【ソフトボール】みんなこの日を待っていた!悲願の1部昇格!

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◇第49回春季関西学生2次部別リーグ最終節対太成学院大◇4月30日◇四天大第1グラウンド◇

太成学院大 000 001 =1
関   大 000 323x=8

(関)萩森―江口

前日のダブルヘッダーを連勝し、念願の1部昇格まであと1勝とした関大。大一番を前に選手たちはリラックスした表情を見せる。ソフトボールを楽しむ関大らしさを胸に、決戦の火ぶたが切って落とされた。

試合序盤は緊迫した投手戦が続く。3回まで両チームともに放ったヒットは1本。関大先発の萩森ちひろ(人2)は序盤から気合十分に飛ばしていき、太成学院大打線を封じる。

早く先制点が欲しい関大は4回。先頭の3番・山元麻莉絵(人3)が右前打で出塁すると、続く安平泉(人4)の左前打もあり無死一、三塁のチャンスを作る。ここで、関大ベンチが動く。一塁走者の安平がスタートを切ると、二塁手が追いタッチになったのを見た三塁走者・山元が迷わずスタート。好スライディングで生還し先制に成功する。その後、7番・辻楓(人1)の中犠飛と、9番・田平優佳(人1)への代打・今橋この実(情2)の中前適時打で2点を追加。切れ目のない打線が今日も本領を発揮し、主導権を握った。

5回には、2死一塁から5番・江口実里(人4)、6番・谷あゆか(人1)の連続タイムリーでさらにリードを広げる。

2点を加えて迎えた6回表の守り。1死満塁から右前適時打で1点を返され、なおもピンチが続く。しかし、萩森が自身の球に力がないことを分析し、コントロール重視にシフト。コースを丁寧に突くピッチングで後続を断ち、最少失点でこの回を切り抜ける。

その裏の攻撃。3つの四球で1死満塁のチャンスを演出すると、山元に左前適時打が飛び出し、加点。安平の押し出し死球でコールド勝ちまであと1点とする。1部昇格への期待感が高まる中、江口が打席に入った。この試合、芯でとらえる打球を連発していた副将が、バットを思い切り振り抜くと打球はセンター後方への飛球に。犠牲フライには十分すぎる飛距離に、三塁走者の佐伯が悠々と生還。この瞬間、選手たちはベンチから飛び出し、たぎる思いを爆発させる。まさに、涙スマイルの美しい光景がグラウンド上に広がった。

2年前の春季リーグで2部降格を味わってから、苦しい戦いを強いられた関大。選手たちは口々に「うれしい」と歓喜の思いを述べた。また、安平主将は「みんなの力で勝った」と、チーム力の成長を実感。幾多の困難を乗り越え、応援されるチームへと変ぼうを遂げた。

だが、まだ女子ソフトの挑戦はまだ終わらない。5月3日、最終目標である全日本インカレ出場を懸け、トーナメント制のチャレンジマッチに挑む。再び、最上の喜悦を味わうため、チーム一丸となり関大の底力をすべてぶつける。【文:嶋健太朗/写真:嶋健太朗、松山奈央】

▼吉末和也監督
「めちゃくちゃうれしい。自分自身が堺キャンパスから千里山キャンパスに移って練習を学生主体でやってきた。昇格できない、結果が伴わない時期もあって苦しんでここに何とかつながった。1年生のレギュラーも多いが、勝つために幹部とも話し合いを重ねてきた。3月の熊野オープンで全国の強豪ともやって上位には入れて、いけるかなと思えた。打線も下位が出て上位が還す新しい形ができて切れ目がなくなった。チャレンジマッチはいままでやってきたことをやるだけ」

▼安平主将
「うれしいに尽きる。みんなの力で勝った。自分のけん制死で苦しくさせた。流れを作れて、守備も悪くなくみんなやることをやって勝てた。マネージャー、先輩方、野原さん含めみんなに感謝したい。この1年間はすごいやりがいがあった。みんなが自分をキャプテンに育ててくれた。特に同期はしっかりしてて、みんなのおかげ。みんなには絶対にインカレ行こうて伝えたい。立命大にリベンジして、もう1回この感じを味わいたい」

▼江口副将
「うれしい。生まれて初めてうれし涙が出た。打ったらコールドで、点が入ったときは実感がなかった。1部に向けて楽なこと、楽しいことばかりじゃなかった。話し合いを重ねて最後に一つになれた。チャレンジマッチでは、1回負けてる立命大にリベンジしたい」

▼杉田裕子(人4)
「(ここまで)長かった。丸2年かかった。(5回のダイビングキャッチについて)自分がチャンスで打てなくて、絶対にピンチが来ると思っていたので死ぬ気で捕りに行った。最初はこのチームにまとまりがなかった。主務として礼儀や、試合会場の四天王寺大学への感謝、そういうところから応援してもらえるチームになろうと言ってきた。最後に神様が味方してくれたのかな。ここで浮かれることなく、立命大に全員でのしかかっていきます」

▼山元
「やっと1部に上がれた。2年前の春に落ちてからずっと苦しい思いをしてきた。1部に上がるために練習から厳しく、自分にもプレッシャーをかけてやってきてよかった。本当にうれしい。(重盗の場面については)キャッチャーの肩が強かったので、状況的には無理しないでおこうと。でも、追いタッチでバタついているのが見えたので、先制点も欲しかったし、迷わず行けた。このリーグ戦は試合中にも強くなっているのがわかった。これまで厳しい戦いが多くてチームが一つにまとまれた。場面場面で成長できたと思う。1部昇格だけでなく、本当の目標であるインカレ出場目指して、やってきたことを信じて勝ちに行く」

▼佐伯瞳(社2)
「最後ホームベースを踏んだ時も実感がなくて、みんなが喜んでいるのを見て後から実感が沸いてきた。昨日の勢いもあって負ける気はしなかった。(自身の打撃については)波があって打てる時と打てない時があるが、打線につながりがあったので自然と打席には入れていた。チャレンジマッチは負けられない。インカレに行くために、今までやってきたことを全部出して頑張りたい」

▼萩森
「うれしい。(コールドの場面は)7回表も投げるつもりで気持ちを切らさず準備していた。コールドが決まったときは信じられなかった。連投の疲れもなく初回から飛ばして行けた。6回のピンチは球に伸びがないと思ったので、コントロール重視でいった。チャレンジマッチも登板があれば、今日みたいに初回からいいリズムでバックを信じて投げたい」

▼木村浩子(人1)
「自分のミスを先輩が救ってくれた。初めてのリーグ戦でこういう経験ができて、自分にとってもいい経験。先輩たちが上がれなかったのを聞いてきて、今日の試合に勝って上がれて、先輩たちの分も1部で定着できるように頑張りたいと思えた。京産大戦は緊張していたけど、試合前に声を掛けてくれたり、ハイタッチをしてくれたり、出られない人の分も頑張ろうと思ってやってきた。チャレンジマッチはやれることをやりたい」

▼谷
「実感がない。先輩たちの喜んでいる姿を見て、とにかく良かったと思えた。これまで1部にギリギリで上がれなかったのを聞いてきたので、今日は良かったという思いが強い。自分は打つことが仕事なので、チャンスは絶対に還すつもりでいきたい」

▼田平
「先輩たちと一緒につらいことは経験していないけど、秋に応援に来て上がれないのを見てきた。1部を目指してやってきて良かったと思う。先輩たちとはこれから、どれだけの期間一緒にやれるかはわからない。長くやるためにも、絶対に一緒にインカレに行きたい」

▼辻
「(犠飛については)ラッキー。インカレ、西カレまでには打てるようにしたい。今日は関大らしさが出ていたと思う。リーグ戦を通して課題ばっかり。1部に上がれたのは良かった。ここからインカレ常連校になれるように、ようやくスタートラインに立てた。全国でやらないとという思いが強いので、調子を戻して頑張りたい」