【準硬式野球】接戦制し、春リーグ優勝!!

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◇平成29年度関西六大学春季リーグ戦最終節対関学大1回戦◇4月20日◇わかさスタジアム京都◇

関学大 010 000 001=2
関 大 101 010 00X=3

(学)古澤、柳川、津田―川端
(関)小川、池本―瀧上

センター方向に上がった打球を中堅手の川村主将がしっかりとつかむと、選手全員が拳を突き上げマウンドへ駆け寄った。全国制覇を果たした2013年以来である、8季ぶりのリーグ優勝。『挑戦』者たちが、強い関大準硬式野球部の完全復活を証明して見せた。

先制点は思わぬ形で転がり込んできた。3番・白石の右前打、5番・前田の内野安打などで2死満塁。6番・瀧上の打席で関学大のバッテリーにミスが出る。暴投によって、初回に1点が入った。

先発の小川は「最初は力んで球が浮いてしまった」と、2回に同点打を許す。しかしその後は、試合の流れを作る完璧なピッチング。女房役の瀧上の2度の盗塁阻止もあり、4回から8回までは関学大打線を3人で片づけた。

一方の関大は3回にも加点。白石と4番・笹峰の連打で1死一、三塁とし、前田の左犠飛で1点を追加した。

さらに5回。四球で出塁していた一塁走者の笹峰が盗塁。得点圏にランナーを進めると、その次の球に前田が反応する。これが左前適時打となり、関学大に2点差をつけた。

そして優勝まであとアウト3つ、最終回の守備を迎える。だが、ここで関学大が粘りを見せてきた。この回の先頭に四球、続く5番打者に左前打でつながれると、小川は降板。代わって守護神の池本がマウンドに上がった。

しかし、その池本も6番バッターに四球。無死満塁にピンチを広げてしまう。しかし、「追いつかれたらその時だと割り切った」と池本。暴投の間に1点を失ったが、3人をフライアウトにして試合終了。ライバルとの接戦を制し、見事リーグ優勝を成し遂げた。

チームテーマを『挑戦』と掲げ、チャレンジャーとして戦ってきた春リーグ。しかし蓋を開けてみれば、1試合を残して優勝を決めた。「負ける気はしなかった」(村松)。勝ち方を知ったチームにもう恐れはない。このまま関学大2回戦も勝利し、目標の関西制覇に弾みをつける。【文:谷 風花/写真:嶋健太朗】


▲三浦監督
「うれしい。神大戦がちぐはぐな試合で、このままで大丈夫かなと思っていた。相手なりにするチームなのが、今日は逆に良かった。先週の結果を経て、しっかり役割を果たせるよう練習しようと言っていた。それが1週間の取り組みにつながった。チームでつかんだ勝利だった。ピッチャーは抑えてくれたし、中軸も機能していた。3点取れたのが大きかった。優勝は想定していなかった。1勝1勝積み上げて、うまくチームが機能している。活動停止から監督として完全に復帰したのは、この春リーグから。現場で指揮を執って優勝した分、喜びも大きい。今までのリーグ戦の勝利は、紙一重のものが多かった。最小限、最少失点でいけたのは、みんなの成長したところだと思う。また、どのチームよりもミスが少なかった。リーグ戦でのピッチャーの使い方ばかりを考えていたが、次はトーナメント。また作戦を練らないといけない。今のままで勝ち抜けるほど、関西は甘くない。ピッチャーの層の厚さ、中軸打線は自信がある。あとは守備の甘さと、走塁の甘さ。1カ月弱どれだけ克服できるかだと思う。関西優勝はもちろん狙う。あとは2年前の全日でくやしい思いをしているから、いいチームとして全国にいきたい」


▲川村主将
「うれしい。優勝が実現したのも、キャプテンとしては練習の成果が出たからだと思っている。全員が役割を果たしてくれた。ベンチに入れなくても、スタンドは声を途切れさせることはなかった。メンバーのみんなもしっかり接戦をものにしてくれた。自分は立命大戦以来あまり打てていないが、チームに貢献できていることはあると思っている。今日は2番バッターとして、2回出塁できた。打てなくても、点につながればと思っている。チームの目標は関西優勝。リーグ優勝してうれしいという気持ちもあるが、改めて目標を再確認してほしい。トーナメントは一つ一つ勝たないといけないし、チームとして最高の準備をしていきたい」


▲小川
「優勝した実感がない。最終回は優勝を意識して欲が出てしまった。(自身のピッチングについて)最初の方は力んで球が浮いてしまった。点取ってくれたことで楽にいけた。この試合いけるなとは序盤から感じていて、ここで負けたら今までの関大と一緒。そう思って戦った。明日の試合も全員で束になって勝ちたい」


▲池本
「秋の最下位から、練習試合も負けが多かったので信じられない。小川さんの調子だと9回まで行くとは思っていたが、気持ちを切らさずにいられた。そこは8試合中6試合投げて成長したと思う。(先頭打者は)バントさせようとして置きに行ってしまった。(最後マウンドでの伝令について)笑っていた。追いつかれたらその時だと割り切って笑うことを意識した。明日勝って9勝1敗で終わらないといけない。自分が投げたら先頭打者に100%をぶつけれる準備をしていきたい」


▲村松
「すごいことだとは思うが実感がない。ここ最近は負けそうでも勝ってきた。勝ち癖がついている分負ける気はしなかった。明日も試合があるので気を抜かずに勝ちを優先して(個人タイトルに向けて)ヒットを打ちたい」


▲白石
「素直にうれしい。まさかこんな風にマウンドに集まって喜ぶ日が来るとは。びっくりしている。優勝が懸かっていてもリラックスできていた。いつも通りに臨めて、自分自身チャンスも作れてチームに貢献できた。明日は少し気楽に野球を楽しみたい」


▲笹峰
「素直にうれしい。今までしんどいことがあった分余計に。去年の先輩たちが人間性の部分を作ってれた。結果で示せと言われていたので、できてうれしい。最初から厳しいシーズンになることは分かっていたが、勝つことで流れに乗れた。チームの個人の能力は高くない。一体感だと思う。明日は勝たないと意味がない。9勝1敗で終われれば成長できたと思える」


▲前田
「優勝は素直にうれしい。正直ここまで勝てると思っていなかった。周りからは勝てないと言われていた。リーグ戦は総力戦で、うちの何かが強くて勝てた。リーグの最初のほうは、緊張して全く打てなかった。同志社との2回戦くらいから慣れてきて、打てるようになった。だけど、神大戦はノーヒット。授業とかもある中で、今週は無理して練習に顔を出していた。それが実って今日打てたんだと思う。自分たちは関西優勝が目標。だから関西で優勝して、次は全日優勝を目標にできるようにしたい」


▲瀧上
「うれしかった。人生初の優勝なので余計にうれしい。(最後の場面について)向こうの雰囲気に飲まれないように、しっかりとこっちの気持ちを見せられように、頭は冷静に心は熱くピッチャーに思い切りいけと伝えた。最後センターフライで自分が一番見えるので、優勝できていろんなものがこみ上げてきた。(リーグを通じて)ピッチャーが成長してくれた。チームとしても体重アップであったりやってきたことの成果が出せた。明日は個人タイトルを意識して自分中心にならないように9勝目を油断せずに取りに行きたい。活躍して結果として個人タイトルがついてくればいいと思う」


▲下條
「うれしい。正直リーグ戦では負けている状況もあった。でも、選手たちに負けのオーラがなかった。自分はチャンスで回ってくることが多かったから、全然打てなかった時もあったが、要所要所で打てたのは良かった。チームは関西優勝を目標にしている。そこに向けてリーグ戦と同じように、挑戦者として向かっていくだけ」


▲蔵田
「人生初の優勝でうれしくて頭が真っ白になった。マウンドで喜んでいる時も真っ白であまり覚えていないくらいにすごいうれしかった。試合後は自分がムードメーカー的なところもあるので楽しかった。チームとしてはアップから声も出ていたし、最初硬かったのもだんだんとやわらかくなった。明日からも一戦一戦大事に、明日は負けるにいかない」