【ラグビー】5点差敗戦も、得た収穫

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◇関西大学春季トーナメント1回戦対立命大◇5月7日◇立命大BKCグリーンフィールド◇

【前半】関大12-24立命大
【後半】関大35-28立命大
【試合終了】関大47-52立命大

関西大学Aリーグに所属する8大学と、Bリーグ上位の大体大、龍大が参加し開催されている関西大学春季トーナメント。関大は1回戦で昨秋のリーグ戦5位の立命大と対戦した。

BKの主力陣に多くのけが人を抱え、3年生を中心とした若い布陣で臨んだこの試合。5点差で敗れたものの、4月から重点的に取り組んできたアタックの部分で納得のいく成果を見せた。

前半開始早々、ファーストスクラムで劣勢に立ち、ラインアウトモールで崩されて先制トライを許す。「前半のセットプレーでプレッシャーをかけられた」と主将の藤井拓海(人4)が振り返ったように、これまで関大の強みであったセットピースの部分で不安を残す。だが、13分に関大が反撃を開始。ゴール前でフェーズを重ねていくと、右サイドの大外で待っていたWTB福井大介(経3)にパスが渡る。福井は持ち前の俊足で相手を振り切り同点トライを奪った。直後の北田圭史(文4)のコンバージョンキックも成功し逆転する。20分には、ゴール前中央でラックを形成。そこから左に展開し、ボールを受けたFB正木航平(社3)がFL廣野孝太郎(人4)にオフロードパスを通し、トライにつなげる。その後、立命大に3本のトライを献上し、12点のビハインドで試合を折り返した。

後半に入ってからは、関大がモールを効果的に使い立命大ディフェンスを翻弄(ほんろう)。2トライを許し、12-38とリードを広げられ迎えた11分。LO小栗涼(情4)が関大ボールのキックオフをクリーンキャッチ。敵陣22㍍に侵入すると、立命大のペナルティもあり、ラインアウトを得る。すると、モールを形成し中央に押し込んでいき、最後はHO西勇樹(人3)がグラウンディング。その後も練習を重ねてきたオフェンスが猛威を振るった。13分には、自陣からCTB山縣翔(人3)の縦への鋭い突破からパスをつなぎ、最後は山縣自らがパスを受け5ポインターとなった。28分にも、モールからトライが生まれた。関大が幾度となくチャンスを作り出す重戦車に対し、たまらず立命大はペナルティを連発。ゴール前まで攻め上がると、最後までFWにこだわり、NO8中野広平(人4)がインゴールに飛び込んだ。試合終盤には、WTB勝又佑介(人1)、LO大田洋平(商2)が立て続けにトライを決め、立命大を追い詰めた。

5点のリードを許したままノーサイドのホイッスルを聞いたものの、47得点を奪ったオフェンスには手ごたえを感じた。さらに、北田がコンバージョンキックを7本中6本成功させるなど、正確なキックで攻撃をけん引。タックルをはがされ失点につながるなど、ディフェンス面で課題を露呈したものの、関西のライバルチームに関大の攻撃力が通用するところを証明した。また、14日(日)には法大との定期戦を控える。「定期戦に勝つことを目標にやっている」と北田。昨年敗れたオレンジと青のジャージとの負けられない一戦を制する準備はできている。【文:嶋健太朗/写真:松山奈央】

▼藤井主将
「前半のスクラムやライアウトなどで、プレッシャーをかけられた。簡単なタックルミスがあったところは反省点。アタックで継続できて、前に出られていた。後半はモールも効果的に使えた。4月からアタックを重点的にやってきたことが、47点につながった。スクラムと一人一人のディフェンスは見直しが必要。法政には絶対勝つ。アタックはやってきたことを出して、絶対に前に出て勝ち切りたい」

▼北田
「ディフェンスがまだまだだと実感した。オフェンスは先月からやってきたことができた。キックの調子はぼちぼちって感じで(6本成功は)たまたま。去年の主力にけが人が多いが、若い選手が底上げをして盛り上げてくれている。定期戦は絶対勝つということを春の目標にやってきているので、絶対に勝ちたい」