【アイスホッケー】関西王者の風格、予選リーグを無失点で終える

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◇第9回関西CUP予選リーグ第5戦対立命大◇5月27日◇関西大学たかつきアイスアリーナ◇

【第1P】関大1-0立命大
【第2P】関大2-0立命大
【第3P】関大2-0立命大
【試合終了】関大5-0立命大

関西CUP予選リーグ最終戦の相手はここまで関大と同じく全勝の立命大。得失点差42と突出している関大だが、気を緩めることなく無失点で大量得点を狙う。

「新チームになって初顔合わせなので最初は探り探りになると思う」と、土居功弥主将(人4)の予想通り、得点に結びつかず苦戦が強いられた第1P。7分、三浦桔平(人2)が相手DFの隙を狙ったパスをゴール前、鈴木大貴(人3)へ送る。そのまま右サイドからシュートするが、ゴール上へそれ得点に繋がらない。ゴール前での格闘はあるものの決定機は訪れず。それでも15分、高井優希(社1)がブルーライン付近から直接強烈シュートを放つと、最後は小竹凌(商3)が押し込み先制点を奪う。とはいえ、「足が全く動いていなかった」と大迫コーチが話すように立ち上がりにはやはり課題が残り、第1Pは1点リードで終えた。

足を動かすことをチームで再確認し挑んだ第2P。3分、関大ペナルティによりキルプレーを強いられるが、ここは全員で守りを固め相手を寄せ付けない。安田歩実(人3)、佐々木快(総情2)、佐野優(文4)の息のあった連携でパックを運び、ゲームを支配し始める。チャンスとなるパワープレー中、ゴール前で柚木大河(法2)から小竹へパックが素早く渡ると、相手GKは反応できず、ゴールを突き刺した。その4分後には木下圭(商4)が追加点をあげ、3点リード。第2P終盤、フリーで攻めた三浦が豪快に放ったパックはポールに直撃し、チャンスをものにできなかった。

迎えた最終P、開始2分で4点目をあげた高井。守備面でも体を張ったディフェンスを見せ関大を勢いづける。その後も相手DF3人を交わしながら佐々木が決め込みリードを広げた。負けていられない立命大もシュートを放つが、GK沼田智也(人2)が冷静な判断で抑え、今年のチーム目標でもある無失点を着実に守りきった。

今試合無失点により、予選リーグを完勝で収めた関大。土居主将は「全体的に守りの意識が去年以上に高くなっている」とチームの成長を語った。しかし、「相手が決めきれていないだけで全試合危ない場面はいくつかあった」と大迫コーチが振り返るように日本一を目指す関大にとって、まだまだ納得いく試合ではない。課題は残るものの次戦からはトーナメント戦が始まる。圧倒的強さで存在感を見せつけ、また1つ関西王者の称号を手にいれる。【文:西井奈帆/写真:水野 真】

▼大迫コーチ
「今日の第1Pは、ある程度試合を支配していたけど、足が全く動いていなかった。最低限プレーヤーとして準備しないといけないところだったので、自分たちのコンディションをどうしたらいい形でもっていけるかを理解して臨まないといけない。攻め続けていくとチャンスは出てくるのでそこでもっと決めきれないといけない。(5戦すべて無失点に関して)どんな試合であろうと無失点は選手が意識している結果ではあると思う。それでも相手が決めきれていないだけで全試合危ない場面はいくつかあった。この5戦はすべてチームで気持ちを入れて戦うことができていた。攻め出しや守りなど気をつけるべきところはまだまだあるので、状況判断がもっと良くなるように試合の質を上げてきたい」

▼土居主将
「第1Pで足が動いていなかったので、インターバルの時間で意識し直そうとミーティングしたのでそれが第2Pからは生きたと思う。立ち上がりが少し固くなっていたのでそこは改善したい。ペナルティで関大が1人少ない状態の時に上で守っていたFWの2人がシュートブロックを積極的にしていて、ゴールに届かせなかったので良かった。無失点というのは今年の目標でもあるので、攻めるのも大事だけど全体的に守りの意識が去年以上に高くなっている。引き続きこれからも無失点を続けたい。得点のチャンスはいっぱいあったのでもっとスコアリングも上げていきたい」