【準硬式野球】リーグ最終戦引き分けで終える

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◇平成29年度関西六大学春季リーグ戦最終節対関学大2回戦◇4月21日◇わかさスタジアム京都◇

関 大 072 000 000=9
関学大 005 000 022=9

(関大)平井、北野、芝、大西、横谷、池本―近藤、上田
(関学)彦野、柳川、中尾、津田―川端

前日に念願だった優勝を決めた関大。関学大に2連勝して、リーグを9勝1敗で終えるつもりだった。しかし、一時は9点差としながらも相手に追いつかれ、引き分けで試合終了。それでも、2回の延べ13人攻撃など今年の関大を象徴する、ノッたら手の付けられない強さを見せつけた。

その2回表。1死から7番・下條、8番・平井が中前打で出塁する。先制のチャンスで打席には1番・村松。思い切り振り抜いた打球は、中堅手の頭上を越える三塁打に。悠々と2人のランナーが還ってきた。

2番・川村の四球でなおも好機は続き、2死一、三塁。3番・白石に左前適時打が飛び出し3点目となる。

さらに、4番・藤原の一ゴロに相手の失策が絡んで追加点。ここで打順が一巡し、2死満塁の場面で近藤が入る。1打席目の凡打を払拭するような左中間2点適時打を放った。

ここで関学大の先発・彦野はマウンドを下り、2番手・柳川へ。平井の右前打でもう1点を挙げ、2回だけで7点の大量リードを奪った。

3回にも2死一、三塁とすると、前田の振り抜いた初球が右方向へ。これが2点適時打となり、関学大を9点差で引き離した。

しかし、「勝ったと思ってしまった」(川村主将)。大量得点が逆に選手たちの油断につながった。9点差とした3回の裏に、平井が関学打線につかまってしまう。長打を含むヒット4本と、四球や失策が絡んで5失点。あれだけあった点差を、一気に4まで縮められた。

4回以降は、追う関学大を継投でしのぐ。北野が2イニング投げ、芝と大西が1イニングずつを、それぞれ無失点で切り抜けた。

だが、8回に登板した横谷が2失点。イニング途中で池本へとマウンドを譲った。なんとか3つ目のアウトを取るも、2点差で最終回を迎える。

関学大の追い上げを振り切るためにも点が欲しかった関大だが、三者凡退。嫌な流れで攻守が入れ替わった。すると、池本の制球が定まらず連続四球。さらには死球と、サヨナラの走者を出してしまう。そして1死満塁で8番・川端に痛恨の左前2点適時打を浴び、同点。後続は断ったものの、リーグ最終戦を白星で終えることはできなかった。

試合後、選手たちは悔しそうな表情を浮かべた。だが、三浦監督は「前向きにいくためにはいい材料」と、直すべき課題が見つかったことに触れる。関西選手権まであと1か月を切っているが、リーグ優勝を果たしたチームならどんな課題もクリアできるに違いない。5月、さらに成長し、強くなった姿でグラウンドに立つ。【文/写真:谷 風花】

▼三浦監督
「9-0から9-9。結果としては褒められる内容ではない。試合前からベンチ入り全員使おうと言っていた。選手を変えたからというより、9点も入ったという油断が、追いつかれる状況を作った。やっぱり全員が浮かれていた。普段頭から出ない者は、出る準備ができていない。レギュラーもベンチで自分の果たすべきことができていなかった。どうしても勝たないといけない状況だった関学大に飲み込まれかけた。関大はやはり強くないと痛感した。優勝は喜んでいい。だがそれ以上に気を引き締める。六大学の代表として、これまで以上に技術や試合の入り方、ベンチワークをより一層精進していかないといけない。また、ぼろ勝ちできなかった、大差からでもこんな試合展開もある、ということも念頭に置く。前向きにいくためのいい材料だと思うから、練習で課題に取り組んでいきたい」

▼川村主将
「勝ち切りたかった。勝って終わりたかった。9-0になって、勝ったと思ってしまった。中盤で1点を取れなかったのも、打てるだろうという余裕があった。ただヒットがなかったわけではないから、打つ方はそんなに。今日はどちらかというとピッチャーのフォアボールが目立った。ランナーを出してしまうとリズムに乗れないし、守りのリズムが作れない。バッターは先頭が出られなかったこと大きい。どんな形でも出られるようにしてほしい。監視選手権でも優勝を目指す。リーグ戦と一緒で、プレッシャーを楽しんで、マイナスからプラスにできるように。チーム全員が野球を始めたころの初心を忘れずに、何よりも楽しんで自分のプレーをしてほしい」