【バドミントン】関関戦敗北も接戦演じる

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◇第40回総合関関戦前哨戦◇5月27日◇関西学院大学総合体育館◇

[男子]関大0-5関学大
S1 山﨑 0(15-21、10-21)2
S2 中村 0(18-21、17-21)2
D1 中嶋・田中 1(21-17、17-21、14-21)2
D2 山﨑・中村 0(15-21、8-21)2
S3 中嶋 0(17-21、15-21)2

[女子]関大0-5関学大
S1 岡村 1(21-14、10-21、14-21)2
S2 竹岡 1(21-18、9-21、15-21)2
D1 山田・中野 0(22-24、13-21)2
D2 中屋・楮 1(12-21、21-7、4-21)2
S3 山田 0(8-21、13-21)2

[総合成績]関大0-2関学大

40回目を迎えた今大会。結果は悔しくも完敗で幕を閉じた。しかし、「試合の中身は決して完敗ではなかった」と小國俊之監督が振り返るように、接戦を展開する試合も見られた。

男子第1シングルスには、山﨑陸(情4)が出場。ラリーで相手と粘るが、なかなか点を奪いきることができず敗北した。「ミスの数が相手より多かった」と山﨑は悔しさを滲ませる。同時に隣のコートで奮闘していたのは第2シングルス・中村勇毅(政策2)。関学大に対し、力強いスマッシュで食らいつき、右サイドへのショットで相手を翻ろうする。結果として勝ち切ることはできなかったが、第2ゲームでは3点差まで相手に詰め寄る善戦を繰り広げた。


▲山﨑


▲中村

勝利数0で迎えた第1ダブルス。出場した中嶋遼(人2)・田中大祐(安全2)が格上相手を追い詰めた。ラリーでの我慢比べを制し、相手のミスを誘い第1ゲームをもぎ取る。続く第2、3ゲームは献上するも、男子のゲームでは初のゲームカウントを取り、爪あとを残した。続く山﨑・中村組の第2ダブルスでは、中村が相手コートに鋭いスマッシュを打ち込み続けるが敗戦。ダブルスでも勝利をつかむことはできなかったが、要所でのプレーが光った。


▲中嶋・田中


▲山﨑

いよいよ始まった最後の第3シングルス。この時すでに、女子の試合結果から関大の関関戦勝利の可能性は消滅したが、どうにか勝ちたい1戦だ。第1ゲームは相手に必死に追いつこうと、粘りを見せ点差を縮める。だが、相手の体勢を崩すことはできず、結果は黒星となった。


▲中嶋

男子と同時並行で行われていた女子の試合。シングルスの2人は、難敵にもファイナルゲームまで持ち込ませる接戦を演じた。中でも、岡村真夢(政策4)はコートを縦横無尽に駆け回り、必死にシャトルを返し続ける。ゲームが進むにつれ相手にペースを握られたものの、簡単に流れは引き渡さなかった。また、竹岡瑞希(人3)は1点を争う第1ゲームを奪い勢いに乗りたかったが、第2ゲームでは大差をつけられる。要所で的確なショットを見せるも、最終ゲームのわずかな差で敗戦となった。


▲岡村


▲竹岡

続いてダブルスの2組が登場。山田千晴(商3)・中野愛梨(人3)は最初のゲームでデュースとしたゲームを取り切れない。随所に息の合ったペアワークを見せたが、相手ペースの展開を断ち切ることが出来ずにストレート負けを喫した。第2ダブルスの中屋瑞希(人4)・楮(こうぞ)萌(人1)組は、第1ゲームを失った直後のゲーム。ラリー戦も勝ち切り、スマッシュも面白いように決まる。7失点しか許さない圧倒的な強さで、勝負を最終ゲームまで持ち込んだ。しかし、「苦しい時に点を献上してしまう」(中屋)。連続失点から立て直すことが出来ずに、大差で負けてしまった。


▲山田・中野


▲中屋・楮

最後のシングルスで一矢報いたい関大。ダブルスに続き山田が出場した。だが、要所でミスを連発したことが響き、ストレートで敗戦。これが男女合わせた最後の試合となり、誰もポイントを取れない完封負けという結果となってしまった。


▲山田

伝統の一戦で敗戦してしまったものの、ただ悲観する選手はいなかった。「今回の経験を次に活かしたい」(岡村)。すぐそこに控えている個人戦で、目標としている全員インカレ出場を達成するためにも、意味のある関関戦となったに違いない。【文/写真:谷 風花、柴村直弘】

▼小國監督
「今日1日の結果として完敗だったが、選手の層の厚さを考慮すると、試合の中身は決して完敗ではなかった。かなり接戦した試合もあったし、関学大は若干選手の層が厚いが、関大の選手も個々の力を発揮していたと思う。次につながる大会だったと思う。男女ともにダブルスでチームワークを意識していい試合をしていた。関学大は格上だけど勝ちたいという思いがこちらにも伝わってきた。反対に、シングルスは力の差が出てしまった。最終的にフットワークで差が出てしまい、ファイナルで勝ち切れていないなという印象を受けた。しかし、岡村が本当によく頑張っていた。フットワークと集中力が特によかったし、あっさり負けるということではなかった。そして、これからの課題としてはSF(スポーツフロンティア入試)で入ってくる選手が少ないということもあるが、関大の選手の層はあまり厚くないということ。層が薄い分、個々の力が発揮できるようにみんなで頑張ろうという意識で、一体感をだしていきたい。これから関大は強くなると思う。今秋には男子も1部昇格し、来年からは男女ともに1部で戦いたい」

▼山﨑主将
「今日は競る試合もあった。そこを最後までポイントを取り切るどうかが勝敗にかかってくると思う。試合ではラリーが続きているときに、落としてしまう場面があった。実際に僕の試合でも自身のミスが多く、逆に相手のミスが少なかった。ミスの数が結果につながってしまったと思う。ラリーが続いたときに、簡単なミスが目立った。最初は関大が攻めていたが、相手が戦術を変えてきて最後は攻めさせてくれなかった。しかし、チームとしてはダブルスで一緒に組んだ中村を始め自分のペースで良い調子になってきたと思う。選手層があまり厚くないというのはあるけど、それは言い訳に過ぎないと思う。どれだけ試合において全日本選手権(インカレ)に出たいという気持ちを持って臨むことが大切。意識を高くし、レベルも挙げていきたい。関西選手権は個人戦になるがインカレに全員が出れるようにしたい」

▼岡村
「1ゲーム目は取れたけど、2・3ゲーム目で落としてしまった。1ゲーム目は自分の思うような攻撃ができた。相手のスピードが速いということはわかっていたので、スマッシュやカットで後ろから打たれないようにしていた。2ゲーム目は相手のスピードが上がり、自分は反対に失速してまった。ラリーでは粘ってミスしないようにしないといけない。まずはしっかりつないで相手の隙を狙いたい。リーグでは関学大は格上になるが、そんなに差はないと思う。チーム全体を見てみるとファイナルに入っていたところも多かった。競った時にとれないのだと思う。もうちょっと勝ち切るような試合をするためにも、今回の経験を次に活かしたい。また、普段からフットワークが校内では調子がいいけど、他校にはもっとできる人がいるし、劣らないようにしたい。また球のレパートリーも増やし、相手の足を止めるようなプレーを目指す」

▼中屋
「自分もファイナルまで突入して、勝てたかもしれない試合を落としてしまった。1ラリーずつ取り上げて見てみると関学大とは大差がないように思う。気持ちの面でもあると思うし、練習で意識を変えたい。苦しい時に点を献上してしまうことがあったので、相手の波に飲み込まれないようにコンデションがあまり良くないときも時間をかけて点を奪っていきたい。今回は自分の得意とするショットでも相手に狙われていて、いつもなら対応できる球にも対応できていなかった。打ちたい球と打たないといけない球をしっかり区別したい。決め切れないこともあったので、パワーをつけてスマッシュのスピードを向上させていき、コースもしっかりと定めていけるようにしたい」