【アメリカンフットボール】力の差痛感、2012年以来の勝利ならず

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◇第40回総合関関戦前哨戦◇5月28日◇王子スタジアム◇

     1Q 2Q 3Q 4Q 合計
関 大  0  0  7  0  7
関学大  7  10  0  3  20

関学大から2012年以来の勝利を目指し臨んだ一戦。「春の試合の集大成」(松浦雅彦監督)と位置付けて挑んだが、決定力で力量差を痛感。学生王者である関学大から勝利を奪うことはできなかった。

総合関関戦、9年ぶりの勝利へアメリカンフットボール部の1勝は大きなものとなる。「春は関学に勝つためにやってきた」(岡田勝行主将=文4)という言葉からも気合は十分。試合は関大のキックオフで試合がスタートした。

関学大の攻撃を止め、攻撃に移りたいが、相手のパスとランを織り交ぜた攻撃に苦しめられる。関大はLB前野太一(政策3)を中心にタックルを仕掛けるが、止めきれない場面が目立つ。じわじわと攻められ、最後は25ydsのパスを通され、最初の攻撃でタッチダウン(TD)を許した。追う展開となった関大だがすぐさま反撃する。攻撃最初のプレー、QB入佐一輝(情3)からWR長井友和(環都3)へ25ydsのパスが通る。

その後もRB畑中登(政策4)のランプレー、WR中村聡吾(政策4)へのパスなど順調に前進し、タッチダウンまで残り2yds。

4thダウンとなったところで関大がギャンブルを仕掛け、TDを狙う。畑中がコート内に入り、ランプレーかと思われたが、パスを選択。相手の裏を完全にとり、畑中がキャッチの体制に入るも取り損ね、チャンスを逃す。その後は関学大にペースを握られる。2QにもTDとフィールドゴール(FG)を決められ、0-17で前半を折り返す。

反撃したい後半だったが、攻撃では相手にインターセプトを許すなど流れがつかめない。それでも、守備でFGをDB小池元基(経2)がブロックし、失点を防ぐ。ピンチを防いだ直後のプレー。入佐が畑中へショベルパス。相手ブロックをうまくかわすと一気に80yds走り切りTD。トライフォーポイントもK/P三輪達也(法3)がしっかり決め10点差とする。しかし、反撃もここまで。「畑中さんのタッチダウンがあった。そこで流れに乗り切れなかったのも敗因」(前野)と追加点を奪えず、試合は終戦。またしても関学大から勝利を挙げることはできなかった。

試合後、「ボールは動いていたけど決定力に差が出たかな」と松浦監督は振り返り、要所でのプレーの確実さに差が出た。春の大一番は敗戦という悔しい結果に終わったが、3週間後には明大をホーム関大に迎えての1戦が控えている。今日の課題を修正し、春の最終戦を勝利で終える。【文:大島涼太郎、松山奈央/写真:多田知生】

▼松浦監督
「春の試合の集大成でこのチームの全力でやろうと話していた中で結果が出なくてすごく残念。(開始早々に失点したが)ゲームの流れで僕たちが先に取れることもあれば取られることもある。そこは一喜一憂せずにできたらと思っていた。ボールは動いていたけど決定力に差が出たかな。春は決定力を磨くために練習してきたので素直に残念。これが夏に向けての課題になってくる。試合に出てる選手がしっかりボールを捕る、走る、タックルする、そういったところがしっかりできるチームが勝つ。当たり前のことだがそこをしっかりできるように。(試合前までの雰囲気は)けが人が多くても、ベストなメンバーがそろっていても決戦の日は必ず来る。そういった意味で今日はベストだった。(明大戦は)みんなの目を見ていると今日がベストだ、覚悟を持ってやるんだといった後の顔でもないので、もう1回春の終わりに東京からわざわざ来てくれるのでフットボール界を代表して勝てるように全力で頑張りたい」

▼岡田主将
「春は関学に勝つためにやってきた。結果としてはこの点数で負けた。フィールドに立ったものは感じたと思うが、個々で圧倒的に負けたよりは自分たちのミスで負けた。練習で改善できなかったミスが試合で出て、ずるずる悪い流れになった。力で負けてない分自分たちで変えれた試合だったので悔しい。4年間必死にやってきたメンバーなので1対1では負けてないと思う。あとは組織として詰め切る部分を詰め切れば可能性はある。(明大には)去年、ふがいない試合をして大差で負けた。今年は関学でやられたことを含めて反省点を改善して絶対勝ちたい」

▼畑中
「ボールをもらって相手を一人かわしたとき、目の前に誰もいなかったので走るだけだった。ブロックに助けられた。あれは良かった。オフェンスの中ではあってはならないミス、初歩的なミスがあった。要所要所でミスが出ていいトライができなかったのが反省。通るプレーは通っていたので自分たちで防げるミスは防げないと勝てないと思う。そこの甘さが出てしまった。(練習での調子は)練習中にはミスはあったが、前の試合でもあった。そこを改善しようとやってきたがミスが出たのは詰めの甘さだと思う。(明大戦は)春やってきたことを出し切って自分たちのミスをなくして当たり前のことを当たり前にやって、すべてのことで圧勝したい」

▼前野
「例年と同じで前半でエンジンがかからず、後半に上がってきて、その時点で相手の方が点数を取っていてもう追いつけない。要所要所でいいプレーはあるが、チームの格差を感じた試合。アメフトは流れがある。開始すぐの失点もそうだし、自分たちも畑中さんのタッチダウンがあった。そこで流れに乗り切れなかったのも敗因かなと感じる。関学は最後の部分の詰めがしっかりしているからこそ、ずっと学生王者でいると思うし、僕たちとの差はそこ。最後の詰めを意識していかないと秋も勝てないと思う」