【野球】遅すぎた反撃。近大に連敗喫す

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◇平成29年度関西学生春季リーグ戦第4節対近大2回戦◇4月23日◇南港中央野球場◇

近 大 000 012 010=4
関 大 000 000 002=2

(近)岡田、伊波、横山―川上、山本
(関)山本、肥後、濵田駿、増井―久米、高橋

最終回に見せ場を作るも時すでに遅しだった。8回まで近大投手陣の前に打線が沈黙。投打に充実した戦いぶりを続け、首位を快走するチームの力をまざまざと見せつけられた。

関大の先発を任されたのは山本隆広(人3)。前日の敗戦の悔しさを払拭(ふっしょく)するかの如く快調な滑り出しを見せる。4回までに打たれたヒットは1本。スコアボードに0を並べ、味方の援護を待つ。

先制したい関大打線だが、チャンスであと一本が出ない。1、2、4回には得点圏にランナーを置くも、近大先発・岡田和馬の力のあるまっすぐに対応しきれず無得点。流れを引き込み切れない。

迎えた5回表。死球と右前打で1死一、三塁のピンチを背負うと、9番・岡田への2球目だった。三塁走者のスタートを見てスクイズを読み切った山本はウエストボールを投じるが、これに捕手の久米健夫(人4)が反応しきれず暴投に。まさかの形で先取点を奪われた。

続く6回に3連打で2点を献上した山本は、この回を投げ切ったところで降板。7回からはマウンドを今季初登板の肥後皓介(人2)に託す。肥後は下位打線を3人でぴしゃりと締め、攻撃のリズムを作った。

すると、その裏の攻撃。先頭の太田健裕(けんすけ=文3)が四球で出塁。その後、久米の代打・松島恒陽(人2)が左前打を放ち1死一、二塁とチャンスを広げる。だが、代打・土居弘洋(情3)、1番・多田桐吾(人3)が打ち取られ反撃とはならない。

すると、8回には3番手で登板の濵田駿(法3)が2番・牧野慎也に手痛い一発を浴びリードを4点に広げられる。さらに2死一、二塁とピンチは続くが、ここでマウンドに上がった増井航生(経2)が後続を断つ。

関大は4点のビハインドを背負ったまま最後の攻撃へ。1死から太田の内野安打や途中からマスクを被る高橋佑八(経3)の左前打などで1死満塁のチャンスを作る。ここで、代打・上田竜也(政策2)がしっかりとボールを見極め、押し出し四球を選び1点を返す。続く多田の内野ゴロの間に1点を追加し2点差。関大スタンドが最高潮に盛り上がりを見せる中、2番・阪本将太(法4)が打席に入った。一打出れば同点という緊迫した場面だったが、近大の変則左腕・横山竜也の低めの変化球に手が出てしまい空振り三振。最後に追い上げを見せたものの、一歩及ばず近大に連敗を喫した。

勝ち点2で並ぶ天王山を落とした関大。優勝争いから一歩後退した。次なる対戦相手は、昨秋優勝を争った2位の立命大だ。「今までやってきたことを変えるつもりはない」(久米主将)。希望がある限り、自分たちの野球を信じ戦い抜くのみだ。【文:嶋健太朗/写真:松山奈央】

▼早瀬万豊監督
「追加点を取られて苦しくなった。残念だが全員で戦った結果。山本の調子は悪くなかった。暴投で流れが悪くなり、一球の怖さだと思う。どっちに転んでもおかしくない試合で甘さが出た。後から出る選手が頑張ってくれた。立命大も力はある。厳しい試合にはなるが、勝てるように頑張る」

▼久米主将
「チャンスで結果を出せないのはキャプテンとしての責任。自分が打ってたら勝ちゲームなので悔しい。全員野球で一つの勝ちに向かう姿勢で、誰が出てもとは思っている。後から出た選手はいい姿勢で準備をしてくれた。(先制点の場面については)三塁ランナーの走るタイミングが遅くて、山本は気づいて外したが自分が捕れなかった。今日はミスが出てツメの甘さが出たので修正したい。次の立命大戦も勝つしかないので、今までやってきたことを変えるつもりはない。ここから4連勝できるように戦っていく」