【漕艇】女子が健闘!決勝進出決める!

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◇第2回西日本選手権大会1日目◇6月10日◇大阪府立漕艇センター◇

午前の部
【男子エイト】
4着 6:38.7
【男子舵手つきフォア】
2着 7:36.2
【女子ダブルスカル】
1着 8:02.9
【女子シングルスカル】
2着 林 9:45.8
【女子シングルスカル】
5着 天野 10:00.1
【女子シングルスカル】
2着 山本昌 9:34.1
【女子シングルスカル】
1着 山本千 9:38.3
【女子シングルスカル】
5着 甲田  9;50.4

午後の部
【男子エイト】
1着 6:24.4→順位決定戦
【男子舵手つきフォア】
2着 7:10.9→順位決定戦
【女子ダブルスカル】
1着 7:53.0→決勝戦
【女子シングルスカル】
2着 山本昌 8:53.9→決勝戦
【女子シングルスカル】
2着 林   9:03.1→順位決定戦
【女子シングルスカル】
3着 山本千 9:05.1→決勝戦
【女子シングルスカル】
5着 甲田  9:17.1→順位決定戦
【女子シングルスカル】
3着 天野  9:24.1→順位決定戦

見据える関西選手権まであと3週間を切ったところで迎えた西日本選手権。総合関関戦ではまさかの敗北で涙を飲んだが、この大会で流れを変え、関西選手権へ大きく弾みをつけたいところだ。

この大会は、朝日レガッタなどの他の大会と違い、いわゆるタイムトライアル形式で行われる。2000メートルのコースを午前の部と午後の部で2本のレースを行い、そのタイムを合計・平均した結果で決勝進出が決まる。

まず、初めに行われたのは男子エイト。レース序盤は先頭から2,3番目の順位を争った。だが、中盤に差し掛かろうとする時点から隣の4レーンの神大Aが追い上げ、3,4番目まで下がってしまい、結果は悔しくも5位。しかし、「1本目は立ち上がりで前に出ることができた」と川添司樹(=かずき 情4)主将はこのレースを評する。決勝への望みは午後の部に託された。

続いて行われたのは男子舵手つきフォア。「今回は実力を出すことができた」とリーダーの笠原拓哉(シス理4)が振り返るように、途中で舵が効かなくなるアクシデントに見舞われたが、取り乱すことなく落ち着いた漕ぎを見せた。岡大「六花」には、離されたものの3着の大工大Le Cielと18秒の大差をつけ、2着でレースを終える。

女子ダブルスカルには染矢希実(政策4)と森千聖(外3)が艇を漕ぐ。「1本目の立ち上がりから前に出ることができていい感じだった」と染矢が話すように、スタートから先頭を走り、堂々と1着でゴールを切り、幸先の良い滑り出しとなった。

その後は、女子シングルスカルのレースが行われ、甲田侑希(商4)、林奈々(社4)、天野優希(社4)、山本昌奈(文3)、山本千咲(文2)が出場。中でも、山本千は先頭争いを制し、1着という結果で存在感を放った。そして、林は2着、山本昌が3着でチーム内の同種目に出た選手の中で最速のタイムを叩き出し、午前の部のレースを締めくくった。

ミーティングにも力が入り、迎えた午後の部。決勝進出への最後のチャンスだ。

いよいよ始まった男子エイトの2レース目。部員の応援にも力が入った「みんなで(決勝に)上がるぞという気持ちを合わせて臨んだ」と川添。立ち上がりは午前の部に引き続き、
順調にクリア。そして、先頭を奪いレースは中盤に差し掛かった。ただ、この試合はタイムアタック形式。いかに早く漕ぐかが、勝敗のかぎとなる。結果的には決勝戦に進むことはできなかったものの、1着でゴールし4着からの急浮上に成功するなど、ガッツが光った。そして、タイムも14秒縮める。

続く男子舵手つきフォアも健闘を見せた。惜しくも1着にはなれなかったものの、先頭の関学大を2秒差まで追い詰める。「以前関学大に大差で負けたけれども、今回は競ることができた」と笠原はレースをこう振り返る。決勝進出には届かなかったものの、26秒のもタイムを埋めた。

なかなか決勝戦に駒を進めることができない状態が続くが、女子勢がその状態を断ち切った。女子ダブルスカルでは、レース中盤にさしかかった時点で、先頭集団の争いにもつれこんだ。しかし、最終的にそれを制したのは関大。2着の神大Aとは2秒差まで接近されるものの、トップを譲ることはなかった。そして、午前の部と同じく1着をキープするだけでなく、さらに9秒短縮した。また、女子シングルスカルでは、山本昌が40秒以上、山本千もまた秒ものタイムを縮め、決勝進出をつかみ大会1日目を終えた。

大会1日目は女子の活躍が目立ち、3つのレースで決勝進出を決めた。実際に、現時点で女子ダブルスカルは1位で通過し、優勝も射程圏内に入っている。しかし、勝ち進むことはできなかったが男子も負けてはいない。タイムを大幅に縮めることができ、それに朝日レガッタで課題となった立ち上がりにも成功した。明日、勝ち進んだ選手には決勝戦、そうではない選手にも順位決定戦が待っている。各々がベストを尽くし、より上位を目指す。
【文/写真:柴村直宏】

▼川添主将
「しんどい1日だったと思う。そこまで2000メートルのコースで練習をしてきていなかったし、ほぼぶっつけ本番の状態だった。組み合わせもあるが、1レース目はとにかく頑張ろうという意識だった。2レース目は、みんなで(決勝に)上がるぞという気持ちを合わせて臨んだ。この大会は午前と午後の2本のレースのタイムを合計、平均して順位が決まるので、良いタイムを狙わないといけない。1レース目は総合7位、2レース目で総合8位だった。決勝に上がるためには2秒早くしないといけなかった。明日は、順位決定戦だが、関学大も出場する。総合関関戦の借りを返すためにも、絶対に勝つ。今回の西日本選手権大会には次の関西選手権大会を見据え、練習の一環として出場した。今回はスタートがすごくよかった。特に1本目は立ち上がりで前に出ることができた。現段階で1位の同大とほぼ差がなかったと思う。これを関西選手権で生かしたいし、逆に1ストロークをもっと大きくしたり、ハイレートに対応しきれていないなど改善するべき部分もあるので、改善していきたい。また、関西選手権と同じ会場でレースできることも大きいと思う」

▼笠原
「最近は調子があまりよくなかった。今回は実力を出すことができたと思う。1本目は途中で舵がきかなくなるハプニングがあったけれど、大きく崩すことはなかった。2本目は以前関学大に大差で負けたけれども、今回は競ることができた。決勝には進むことはできなかったが、関西選手権までにはつくりあげたい。課題としては、最後のスパートでレートをあげられるようにすること。それと、スタートで他行よりすっと前に出れるようにしたい」
▼染矢
「今までほかのクルーに並ぶことができず、1本目の立ち上がりから前に出ることができていい感じだった。最後の方は苦しかったけど、近いクルーと並ぶことができ、周りを振り切って落ち着いて漕ぐことができた。途中漕ぎが乱れてしまったので、もっと技術的にも精神的にも、もっと余裕を持って楽に漕げるようにしたい。明日は他のクルーもスタートで飛ばしてくると思うし、自分たちも、もし抜かれてしまっても落ち着いて自分たちの漕ぎを貫きたい」