【野球】関大強力打線復活!勝負は3回戦へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇平成29年度関西学生春季リーグ戦第7節対関学大2回戦◇5月14日◇阪神甲子園球場◇

関学大 000 000 000=0
関 大 413 120 00X=11

(関学)藤井涼、谷川、松田、甲斐―浅尾、佐竹
(関大)山本―高橋

伝統の一戦1回戦は貧打に泣き、関学大の山口晃に初完封を許した。だが、雨で1日順延して迎えた2戦目。5回までで11得点を挙げた関大打線に、甲子園に集まった野球ファンも歓喜に沸いた。ライバルに勝ち点は渡さない。関大ナインの意地が勝り、Aクラス争いを3回戦までもつれこませた。

先発の山本隆広(人3)は初回。ヒットと2つの四球で1死満塁のピンチを背負う。しかし、ここでマウンド度胸が売りの右腕が本領を発揮した。キレのある直球で後続を連続三振に仕留め、無失点で切り抜ける。

するとその裏、山本の好投に打線も奮起。1番・多田桐吾(人3)、2番・太田健裕(文3)の連打、3番・古川陸(商3)の投ゴロにエラーも絡み、無死満塁のチャンスを演出して4番を迎える。松島恒陽(人2)の当たりは三ゴロになってしまったが、三塁手のホームへの返球が三塁走者・多田の背中に直撃。ボールが大きく逸れたことで二塁走者の太田も生還し、2点を先制した。さらにその後、2死二、三塁から7番・高橋佑八(経3)が中前2点適時打を放ち、初回から4点のリードを奪う。

2回にも太田の右前打で1点を追加し、迎えた3回。指揮官が打力に期待を寄せる、5番・倉川竜之介(文2)からの攻撃だった。「インコースのまっすぐがドンピシャに入ってきた」と、思い切り振り抜いた打球はライトスタンドへ。大学の公式戦第1号ホームランになり、関学大先発の藤井涼介を引きずり下ろした。また、9番・中島大地(人4)の右前適時打と暴投により2点追加する。

その後も倉川の勢いが止まらなかった。4回にはセンター前、5回にはライト前タイムリーを放ち、この日3安打3打点の活躍。それでも、「5番は打点を稼ぐ」のが仕事だと謙虚な姿勢を見せた上で、「山本さんを援護できたらと思っていた」と語る。

その山本は7回で先頭打者に三塁打を浴びた以外は、ほとんど危なげない投球。序盤に点差をつけたことで、「1点はオッケーと思っていた」と楽に投げ切る。9回124球完封を果たし、関関戦勝利のため大きな1勝目を手にした。

投では山本、打では倉川。桜宮高出身の2人の活躍で、伝統の一戦の決着は5月27日の3戦目へ。「2週間で力をつけて勝てるように」(久米健夫主将=人4)。春リーグ最終戦は総力戦で、勝ち点を奪いに行く。【文:谷 風花/写真:大島涼太郎】

▼早瀬万豊監督
「桜宮出身の2人が先につながる活躍をしてくれた。山本は立命大戦で3ランを打たれて苦い思いをしていて、今日は最後までしっかり投げてくれた。ただ、三塁まで行かれるところがあったからそこが課題。倉川はパンチ力がある。打つ方は期待に応えてくれている。課題は守備になる。でもチームにとってインパクトは作ってくれているし、いい経験をしている。1試合でも多くできることが力をつけることになるから、今日で終わらなくてよかった。関関戦は特別。いいゲームをしていく。点が入ったのも向こうのエラーがあってだから、やはり守りが大事になってくると思う」

▼久米主将
「今日はとにかく下級生ががんばってくれた。今までたまっていたものが出た。みんなの秋につなげたい、あともう一つ勝ち点がほしいという気持ちが今日のゲームに表れた。3戦目まで2週間ある。秋に日本一になるという目標のため、勝ち点は取らなければならない。2週間で力をつけて勝てるようにやっていきたい」

▼山本
「立ち上がりが悪かった。でも、まっすぐは良かったし開き直って投げた。まっすぐは制球できていて、変化球は浮いてしまっていた。入りは甘いところがあった。点差もあったから1点はオッケーというつもりで投げていた。(7回無死三塁で)次のバッターが内野フライ。かなり打ち急いでいて、向こうの焦りが見えた。リーグ戦先発の時は立ち上がりに打たれている。入りで甘さが出るのは課題。初回の入りはともかく、後半は押せていたからそこは良かった。3戦目に自分が投げるかはわからない。でも任されたらきっちり投げたい。2週間しっかり調整して、最高の準備をして向かっていきたい」

▼倉川
「打った瞬間完璧に捉えた、入ったと思いながら走っていた。インコースのまっすぐがドンピシャに入ってきた。(現在打率1位であることについて)あと1試合ある。まずチームが勝てることを意識する。京大2回戦で固め打ちできたことが自信につながったし、そこから調子がいいほうに向かった。5番は打点を稼がないといけない。そこを意識している。高校では1番を打っていて、足もある方だと思っている。先輩の山本さんは頼もしい。ちょっとでも援護できたらと思っていた。長打力には自信があるし、自分の売り。ホームランは公式戦では初でたまたまだが、まっすぐに対しては自信がある。首位打者が狙える位置にあるから狙っていきたいが、とりあえずは最後の試合で結果を出す」