【ハンドボール】苦しみの末につかんだ新チーム初白星! 今年も『全員ハンド』健在だ!

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◇平成29年度関西学生春季リーグ戦第2節対天理大◇4月16日◇太陽が丘◇

【前半】関大12―15天理大
【後半】関大15―11天理大
【試合終了】関大27―26天理大

待ちに待った瞬間に、自然と笑顔が広がった。前半からミスを連発して最大5点差を追いかける劣勢も、ラスト15分で驚異の粘りを発揮。最後は代名詞『全員ハンド』がさく裂し、勝負を決めた。開幕2戦目で出原率いる関大が、待望の初勝利をつかんだ。

この日は4年生石田と竹内をスタメンに抜擢。最高学年5人がコートに入り、ゲームが始まった。


▲石田

立ち上がりは重岡の得点を皮切りに、スピード感あふれる速攻がさえ渡る。幸先よく5―2とリードを奪って、リズムをつかんだ。


▲竹内


▲永川

しかし、開幕戦に続いてこの日も、ここから勢いを加速することができない。出原主将が「関大は自滅型」と分析したように、ミスが響いて7連続得点を献上。状況は一変し、前半を12―15とリードを許して折り返した。

迎えた後半、幸先よく永川がゴール前に抜け出し、シュートを放つもゴールポストに嫌われる。シュートミスを連発するもどかしい時間が続いて、リードは5点に広がった。その後も追い上げることができずに時間が過ぎるが、14分過ぎのタイムアウトから流れが変わる。「関大らしく、思い切ってやろう」(出原)。その言葉をコートの選手が体現した。ここまでチームをけん引し続けた重岡がまたも口火を切り、安定感あふれる竹内が続く。


▲重岡

極めつけは2回生後藤だった。中川監督が「ここぞというところで決めてくれた」と絶賛したように、全員の思いを乗せて豪快にゴールネットに突き刺す。


▲後藤

大逆転劇を繰り広げる選手にベンチ、スタンドも大声援で後押しし、流れは完全に関大に傾いた。

1点が勝敗を左右するラスト5分、後藤が2得点を挙げついに逆転。最後は緊迫した場面を守り抜く勝負強さを見せ、ブザーが鳴り響いた。欲しかった今シーズン初白星を大逆転の末につかみ、選手からは笑顔があふれた。

試合後のミーティングでは主将の口から「みんな、関大らしさ」というフレーズが並んだ。インカレの舞台で実感した最大の武器である『全員ハンド』は、今年も健在。試合内容では課題が浮き彫りとなったが、選手たちの顔からは「まだまだこれから」という決意がにじみ出ていた。新体制初勝利、この勢いのまま次節22日の桃山大戦でも勝利をつかみ取る。【文:高橋良輔/写真:奥井健太】

▼中川監督
「シュートを決め切れなくて速攻を食らって苦しい時間帯が多かった。勝てたからよかったけど、もっと楽に展開できた試合。前半は本当に焦ってミスを連発していた。春らしい試合と言えばそうだけど、能力があるからこそそれを出し切ってほしい。でも、後藤と酒井が途中から出てよく頑張ってくれた。特に後藤はここぞというところで決めてくれたと思う。(タイムアウト後は)沈んでいたけど、雰囲気も含めてそこから乗っていけたので良かった。とにかくミスを減らしていくこと。でも勝つことができたので、ここから勢いに乗ってやっていきたい」

▼出原主将
「新チームが始まって2戦目で初勝利を、1点差で勝つことができて良かった。内容は良くなかったけど、開幕前から1点差でもいいから勝つことを大事にしてきたので、今日勝てたことは天理大より何か関大が上回っていたものがあったんだと思う。点差をつけられても逆転できたし、そこはいい経験として次につなげたい。先週は石田がキーマンになってくれて、今日は同じポジションの後藤が要所で点を取ってくれてチームを助けてくれた。そこから乗っていけたので、良かったと思う。(後半タイムアウトでは)主将として、このまま沈んで負けたら後悔すると思っていたし、もう一度関大らしさ、思い切ってやろうということは伝えた。ベンチからも声が出ていたし、1試合を通してスタンドも含めて誰か1人でも欠けていたらダメだったと思う。引き分けと勝利は全然違うので、課題もあるけどしっかりと今日の勝ちを次につなげること。関大は自滅型なので、自分たちでそこを意識して改善できるように、楽しんで勝つことを意識してやっていきたい」