【アメリカンフットボール】課題が残る試合もRB松下のTDで逆転勝利!

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◇第68回関法定期戦対法大◇4月23日◇関西大学千里山キャンパス中央グラウンド◇

1Q 2Q 3Q 4Q 合計
関大  7  0  3  6  16
法大  0  7  7  0  14

法大との伝統ある一戦は今年で68回を迎える。昨季は富士通スタジアム川崎で行われ、14―28で敗れている。ホーム・関大千里山キャンパス中央グラウンドでリベンジを果たしたい。

 

 

試合開始後、関大が相手のファンブルから攻撃権を獲得するとQB入佐からのパスがWR長井、RB畑中へと通り相手陣をタッチラインへと突き進む。途中、相手LBに阻まれロスを許すも入佐からWR中村へのパスが通り、右から回り込む形でゲインを奪うとファーストダウンを獲得。残り1yd地点から決めたのは畑中だ。相手ディフェンスが守りを固めるも迷いなく中央を突く。これがタッチダウン(TD)となり先制。トライフォーポイント(TFP)も決まり7-0とし、関大が流れをつかんだ。その後も中村が35ydsランや入佐から長井への20ydsパスが通るなどの見せ場を作るが、2回のQBサックやインターセプトにより得点までは結びつけることができなかった。

第2Qでは法大に流れをつかまれる。LB安田がハーフライン付近でタックルによりロスさせるなどの活躍を見せ失点を防ごうとするも、残り2分頃からのシリーズでTDを決められ7-7。ドローで後半へと折り返す。

 

 

後半では早々にキックオフリターンから長井が85yds進む。残り6yds地点からの攻撃ではわずか2ydsゲインにとどまり、関大はフィールドゴール(FG)を選択。これを決め、追加点を獲得した。しかし、残り6分を前にTDを決められ離されてしまう。

是が非でもTDしたい最終Q。関大はファーストシリーズでは思うように進めず攻守交代へ。セカンドシリーズではRB松下が6yds前進すると、その後もWR木下、畑中と確実にファーストダウン更新を目指し突き進む。相手陣30ydsからWR今へと12ydsパスが通ると最後は松下が決める。着実にゲインを奪い、残り3yds地点から「自分は突っ込むだけだった」と話すように迷いなく中央を突いた。16―14とし勝ち越す。その後、法大の猛攻に失点危機を迎える。ラインまで約15yds地点で残り20秒ほどを残すという厳しい状況も、最後まで守り切り試合を終えた。

 

 

僅差での勝利を果たしリベンジを果たした関大。しかし、内容では反省すべきことが多い試合となった。「次までにチームの意識を改善しないといけない」と岡田主将が話すように、勝つためには何が必要なのか、をKAISERSが全員で見つめ直し、チームとしてのまとまりを持って次の試合へ臨まなければならない。【文:水野 真/写真:谷 風花】

 

 

▼松浦監督
「新チームになって新しい取り組みをしている。組織の中でチャレンジをしている。そこでひとつ成果が出てよかった。最後の時間の使い方が難しいケース。止まれば取られていた。それが今回は稀なことが起きた。こういうところをしっかりとできる。いい意味で賢いチームになれるようにということでケーススタディができたと思う。チームには(高校時代にアメフトをしていない)未経験の選手がたくさんいる。関大はそういうところでやっていこうということなので、練習を多くしている。今日は初めて出場している選手もいる。その中で誰も大きな怪我なく進めたことは良かったと思う。関大はどういう手法でもロースコアしかないと考えている。今日の試合は想定内。団結するという所にフォーカスをあてて、フットボールのこともチームのことも考えられる選手にしていきたい」

▼岡田主将
「法政はアスリートが多い。能力では負けている分、チームとして一丸としてやっていこうという意識を持って臨んだ。今日は勝てたという結果としては良かった。ただ、これはたまたま。時計が流れただけのこと。この勝ちに安心せずにしないといけない。できていないことが多い。止められない、守り切れない、取り切れていない。反省点が多い試合だったと思う。次までにチームの意識を改善しないといけない。モラルが下がっている。筋トレや体重など数値的に甘い。結果にこだわって、フットボーラーとして当たり前のことをできるようにならないといけない」

▼QB入佐
「あの(昨季最終節の京大との)試合から練習でも入る頻度が多くなっていた。法政戦も僕が入るということで練習してきた。試合のスターターとして出るQBという意識を持って取り組んできた。最初はリズムよく先制できたがディフェンスから仕掛けられてプレッシャーも強く、いつも通りのプレーはできなかった。ハーフタイム後は仕切り直して、それは良かったと考えている。今日の反省は相手にプレッシャーをかけられたときにプレーがいつものようにできなかったこと。次の試合までに同じようなことが起きても冷静に対処ができるようになりたい」

▼RB松下
「新チームになってきてからずっとこの日のために頑張ってきていた。2月3月もしんどかったがこの日を思って取り組んでいた。絶対に勝とうという気持ちで進めた。いい雰囲気で試合に迎えたと思う。今日の試合を振り返るとディフェンスとキッキングが頑張っていてオフェンスが点を取れていない。最後のTDはゴールまで3yds。相手は絶対にブロックしてくるので、自分は突っ込むだけだった。始まった瞬間に決めて突っ込んだ。次戦に向けては1対1のときにかわせなかった。どんな守りをしてくるかわからないがどんなことにも対応できるようにしていきたい」