【バスケットボール】関西学生選手権、過去最高タイの5位で終える

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◇第44回関西学生選手権大会5位決定戦対関学大◇5月5日◇東淀川体育館◇
【第1Q】関大20-15関学大
【第2Q】関大15―16関学大
【第3Q】関大27-10関学大
【第4Q】関大17-27関学大
【試合終了】関大79-68関学大

準々決勝で敗れてから、5位を目標にしてきた関大バスケ部。相まみえる関学大には4月の四私大定期戦で勝利している。だが、昨年のリーグ優勝校相手に油断はできない。最後まで応援も一体となり、勝利をつかみ取りたい。

先制は梶原聖大(情3)のリバウンドシュート。しかし、互いに中には入らせず、攻め切ることができない。突破口が欲しいとなれば、コートに入るのは石野渉生(人3)だ。「技術じゃない気持ちの部分で」と話すように、ルーズボールに飛びこみ流れを呼び込む。さらに、3日間リングに嫌われ続けた河野拓海(人2)のシュートがやっと入ると、序盤にも関わらずチームは大盛り上がり。石野渉、足立臣哉(人2)が続けてスリーポイントを決め、20-15で第1Qを終える。

▲石野渉


▲梶原


▲河野

第2Q、井上諒汰主将(文4)がコートの端から端へのロングパスをつなげ、足立のスリーポイントがリングを通過。着々とフリースローも積み重ね、一気に突き放したいところだったが、関学大がタイムアウトを要求し、流れを変えてくる。堅いディフェンスを相手にパスがつながらない時間が続き、点差を離せないまま後半へ。


▲井上


▲足立

「前半に点が離せない展開でもよく耐えた試合だった」と井上が話したように、後半一発目の森田雄次(人3)のスリーポイント、そして河野の連続得点から関大に火が付いた。外からの攻撃も決まれば、中では梶原が3回連続でオフェンスリバウンドを奪うなど、関学大に攻めさせない。ここで存在感を見せつけたのは窪田充希(法2)。森田、井上がパスカットに成功すると、いち早く速攻に走り、次々とシュートを決めていく。ゴール下での競り合いも制すなど、今試合関大では最多得点をマーク。 クォーター内の得点も27-10と関学大を大きく引き離し、最終Qに挑んだ。


▲窪田

井上のスリーポイントで20点差の大台に乗せるも、さすがは昨年のリーグ王者。タイムアウトの際には観客席から檄が飛び、追い上げにかかる。加えて、得点を量産していた窪田が負傷し、足を引きずりながらコートを後にする。 しかし、準々決勝での最終Q逆転を味わった選手たちは、同じ過ちを繰り返さなかった。残り4分、今大会、特に主将としてリーダーシップを発揮してきた井上が声を出し、メンバーもプレーで答える。終盤には1年生の秋岡和典(人1)、菅原紳太郎(文1)の連携プレーも飛び出し、10点以上の差をつけて関学大を下した。


▲秋岡


▲菅原


▲西岡晃司(法1)

準々決勝の試合をいい意味で引きずり、最高順位タイの5位となった関大。しかし、「狙ってたから悔しい」(森田)とあと一歩で逃したベスト4への思いを口にした。だが、昨年よりコート上でのハイタッチや声かけも目に見えて増え、「コート内の雰囲気高めたり、士気を上げられれば」と、話す関野日久(文2)を中心に試合に出ている選手、ベンチ、スタンドの一体感は目を見張るものがあった。また、今大会で梶原がリバウンド王を受賞。関西のゴール下で梶原の右に出るものはいないが、「それが仕事」と、謙虚な姿勢は崩さない。先に控える慶関定期戦、そして、西日本学生選手権でもさらにパワーアップした関大男バスを見せてくれるに違いない。【文:谷満梨奈/写真:宮西美紅】

▼井上主将
「立ち上がりで気負いとかでいまいち声が出ていなくて重かったけど、石野渉中心に交代のメンバーがディフェンス頑張って声出して、前半に点が離せない展開でもよく耐えた試合だった。近大でやられたのが教訓となって、最後の6分も最初の6分も変わらず同じ気持ちで攻め続けれた。ベスト4に入れなかった日から5位を目標に決めた。関学には近大と同じように経験と能力の高い上回生が多い。こっちも下級生とはいえ気持ちで負けないという思いでいった。慶関定期戦、西日本へ向けて、ベスト4に届かなかったあと4点の差を短期間で埋められるか。去年、相手の厳しいディフェンスにまず気持ちが折れて、やりたいことできなくなって、リーグ全く勝てなくなった。絶対声出して、気持ち一つに勝つことを考えながら試合できるように。能力のあるのをまとめるのは4回生。メンタルケアやハイタッチも意識している。大会を通して梶原がどんなに厳しい状況でもリバウンド取って耐え続けた。簡単に見えてしんどい。チームの柱。副キャプテンでさらにチームを引っ張る期待。インカレベスト16達成するにはまずは慶関定期戦で関東のチームを倒す。歴史を変えて新しい関大をみせたい」

▼梶原
「目標としていたベスト4に入れなかったのは悔しいことだし、延長で負けたのは気持ちの問題。そこで負けた。負けた日に5位に入るのを決めたから、成し遂げられたのは嬉しい。チームとしての役割はオフェンスリバウンドとディフェンスリバウンドを取る事。それが仕事。それをやらないと勝てないしつながらない。4回生がスタメンであまり出ていない分チームを盛り上げていかないと。(リバウンド王は)とりあえず取るぞと思っていて考えていなかった。もっとディフェン声出して、敗因を練習で生かして体張っていきたい」

▼森田
「ケガ明けで3ヶ月間練習してなかったけど、Aチームに入れてもらえて申し訳ない気持ちと頑張らなあかんってなった。創部初のベスト4はずっと目標にしていたし、狙ってたから悔しい。達成できなかったのは練習の甘さ。順位決定戦はチーム全体で消化試合にならずに成長するために臨めた。前より味方を信頼して合わせるようになった。勝ちに行きたい」

▼石野渉
「ずっと近大に照準を合わせていた。気の緩みで負けた。去年はスタートで出ることが多かったけど、今年はシックスマン。目的を持って出してもらっている。自分はバスケットが下手くそだから、ルーズやリバウンド、審判に対する態度、技術じゃない気持ちの部分で下手くそなりにやろうと思ってる。今回はスタンドも一体感があって、みんな声出してできた。この試合で見つかった良いところも悪いところも克服して、自分のオフェンスできるように全力でやり合ってできるようにしたい」

▼関野
「自分は一般入学でBチームからやってきて、試合は遠い。ベンチでも出来ることがあると、Bのみんなにも知ってほしい、チームのためになればと思ってやっている。コート内の雰囲気高めたり、士気を上げられれば。高校の友達や親、マネージャー、先輩もベンチで頑張っているのをほめてくれる。ベンチで声出すのは続けたいけど、試合でも活躍したい。明日から練習頑張っていきたい」