【準硬式野球】延長11回の末勝利!全国決める!

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◇平成29年度関西地区大学トーナメント大会第5代表決定戦対滋賀大教育学部◇6月3日◇ベイコム野球場◇

滋 教 100 000 010 10=3
関 大 100 000 100 11=4

(滋)福絛-小川
(関)小川、横谷、平井-瀧上

全日本選手権大会に進むためにも負けられない戦いとなった今試合。延長11回の末、2年ぶりに全日への出場が決まった瞬間、選手は歓喜に沸いた。

1回。先発の小川遼也(政策4)は、滋賀大教育学部の先頭打者に出塁を許してしまう。さらに、3番打者から左前打を浴び簡単に先制点を奪われた。しかし、その裏。1死一塁から3番・村松健太郎(法3)の左中間二塁打で、すぐさま同点に並んだ。


▲村松

その後しばらくスコアに動きがないまま、迎えた5回。相手に連打を浴び、1死満塁のピンチに見舞われる。だが、ここは小川がエースの風格を見せ、「三振を取れたことは大きかった」と無失点で乗り越えた。


▲小川

すると7回、関大にようやくチャンスが巡ってくる。8番・小川が中前打で出塁すると、9番・蔵田章一朗(経4)の犠打で1死二塁。そして、神足京平(法3)に代わり1番に藤原敏行(法4)が打席に入る。暴投によって小川が三塁へ進むと、その後藤原の犠飛でリードに成功。だが、8回には同点に並ばれてしまい、試合は延長戦に突入する。


▲小川


▲蔵田


▲藤原

延長10回、滋賀大教育学部に1点を献上し、小川が無念の降板。横谷侑亮(経4)がマウンドに上がった。なおも1死満塁のピンチだったが、横谷の緩球が相手を惑わした。打球はセカンド正面、さらに飛び出していた一塁走者もアウトにし、ダブルプレーで攻守交替となった。


▲横谷

その裏の攻撃では、4番・前田航平(環都2)の右越三塁打と5番・白石幸太郎(商3)の中前適時二塁打で相手に食らいつき、この回を終えた。


▲前田


▲白石

全国への望みが託された11回。3番手・平井巽(法2)が滋賀大教育学部を無失点で抑えると、関大の攻撃が始まる。9回裏の守備から出場していた笹峰竜也(情4)の右前打、2番・川村滉介(文4)のフォアボール、村松の右前打で1死満塁のビックチャンス。そして、打席に立った前田の放った遊ゴロを、相手の遊撃手が素早く処理できずに試合終了。全国行きが決まった瞬間、会場は歓喜の渦に包まれた。


▲平井


▲笹峰


▲川村


▲前田

「うれしい。やっと(全日を)決められた」と川村は安堵する。延長11回の激闘の末、2年ぶりとなる全日本選手権への切符を3度目の正直でつかみ取った。また、「小川がやっぱりゲームを作ってくれた」と三浦達也監督が称賛するように、相手打線を着実にねじ伏せるピッチングが勝利に大きく貢献した。次なる舞台、全日本選手権は8月。そこに向け、関大準硬はさらなるレベルアップを図る。【文:柴村直宏/写真:谷 風花】

▼三浦達也監督
「小川がやっぱりゲームを作ってくれた。ピッチャーをいつも7、8人ベンチに入れていたのを、ストレートが入るかどうかを基準に人数を絞った。小川に対する期待と同時に、本人にはプレッシャーがあったと思う。要所要所で抑えてくれて、10回途中まで投げてくれたのは大きかった。最後に勝利できたからいいが、課題はいっぱいある。今は小川に頼りっぱなしのチームになってしまっている。13安打で4点、打線もつながっていない。得点力不足は克服していかないといけない。どんな相手にも接戦しかできずに、ピッチャーを楽にできない。展開としてしんどいし、関大有利に進めることが出来ていないところも課題。今日は盗塁を意識させていた。リーグや関西選手権ではできていなかったことをできたのは、チームとして成長できたところ。打って守るだけが野球じゃない。走ってかき回すのも必要だし、そういうことができないと全日では勝ちあがれない。走って、打って、守ってをどこまでレベルを上げられるか。2カ月間、全日で勝ちあげるためのチーム作りをやっていく」

▼川村主将
「うれしい。やっと(全日を)決めれた。ベンチからの声援、スタンドからの応援があって最後勝ち切れたと思う。本当に小川には助けられてばっかりで、今日も後ろで見ていてすごいなと思ってしまった。エースの自覚があるし、最後はバテていたように見えたけどよく投げてくれた。打ってはいるけど点が入らない。今日はできるだけ動ける選手を入れて、打順も変えた。もうちょっと点は取れたはず。(盗塁は)試合前に指導していただいた。相手のキャッチャーの肩が弱いのはしっていたし、走ろうと。練習の成果が出たし、いつもと違う攻撃の仕方が試せたと思う。(全日も)全員で戦うという意識は変わらない。練習では1年生が入るから、互いに刺激しあって。4年生もメンバーに入るとは限らないという気持ちで、がんばりたい。全員での競争にも期待したい」

▼小川
「勝ってよかった。今回の試合を点数にするならば、100点中80点。理由は、9回まで投げ切って普通に勝てたらよかったけど、逆転されてしまったから。終盤にコントロールがわるくなってしまうことが今回の課題。良かったこととしては、満塁のピンチが何回かあった中でも頑張れたこと。投げてて、5回のピンチの時に三振を取ることができたのは大きい。チームとしては最後、落ち着いていたし逆転できたしいい雰囲気だった。全日に向けては、反省することもまだまだ多いけど、今日みたいな粘りで頑張りたい」

▼村松
「どうしても勝ちたかった。どんな形にしろ、勝ててよかった。今回の試合に点数をつけるなら、60点。初めの方にエラーをしてしまい、先制されてしまったので。けど、エラーした後にタイムリーを打ててよかった。また、ピンチの時には周りに声をかけられることで、冷静に判断することができた。あとは小川さんの気持ちのこもった投球も勝てた要因として大きかった。全日では、勝つことが何よりも大事になってくると思う。自分は打撃に関して期待されていると思うので、自分の打席ではヒットを量産していきたい」

▼前田
「小川さんが耐えてくれたと思う。序盤は、こちらは打てなくて、向こうの方がチャンスに恵まれていた。1点勝ち越したら、すぐに1点を勝ち越されるという状態だった。延長10回ではエラーをしてしまい、これで負けたら自分のせいだと思ったが、横谷さんが抑えてくれたおかげで、巻き返すチャンスがあって勝つことができてうれしかった。今日良かったこととしては、1,2,3打席目は相手に対応することができなかったけど、4打席目では工夫しながら打つことができたこと。チームとしては、打席の後ろの方に立つということで統一していたけど、自分は前の方に立った。反対に今回の課題は守備、リーグ戦ではベストナインに選ばれたが、他大を含めた中でも一番エラーが多かった。だから、守備を強化していきたい。全日ではレベルが確実に上がるだろうし、しんどい試合も続くと思う。先輩に頼りつつ、自分もエラーをせず点を挙げることで自分の役割を果たしたい」