【レスリング】出場3選手全員が入賞!充実の新人戦

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◇平成27年度西日本学生新人戦◇7月4・5日◇金岡公園体育館◇

【フリースタイル61㌔級】
2位 大川将吾
3位 大川慧輔
【フリースタイル65㌔級】
3位 竹本壮志
【グレコローマンスタイル59㌔級】
3位 大川将吾
【グレコローマンスタイル71㌔級】
2位 竹本壮志

昨年の準優勝の大川将、竹本に加え、春季リーグで活躍した1年生の大川慧が出場した新人戦。今年は3選手ともフリー、グレコローマンの両スタイルにエントリーした。

初日はフリースタイルが行われた。65㌔級の竹本は1,2回戦を難なく勝ち上がり、準々決勝で昨年の61㌔級王者である同大の光永と対戦する。実力者同士の戦いは両者とも相手に得点を許さない。片足を取られても、体を切り替えして相手の攻撃を防いだ。先に光永がアクションタイムを取られ、竹本が1点を獲得。しかし、第2Pに竹本がアクションタイムを取られ、1-1となる。同点の場合、最後に得点したほうが勝者となるため、竹本が劣勢となる。その後は両者とも攻め手を欠き、試合終了。竹本の夢は断たれた。
しかし、敗者復活戦に回った竹本は悔しさを晴らすように圧勝を続ける。「緊張もなく、勝って当然」と、3位決定戦でも近大の一ノ本をタックルとローリングで圧倒し、勝利を収めた。
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61㌔級には大川兄弟が出場。まずは弟の慧輔が1回戦をわずか20秒で勝ち上がると、兄・将吾も判定勝ち。共に2回戦も勝利した。
続く準決勝で、大川慧は徳山大の光岡と対戦した。第1Pは0-1と競っていたものの、第2Pに畳み掛けられ、0-7で敗戦。3位決定戦に回ることとなった。一方、大川将は日本文理大の岩崎と両者譲らぬ展開の中、相手の一瞬の隙を突き、第1Pでフォール勝ちを飾った。
3位決定戦は終盤に大川慧のタックルがさえ、8-6で競り勝った。
決勝戦、大川将の相手は準決勝で弟を破った光岡だ。大川将は気合を入れてマットに上がる。バックを奪い先制すると、2-0とリードして第1Pを終える。しかし、第2Pの序盤で逆転を許すと、チャレンジも失敗に終わり2-5とれ劣勢に立たされる。それでも、バックを取って、連続ローリングで8-5と再逆転。1点差に詰められ、試合は終盤に。大川将が逃げ切るかと思われたが、ラスト1秒で光岡ががぶり返しを決める。最後の最後で優勝を逃した大川将だが「楽しくできた」と満足げに話した。
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2日目のグレコローマンスタイル。59㌔級に大川将、66㌔級に大川慧、71㌔級に竹本がそれぞれ出場した。
大川慧は2回戦敗退。敗者復活戦にも進めず、悔しい結果に終わる。

昨年、準優勝の大川将は2回戦で中京学院大の野上に攻め手を封じられ、0-5で完敗。その後、野上が決勝に進出したため、敗者復活戦への出場が決まった。
だが、敗者復活1回戦でアクシデントが起こる。第2P途中、大川将が口を切り出血したため、一時的に試合が止まる。ここで対戦相手が間違っていたことが判明。時間をおいて、正規の相手と試合を行うことになった。
それでも、大川将は仕切り直しの1回戦と2回戦でうっぷんを晴らすような快勝を飾る。3位決定戦は中京学院大学の中村に苦戦。リフトから投げ技を決められるなど、2-7と苦しい状態で第1Pを終える。第2Pも攻めあぐねた大川将だが、意地を見せる。投げ技から一気にフォールを奪い、逆転で3位入賞を手にした。
昨年の9月に肩を手術し、10カ月のリハビリを経てマットに戻ってきた大川将。「やっぱり試合は楽しい。優勝はできなかったけど、自分としては頑張った」と表情は晴れやかだった。
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フリースタイルを得意とする竹本。グレコローマンへの出場は「経験を積むため」。1回戦、連続ローリングで完勝を収める。続く準決勝では同大の平田と対戦した。第1Pは相手のペースで試合が進み、一時は1-8と差をつけられる。だが、竹本は後方への投げ技で反撃に出る。第2Pは両者とも追加点がなく、5-8のまま終盤に突入。試合終了3秒前、「最後に思い切っていった」と竹本が反り投げで4点を獲得。土壇場で逆転勝ちを飾った。
「まさか上までいけるとは思わなかった」と竹本。決勝ではフォール負けを喫したが、抜群のレスリングセンスと適応能力の高さを示した。
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出場した3選手とも入賞。両スタイル合わせて5個のメダルを獲得した。個々が強さを見せた若き関大レスラーたち。今後の活躍に期待がかかる。【吉見元太】

▼竹本
「フリーの3位は悔しい。準々決勝の相手は前回の61㌔級のチャンピオンで、意識を高くして挑んだけど、最後の最後で自分の悪いところが出た。駄目だった。高校時代もそうだったが、勝っているときに気を抜いてしまって、最後で取り切れずに逆転されるのが悪いところ。それをなくせたら今日の試合は勝てたと思う。それから、タックルでもっと取れるようにしたい。敗者復活は緊張もなく、勝って当然だと思っていた。新人戦優勝を目標にして練習してきた分、悔しい。グレコは経験を積むために出た。まさか上までいけるとは思わなかった。運が良かった。(準決勝の相手には)去年の春、リーグ戦で当たって投げられていたので、注意はしていた。1-8で窮地に立たされて、やばいと思った。最後に思い切っていったら、勝つことができた。決勝は自分でも予想していなかったので、当たって砕けろと思って挑んだ。あまりグレコの練習をしてこなかったので勝てなかった。次はインカレだが、まず西日本制覇が僕の一つの夢。西日本制覇目指して頑張ります」

▼大川将
「(フリーについて)楽しくできた。自分はグレコのほうが得意で、フリーはあまり練習してなかった。もう少しやっていれば勝てたかもしれない。負けたけど、自分でも満足できる試合内容だったので悔いはない。(グレコは)昨日の疲れもあって、練習でできていたことが出せなかった。スタミナ不足。次は試合で出し切れるように、練習から細かいところまで意識していきたい。去年の9月に肩を手術して、リハビリに10か月費やした。やっぱり試合は楽しいし、負けても落ち込まず、楽しくできた。優勝はできなかったけど、自分としては頑張った」

▼大川慧
「(フリーは)優勝できるチャンスはあったと思う。優勝できなかったのは残念だが、3位入賞という形で戦績を残せたのは良かった。反省点はスタミナ。後半勝負で取らないといけないときに取れなかった。自分から攻めてタックルに入ったら、点が取れたのでそこは自信につながった。リーグは全勝できて、今回もいけると思っていたので悔しい。(グレコは)練習不足。グレコの練習を始めたのはリーグ戦の後。練習量が足りなかったし、自分の実力が分かった。両スタイルで勝てる選手になりたい。来年の新人戦では優勝して、天皇杯に出たい」