【柔道】全日につながる3位入賞!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇第67回関西学生優勝大会◇5月21日◇ベイコム総合体育館◇

[1回戦]関大5-0甲南大
先鋒 小寺 反則勝ち
次鋒 村井 一本勝ち
五将 仲田 引き分け
中堅 鈴木 優勢勝ち
三将 荒木 優勢勝ち
副将 澤井 一本勝ち
大将 山本 引き分け

[準決勝]関大1-3近大
先鋒 小寺 一本負け
次鋒 鈴木 一本負け
五将 村井 引き分け
中堅 荒木 引き分け
三将 山本 優勢負け
副将 澤井 一本勝ち
大将 田中 引き分け

この1年間、関西で優勝することを目標に掲げて取り組んできた関大。それを達成するには、22年間この大会で頂点に君臨している天理大を倒さなければいけない。念願を叶えるべく、過去最高のメンバーで挑んだ。

初戦の甲南大には圧巻の5-0での完封勝ちだった。先鋒・小寺達(さとし=人4)は、相手に指導3枚が入ったため反則勝ち。次鋒・村井慎太郎(法4)が絞め技、副将・澤井亮一(社3)が内股で一本勝ちを収める。


▲村井


▲澤井

中堅・鈴木隆聖(情2)と三将・荒木佳祐(人3)は試合終了のブザーとともに技ありが決まり、ぎりぎりで勝利をつかんだ。


▲鈴木


▲荒木

また、甲南大戦で1番の活躍を見せたのは、五将の仲田宗平(文3)である。Aトーナメント8大学の登録選手の中で最も軽い66㌔ながら試合に出場。「アスリートとして素晴らしい。軽くてもできるということを見せたかった」という(山城正記監督)の言葉通り、約20㌔上回る相手に全く引けを取らない戦いぶり。引き分けに終わったが、何度もチャンスを作るなど体格差をものともしない結果以上の柔道を見せた。


▲仲田

そして迎えた近大との準決勝。序盤から攻め続けた先鋒・小寺だが一本負け。続く次鋒・鈴木は開始30秒で相手の技の反動を生かし、技ありを奪う。そのまま逃げ切りたかったが、寝技により一本取られて悔しい敗戦となった。


▲小寺


▲鈴木

2人立て続けに一本負けを喫し近大に流れを明け渡すと、「相手のうまさに自分の柔道ができなかった」と五将・村井、中堅・荒木も勝ち切れない。


▲村井


▲荒木

もう負けが許されない状況で、昨年個人で全日も経験した三将・山本哲也(文4)が登場した。本来は3階級上の相手にも落ち着いてかかるが、技ありを取られてそのまま勝負が決する。この瞬間、関大の敗北が決まってしまった。


▲山本

だが、副将の澤井は「せめて1点」と気持ちを切らさなかった。しっかり奥襟を取って相手にプレッシャーをかけ続け、一本勝ちを収める。


▲澤井

最後の大将戦。田中尚輝(情4)と相手はともにリズムを作り切れず、引き分けに終わった。1-3と、またも近大の壁に泣く。決勝で天理大と相まみえることも叶わなかった。


▲田中

だが、試合を終えた関大の選手たちも見守る中行われた天理大と近大の決勝戦。誰も予期していなかった結果が待っていた。大将・渋川大也が払巻込で一本勝ちし、近大が優勝を果たしたのである。

優勝したチームとの対戦について監督は「ちょっとの差だった」と評価。唯一近大に1勝した澤井も、決勝戦で一躍ヒーローになった渋川を下してのことだった。「来年はいけると感じた」(村井)。敗北したものの例年にない接戦を演じた準決勝から考えても、チーム力は間違いなく向上している。昨年全国で1勝を挙げた以上の結果が、6月の全日で見られるに違いない。【文:谷 風花/写真:高木満里絵】

▼山城監督
「今年は例年よりいいメンバーがそろっていて、今年こそはと思っていた。去年はしていなかった対戦相手の分析であったり、全員でのアップであったりとできることはしていた。(近大戦のオーダーは)いい当たりではあった。取らないといけないところで取れなかったことと、ちょっとの差が出てしまった。力不足だと思う。村井、荒木のどちらかで1点は取りたかった。先鋒も最低引き分けと思っていたが、向こうのオーダーが思っていたものとは違った。小寺には申し訳ないことをした。澤井は2月に全国で3位になってからずっと負けていない。それどころか勝ち続けていて、チームのエースになりつつある。荒木も今日は相手が引き分け狙いだったこともあったが、ほとんど負けない。来年はこの2人が引っ張っていく存在になるのは間違いない。仲田は66㌔級ながら出場させた。非常に熱心に練習にも取り組んでくれていて、アスリートとしても素晴らしい。今日は軽い選手がいることでメンバー全員を引き締めるという意味もあったし、66㌔でもできるということを他の部員に見せて何か刺激になれば。普段からの努力が引き分けにつながっていたし、むしろそれ以上の仕事をしてくれた。来年レギュラーメンバーになるのは間違いない。今年も全日で勝てるように。分析をしっかりして、もう一度鍛えなおしたい」

▼村井主将
「去年からの1年間でチーム作りをしてきたつもりだったが、やりきれていなかった。近大は前で勝負してきていて、そこで取られてしまった。自分や荒木は勝たないといけなかったが、相手のうまさに自分の柔道ができなかったと思う。澤井は試合を見るたびに強くなっている。荒木も中心選手になっているから、来年はいけると感じた。全日まで1カ月。1カ月で柔道の技術はつかない。勝負の神様が見守ってくれるように、自分たちの身の回りの生活から見直していきたい」

▼澤井
「イメージ通りできた。(甲南大は)得意な組み手で負ける感じはしなかったし、絶対に取らないといけない相手。近大戦は自分が負けていたら4-0になる。それでは去年までと同じだし、せめて1点はと思っていた。相手も全国3位で警戒はしていた。練習中の技で勝てて良かった。(2月から負けなしだが)ウエイトトレーニングで筋肉をつけたおかげ。4年生最後の全日を飾れるように勝ちたいと思う」