【サッカー】首位阪南大に完封勝利

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◇第95回関西学生リーグ前期第9節対阪南大◇6月3日◇三木総合防災公園第2競技場◇

【前  半】関大 1-0 阪南大
【後  半】関大 0-0 阪南大
【試合終了】関大 1-0 阪南大

前節、関学大に0-4と大敗を喫した関大。順位も関学大にかわされ4位へと転落し、上位進出へはもう負けが許されない。今節の相手は、リーグ最多の24得点をマークし首位を走る阪南大だ。今季いまだ負けなしの強敵を相手に、関大の真価が問われる。

関大ボールでキックオフしたこの一戦。上位対決にふさわしい緊迫した攻防が前半から繰り広げられる。互いに激しいチェックで体をぶつけ合い、セカンドボールの集散も早い。関大はFW竹下玲王主将(社4)が最終ラインに戻る気迫を見せるなど、チーム全員が気持ちの込もったプレーで阪南大の決定機を封じた。

すると、両者得点が無い中迎えた前半終了間際、関大が一瞬のチャンスをものにする。激しいプレッシャーでボール奪取に成功すると、素早くカウンターを展開。右サイドで起点を作り、縦パスが通ると、MF藤村洋太(商4)から竹下へとボールが渡る。竹下が相手DFのマークを引き付け、ボックス付近でフリーになっていたFW加賀山泰毅(人3)にラストパス。加賀山はGKの位置を冷静に確かめ、左足を一閃。抑えの利いたシュートは見事にファーサイドのネットに突き刺さった。45分に貴重な先取点を奪い、前半が終了した。


▲MF藤村


▲FW竹下


▲FW加賀山

後半に入っても、関大の体を張った守備が機能する。前線の選手がしっかりとチェイスに走れば、MF森主麗司(文3)、MF塩谷仁(人3)らも献身的なカバーリングで阪南大の攻撃の芽を摘む。試合終了が近づくにつれ、圧力をかけてくる相手にはDF鯉沼晃(商4)、DF荒木隼人(商3)両CBが対人の強さで空中戦を制し冷静に対処。


▲DF荒木


▲DF鯉沼

阪南大も果敢にゴールを狙うが、「体張って最後まで足を出してくれていたのでシュートコースも読めた」と、GK白澤慶志郎(経4)が立ちはだかる。阪南大は、最後まで攻勢を強めたが、関大がしのぎ切り1-0で試合終了のホイッスルを聞いた。


▲GK白澤

前節の4失点から一転。完封で昨年の王者に今季初めて土をつけた関大。ディフェンスラインを統率する鯉沼は「相手の攻撃は関西で1番だと思うので、0に抑えられたのは自信になる」と、力強く語った。次節は、阪南大に代わって首位に立ったびわこ大との対戦が待ち受ける。「球際で勝っていけばそう簡単には負けない」(竹下主将)。再び上昇気流に乗り始めた紫紺の戦士。もうこの勢いは誰にも止めることができない。【文:嶋健太朗/写真:西井奈帆】

▼前田監督
「前節から練習の雰囲気は変わった。阪南大のキーマンの選手を行かせないことなど重点的に練習してそれが濃く出た試合になった。スーパーゴールだけど加賀山なら打てるシュートだったので良かった。GK白澤に行くまでによく守れていた。ペナルティエリアの中であまりビックチャンスにならなかったのでそこはよくDF陣が粘ってくれたと思う。次節のびわこ大も前の選手の迫力があるので、一対一の場面で剥がされないようにしていく」

▼竹下主将
「前節、関学に0-4で屈辱的な負け方をして全員気合が入っていた。入りがよくて球際でボールを収められた。阪南は攻撃力のあるチームなので0に抑えられたのは自信になる。関学の時は球際でやられていたが、関大の本来の守備が戻ってきた。両CBは本当に信頼できる。競り合いのところで勝ってくれていた。この1週間は開き直って敗戦を胸に真向きにやってきた。攻撃陣はパスの精度を上げていかないといけない。今日のようにチャンスはあってもラストのところで奪われていたら全国では勝てない。(びわこ大戦も)球際で勝っていけばそう簡単には負けない。今日みたいに粘り強く取り組んでいきたい」

▼白澤
「みんなが粘り強く守ってくれて、相手も嫌がっていたのが無失点につながった。体張って最後まで足を出してくれていたのでシュートコースも読めた。FWも含めて全員が守備意識を高くやってくれて、しっかりと前線からチェイスに行けていた。攻撃は取ってから早くという部分はできていたが、最後のパスのところでもうひと工夫が必要だと思う。この1週間は特別なことはせずに一歩でも寄せることを意識してきた。(びわこ大戦に向けても)今週と同じように自分たちを見つめて、ここから体大戦まで連勝して前期首位で終えたい」

▼鯉沼
「相手の攻撃は関西で1番だと思うので、0に抑えられたのは自信になる。チームとしても自分たちの特徴をしっかりと意識して常に試合で出せたと思う。この1週間は切り替えが大事だと感じた。勝つために原点回帰してひたむきに戦うことを意識してきた。(ライン統率については)基本的には自分が一番上なのでやるようにしているが、荒木ともお互いに確認して支え合っている。阪南大の攻撃は迫力を感じたが、しっかりと体を張れた。上位との対戦は絶対に負けられない。勝って上位に行けるようしたい」

▼加賀山
「前節の結果を受け止めて次節阪南大戦で勝ち点をとってリーグ上位進出につなげていこうと思っていた。厳しい練習をしていく中で強度も上がったし、チーム全体の意識も向上した。(自身の得点に関して)カウンターで縦パス2本入って、竹下がパスを送ってくれた。フリーだったのでコントロールさえできれば、ゴールは決まると思っていた。上位と戦っていく上でいかに点を取るかでFWの価値も決まってくると思う。1位相手に点を取れたのも大きいし、何よりもチームとして勝てたのが大きい。攻撃の部分でカウンターでしかチャンスを生み出せなかったのはまだまだ課題。次節びわこ大も今年かなり好調で難しい相手ということはわかっている。でも、この阪南大戦での勝ちを勢いに変えて次節も勝利したい」

▼荒木
「前節後から、一つ一つの球際や疲れた中でも走って戻すなど原点に返った練習をした。いつも以上にDFラインも声を出せていたし、チーム全体として相手のやりたいことをやらせないようにできた。白澤とも開幕当初は裏のボールをどうするかなどうまくいかないこともあったけど、少しずつ良くなってきたと思う。失点なく試合を終えられたのが今日の良かったところ。まだまだチャンスも作られているので、リーダーシップを取っていかないといけない。苦しい時にまだまだ自分がリーダーとしてやれていないので、もっと存在感を出してきたい。次節も今日みたいに失点0で後ろから抑えて、セットプレーから点も取れたらいい。でも、まずはディフェンスを徹底していきたい」