【柔道】小寺の一本!関大粘り勝ち

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◇第40回総合関関戦前哨戦◇5月27日◇関西学院大学総合体育館柔道場◇

[5人制]関大5―0関学大(※関関戦の勝敗には含まない)
先鋒 石川 優勢勝ち
次鋒 門阪 一本勝ち
中堅 南雲 一本勝ち
副将 日光 一本勝ち
大将 山本 優勢勝ち

[7人制]関大②―2関学大(内容勝ち)
先鋒 仲田 一本負け
次鋒 千葉 一本勝ち
五将 田中 優勢負け
中堅 鈴木 引き分け
三将 澤井 引き分け
副将 小寺 一本勝ち
大将 村井 引き分け

通算成績22勝8敗1分と、大きく勝ち越している関関戦。今年も関学大を圧倒して勝利するかと思われたが、三将まで戦い終えた時点で1-2と、追いかける波乱の展開となった。だが、ここで関西3位の実力を発揮。副将・小寺達(さとし=人4)の内股で勝負を決めた。


▲小寺

初めに行われたのは、関関戦の勝敗には含まれない5人制の前哨戦。先鋒の石川翔也(法4)は序盤に取った技ありを最後まで守り切って優勢勝ちとする。


▲石川

先頭を切って勢いに乗った関大は、ここから圧巻の柔道を見せた。次鋒・門阪将吾(法4)がわずか数秒で一本勝ち、中堅・南雲陸(人1)と副将・日光一喜(人2)も1分経たないうちに抑え込み一本。あっという間に大将戦へ突入する。


▲門阪


▲南雲


▲日光

その大将・山本哲也(文4)も前の4人に続いた。技ありでポイントを取るとそのまま試合終了。エキシビションマッチは、関大に流れを引き込む5-0の圧勝となった。


▲山本

関大サイドの興奮冷めやらぬ中、すぐに関関戦の勝敗に関わる7人制の団体戦が始まる。先鋒は66㌔級ながら1週間前の関西優勝大会にも出場した仲田宗平(文3)。調子は良かったが、一瞬の隙を突かれまさかの一本負けを喫する。


▲仲田

続いて次鋒には近畿ジュニアへの出場も決め、監督からの期待も厚い千葉信介(人2)が挑む。何度もしぶとく寝技を狙い、残り30秒のところで一本勝ちを果たした。


▲千葉

試合が振出しに戻り、ここから本来の力を発揮したい。しかし、五将・田中尚輝(情4)は関学大の主将・船渡真平に終了間際で技ありを許してしまう。


▲田中

その後、中堅・鈴木隆聖(情2)と三将・澤井亮一(社3)はともに引き分け。残り2人。誰も予想はしていなかった追いかける展開に、応援席からも焦りが見え始める。


▲鈴木


▲澤井

そんな中副将・小寺が登場。「自分が取れなかったら負ける」という思いで相手と対峙(たいじ)する。そして試合中盤、小寺の内股がきれいに決まり一本。思わずガッツポーズも飛び出した。


▲小寺

大将・村井慎太郎(法4)は必死に食らいつく相手を振り切ることができず、惜しくも引き分けに終わった。


▲村井

実力では上回りながらも、接戦になってしまった関関戦。関大に勝利をもたらした小寺が最優秀選手に、同じく一本勝ちを果たした千葉が敢闘選手に選ばれた。また、最初にリードを許しながら最後は勝ち切れたことについて、「今までにない関大の勝ち方に成長は見えた」と村井は語る。新たな強さを見せた柔道部が、関大に貴重な1勝をもたらした。【文:谷 風花/写真:柴村直宏】

▼村井主将
「試合前はもうちょっといいスコアで勝てると思っていた。それでも勝ちは勝ち。何よりも伝統のある関関戦を続けられていることに、OBだったり体育会本部だったりに感謝したい。前で取られても、後ろが勝ち切れた。今までにない関大の勝ち方に成長は見えた。関学大はしぶとい柔道をしてくる。(対戦相手の)大塚選手も投げにくかった。関西3位の自信をもって、ここから1カ月で一からチームを作りたい」

▼小寺
「自分でポイントを取れなかったら負けていたと思うから、投げれて良かったし(ポイントを)取れて良かった。こんな展開になることは全然予想していない。圧勝で勝つと思っていた。関関戦などで何度も対戦しているし、ばれているところがあったのんだと思う。(対戦相手の足達選手は)自分が関西で負けた相手に勝っていたから警戒はしていた。本当に投げれてよかった。内容的には悪かったが、勝ったことに意味がある。チームとして関大はまとまってきているし、強いメンバーも多い。全日までしっかり練習してがんばりたい」