【器械体操】苦境で見せた感謝の演技

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◇第67回西日本学生選手権大会◇5月13日◇和歌山県立体育館◇

【女子個人】
酒井麻季(社4)12.600
佐野桃果(人4) 36.050
永岡稚彩(文4)23.400
文野佳帆(安全4)29.550
【男子個人】
今西十力(化生4)52.400

前試合の関西学生選手権大会では、けが人も多く思うように試合を展開できなかった関大器械体操部。今大会では、どこまで実力を発揮できるか。女子個人に酒井、佐野、永岡、文野が、男子個人に今西が挑んだ。

女子は、段違い平行棒、平均台、ゆか、跳馬の演技。途中、落下などのミスも出たが、しなやかな演技を見せた。

肩の筋肉を断裂していたという佐野も、段違い平行棒での落下以降は切り替える。「支えてくれた人への感謝の気持ちを込めて演技することを第一にしていた」。気持ちのこもった演技を披露した。

男子は棄権者が出たため、今西が関大から唯一の出場となった。鉄棒や跳馬では最後の着地がうまくいかなかったが、「思いきりやれたので良かった」(今西)。自身も満足の演技で今大会を終えた。

翌日には、男子団体が控えている。関西学生選手権大会も、「西日本インカレのための試合」として新ルールに適応することに重きを置いていた関大器械体操部。男子団体にも期待がかかる。【文/写真:宮西美紅】

▼佐野
「肩の筋肉を断裂していて、関西(学生選手権大会)が終わってから、腕が上がらない状態がずっと続いていた。西(日本学生選手権大会)までに練習できなかった。でも、全カレ(全日本学生選手権大会)につなげたいという思いはあって、練習したいという思いはあったが、本番は4種目出たかったので我慢した。イメージトレーニングと最低限のトレーニングだけ積んだ。すごく不安はあったが、今日は4種目通せたことが奇跡くらいの体のボロボロ度だった。無事4種目終えられて良かった。(全体的には)終わって振り返ると、すごく悔しい部分も残るが、無事4人ともけがなく終えられて良かった。この西(日本学生選手権大会)の場は、支えてくれた人への感謝の気持ちを込めて、演技することを第一にしていた。1種目からボロボロな演技をしてしまって、気分が落ち込んでしまったが、今まで自分を支えてくれた両親も、お世話になっている人も、いっぱい応援に来てくれていて、その人たちに『ありがとう』という演技がしたくて、気持ちを切り替えた」
▼今西
「今できることは全部出し切ろう、やってきたことに自信はあった。環境が悪い中でも、真面目にやってきたので、やってきたことは全部出そうと(いう心境だった)。(競技は)大学始めで、4年間の全部を出し切れたかなと思う。失敗ややり残したことはあったが、今できる範囲で全部出せたと思うので、自分の中では満足している。失敗した2種目、鉄棒と跳馬はどちらも最後の着地が取れなかったが、とりあえずやりたいことをやって、今までで1番良いのが出た。思い切りやりきれたので良かった。」