が口を揃えて「苦しめられた」と振り返る優勝争い。お互いの手の内を知っているためか、なかなか技が決まらず延長戦に突入した。関大の応援も熱を増す。最後は隙をついた上垣内が面突きで制し2度目の優勝を決めた。準優勝となった赤堀は「2連覇を阻止したかった」と、悔しさをこぼすも、「1位と2位につけたことでチーム全体の士気は高められた」と語った。

▲上垣内

▲赤堀

一方、女子初段・1級の部では、藤原翼(法3)、大西純夏(商2)、寺本南椎(文2)が3回戦までに敗北。残すは1年生の唐澤志保(文1)のみ。難なく決勝を迎えるが、決勝では無念の2本負け。「優勝したかった」とこぼす唐澤だが、まだ慣れない大学生の試合で見事準優勝を飾った。


▲唐澤

また、女子弐段以上の部ではさらに熱戦が繰り広げられた。坂東マリア女子主将(社4)と山原千歩(法3)が準決勝で激突。意地のぶつかりあう試合が続き、最終的に延長戦で山原が1本をもぎ取った。坂東は3位決定戦でも全日本個人2位の実力を持つ岡崎慧(立命大)に試合終了間際に決められ1本負け。悔しくも表彰台に上がれず、学生最後の西日本個人を終えた。坂東を破り、決勝に臨んだ山原の相手はモーリスはなこ(同大)。相打ちで両者1本ずつの旗が上がるなど互角の戦いが続き、延長戦へ。延長開始から5分以上が経ち、体力の限界が近づいてくる。最後は隙を狙った胴突きを決められ、準優勝となった。

▲山原

▲坂東

個々の奮闘により、6選手が3位以内という好成績を収めた今大会。「団体戦は団体戦の戦い方があるのでこの1週間でシフトチェンジしていきたい」と、赤堀主将はすでに来週の選抜大会を見据えている。選手一人一人の成長した強さが、関大拳法部の飛躍へと導いていく。【文:西井奈帆/写真:三木勇人、小川 空】

▼赤堀主将
「先週の府民大会で振るわなくて総合選手権の出場権が得られなかったので、今日の大会でベスト3に入って出場権をつかもうと思っていた。決勝の相手が上垣内で、日々の練習で手の内も知ってるし、苦手とするタイプの選手なので苦しめられた。2連覇を阻止したかったけど、お互いベストを尽くせた試合になった。準決勝の豊岡は高校が一緒でライバル視していた。過去に負けたり引き分けだったりしていたけど、自分が理想とする形で勝ててよかったと思う。主将として結果を残したいと思っていた。特に男子は西日本団体で不甲斐ない結果だったので、今日は個人戦ではあったけど1位と2位につけたことでチーム全体の士気は高められたと思う。各々が個人で良い成績を残せてきているので、来週の選抜大会も団体に期待できる。団体戦は団体戦の戦い方があるのでこの1週間でシフトチェンジしていきたい」
▼上垣内
「昨年の総合選手権以降良い成績を残せずにいて、上半期で一番大きい大会が今大会になるので、絶対2連覇するという気持ちで挑んだ。決勝の赤堀との試合は、手の内を知っている分、やりにくかった。攻防している中で、いろんな状況になるけど、その時に相手の動きを見極めてできたのが決め手になったと思う。赤堀は寝技が得意なので、いかに自分の得意な立ち技に持っていけるかが重要で、それができてよかった。個人戦より、団体戦で出た時の結果があまり良くないので、今回2連覇したことに自信を持って、関大の勝利に貢献したい」
▼山原
「1回戦の谷は今まで勝ったことのない相手だったので、勝ちたかった。今まで蹴りでとられていたのでそうならないように気を付けて、それができてたのが良かった。準決勝の先輩の坂東さんとは府民大会の決勝でも11分の熱戦だったので、試合が長くならないよう立ちで取ろうと意識した。決勝は岡本が上がってくると思っていたので、モーリスへの特別な意識はなかった。決勝での敗因は技術的な面や集中力もそうだが特にスタミナ不足が目立った。(今後の目標は)9月に全日本総合選手権があるので、今年こそは優勝したい」
▼安田
「目の前の試合を1つずつ勝つことと、自分から攻めることを意識して臨んだ。(今日の結果は)多くの試合を勝ち抜けたし十分良かった。(今後の目標は)これで初段を取れたので、次は2段を目指しつつ、技のレパートリーを増やしていきたい」
▼唐澤
「緊張した。優勝したかった。準優勝という結果は、半分悔しくて半分嬉しい。今日の試合では、大学の試合の雰囲気に慣れるよう頑張ろうと思っていた。試合中は攻めきることを意識していた。自分は組み技が得意だが、久しぶりに関節技で決められてよかった。今後の課題は、負けた技を克服して次にその技で負けないこと」