【テニス】柴野が単複決勝進出!女子はシングルス決勝が橘と越野の関大対決に!

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◇平成29年度関西学生春季トーナメント◇5月27日◇靭テニスセンター◇

【男子シングルス準決勝】
●加藤1(4-6 6-3 6-2)2松本(近大)○

○柴野2(2-6 6-2 6-3)1小野(近大)●

【女子シングルス準決勝】
○橘2(5-7 6-2 6-2)1渡邊(園女大)

○越野2(7-5 4-6 6-1)1沈

【男子ダブルス準決勝】
○高村・島田 2(6-0 6-1)0 西本・岡崎(甲南大)

○林・柴野  2(7-6(3) 6-3)0 吉田・福嶋(甲南大)

5月19日から一週間かけて行われる関西学生春季トーナメント(通称=春関)。この大会はインカレの出場権も関わる選手たちにとって大事な大会だ。今年は3月の新進トーナメントを制したエース・竹元佑亮(商4)が早期敗退というまさかの波乱があったものの今回も関大勢が上位へ進出。決勝の舞台を懸け関大からは男子シングルスは2選手、女子シングルスは3選手、男子ダブルスの2組が火花をちらした。

まず登場したのは加藤隆聖(文4)。第1セット、序盤から積極的に強打してくる相手に攻め切ることができない。すると第6ゲーム加藤にミスが出る。ブレイクを許した。すぐさまブレイクバックし立て直したかのように見えたが流れは相手がつかんでいた。そのまま試合は進み4-6で第1セットを落とす。続く第2セットはストロークに精彩を欠くシーンも見られたが、力で押す相手に多彩なラリーを展開。相手のペースを崩し、第2セットを奪った。だが、反撃はここまで。ファイナルセット中盤からは相手の強いショットに対抗できない。フルセットの熱戦を演じるも4強で姿を消した。

単複決勝進出を狙う柴野晃輔(文3)はまずシングルスから登場。幸先の良いスタートを切りたいところだが第1セットは簡単に奪われてしまう。「リズムが良くなかった」と柴野。相手に強打を打たれ後手に回る場面が目立った。しかし、ここからは持ち味である粘りのテニスを展開。相手にどんなボールを打たれようとツーバウンドつくまで諦めずに拾い続ける。そこから2セット挽回に成功し見事ファイナルへの切符をつかんだ。

先週の毎日オープンを制覇し、勢いに乗る橘 彩音(経3)は2週間前に敗北した相手と対戦。「ファーストセットは緊張していた」と橘。その言葉通り相手に動かされた時のボールのリターンが定まらず5-7で落とす。しかし、第2セット「切り替えて伸び伸びやれた」(橘)。安定したストロークで相手を左右に振り回し翻弄(ほんろう)。このセットを6-2で圧倒すると、ファイナルセットも相手を寄せ付けず逆転勝利で決勝進出を果たした。

関大対決となった越野菜摘(文2)と沈清河(法2)の一戦は3時間を超えるし烈な戦いとなった。試合開始直後、沈が攻める。早々にブレイクを奪うと続く第2ゲームもしっかりとキープする。しかし、越野も初の決勝進出へ向け反撃に出る。ストロークの安定性を欠き始めた沈を、左右に打ち分け翻弄する。第3ゲームでキープに成功すると、その後は4連続でゲームを奪った。その後沈が立ち直り3ゲームを手にし、5-5で迎えた第11ゲーム。越野の力強いストロークに沈が押し負ける。その勢いのままに第1セットは越野が奪った。第2セットはブレイク合戦となる。10ゲーム中5ゲームがブレイクとなったセットを次は沈がしっかり勝ち切り勝負は最終セットへ持ち込まれた。だが、「自分の長所で戦おうと思った」(越野)。長所を生かしたゲーム運びをみせた越野が圧倒する。6-1でファイナルセットを制し初の栄冠への挑戦権を獲得した。

今大会ダブルス第1シードに君臨するのはここまで全試合ストレート勝利で上がってきた高村烈司(商2)・島田達也(人2)の2年生ペアだ。今日の準決勝においても第1シードの実力を存分に発揮する。ファーストセットを6-0で先取すると勢いそのままに第2セットも6-1で下し、見事ファイナル進出を決めた。息のあったプレーで相手に隙を与えなかった。明日の決勝では初の関西の頂点をつかみにいく。

最後に登場したのは新進に続き関西の頂点を狙う林大貴(社3)・柴野組だ。第1セットからテンポ良くゲームを奪取し5-3とするがここから3ゲーム連続で奪われ5-6とする。しかし、第12ゲームをデュースの攻防で制しタイブレークにもつれ込むと1段階ギアを上げ第1セットを先取。続く第2セットも5-0とリードしながら追い上げられる場面も見られたものの、最後は粘る相手を振り切り、見事決勝進出を決めた。

明日の決勝戦は男子ダブルスが高村・島田組対林・柴野組、女子シングルスが越野対橘の関大対決となった。そして男子シングルスでは柴野が決勝に残っており、単複2冠への期待が高まる。一週間かけた長い戦いもいよいよ明日で閉幕。関西の頂点に輝く選手はどの選手か?目が離せない!【文/写真:三木勇人・多田知生】

▼柴野
「(シングルスでは)自分のリズムが良くなくて先にブレークを許し、相手の流れにいってしまい押され気味になってしまった。第2、第3セットは気持ちの整理もでき、単純にしっかり相手と打ち合っていけた。(決勝は近大との対決)関大以外の相手には負けられないので絶対に勝つ。ダブルスでは気合いを入れてやっていけたが勝負どころで落とさなければもうちょっと楽に勝てたと思う。(決勝は後輩の高村・島田組)相手は第1シードだし前回対戦した時に負けてしまった。しかし、後輩には負けられないので、チャレンジャー精神で挑みたい」

▼橘
「ファーストセットは緊張もあり、硬くなってしまい思うようにいかなかったがセカンドセットからは切り替えて伸び伸びやれた。セカンドセットから自分のミスが減ってしっかり打てたのが良かった。半年休んでて先々週の関西オープンで(今日の相手)と当たった時は試合の感覚もつかめず負けてしまったが先週の毎日オープンで優勝できたりして、結果をのこせて調子が上がってきた。(明日の意気込み)関西学生の大会で関大女子の決勝が関大対決になるのは初めてだと思う。もちろん勝って優勝したい」

▼越野
「同士討ちだったのですごく緊張していた。同期と当たるのが大学に入ってから初めてで(沈は)仲がいいのでやりにくいなっていうところはあった。でもその時にコートに立てるのは勝ったから。昨日の相手やこれまで勝ってきた相手に覚悟決めずに入ったら申し訳ないと思ってベストパフォーマンスを出せた。ちゃんとやることできたので反省点はないと思う。沈とは試合をしたかったからずっと応援していた。(試合時間が)長くなることは予想していた。沈はファイナルに入るのが得意な選手。ファイナル入ってからはここで相手のテニスに付き合ったら飲み込まれてしまうから自分の長所で戦おうと思った。ずっとゲームでどうやって点を取ろうと考えていた。大学にきてから初めての決勝。これまで支えてきてくれた人たちへの感謝の気持ちが大きい。それを全面的にプレーに出して自分のできることを出し切っていきたい。全力でやることが相手に対して失礼じゃないことだと思っている。(橘は)先輩なので胸を借りてやっていきたい」