【野球】若泉今季第1号!接戦ものにし同大に先勝!

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◇平成29年度関西学生春季リーグ戦第3節対同大1回戦◇4月15日◇皇子山球場◇

関 大 010 000 000 1=2
同 大 000 000 010 0=1

(関)阪本大、山本―久米
(同)福島―山岸

雨が降りしきる中、スコアボードに0が並ぶ投手戦となったこの試合。4番・若泉のソロ本塁打で先制して以降は、同大先発の福島に苦しめられる。勝負は延長までもつれたが、3番・古川の中前適時打で2-1とすると、最後はピンチを迎えてから登板した山本が相手打線を完全に封じた。接戦をものにして、まずは1勝を同大から奪った。

先制点はいきなりだった。2回、先頭の若泉が1球目を振り抜くと、そのまま打球はレフトスタンドへ。初めての4番に「やってやる」と意気込んで臨んでいた男は、塁を回りながら誇らしげにガッツポーズを見せた。

しかし、その1点から関大打線は波に乗ることができない。ヒットは出るものの得点には至らないまま、8回を迎えた。

先発の阪本大は5、6回と得点圏に走者を進めながらも、得点は与えまいと踏ん張っていた。だが8回表、先頭の9番・福島に四球。そこからテンポよく2つアウトを取ったが、3番・平山に左前適時打で同点に追いつかれてしまう。

9回も1死二塁のピンチを背負うが、そこは左翼手・若泉の好返球にも助けられて追加点は許さなかった。しかし、両投手の粘投で勝負は延長戦へ。

延長10回。2死二塁で、それまでノーヒットの古川に打順が回る。「打てると思っていた」とインコースのストレートを中前に運ぶと、二塁走者の多田が快速を飛ばして生還。2-1として、裏の守りに入った。

阪本大は100球以上投げていた疲れからか、連打を浴びる。そこでピッチャーが交代。無死一、二塁という厳しい場面から、山本がマウンドに上がった。「準備はできていた」と山本。見逃し三振、右飛、遊ゴロとしっかり3人で抑えた。

「接戦になればうちのもの。総合力で勝った」(早瀬監督)。打線がつながりにつながった京大戦とは対照的な試合となったが、どんな展開にも対応できるチーム力を見せつけた。このまま明日も同大を下し、勝ち点を奪う。【文:谷 風花/写真:川﨑恵莉子】

▼早瀬監督
「何度もチャンスを作りながら、苦しい展開だった。阪本(大)が抑えてゲームを作ってくれたと思う。関大は競り合いに強い。オープン戦からもそうだったが、公式戦でものにできたということは、ますます接戦になればうちのものだなと感じる。総合的な力がある。今不動の4番はいないが、若泉は長打力もあるしスイングスピードが速い。あのホームランで勢いに乗れなかったのはもったいないが、最終的に勝てればいい。山本は気持ちが強い。あの場面をよく3人で抑えてくれた。今日はチーム全体で勝った。明日もなんとかものにしたい」

▼久米主将
「同大相手には苦しい展開になることはわかっていた。ベンチやスタンドが一体になって戦っていた。若泉のホームランもそうだが、自分も含めて4年生が活躍して、勢いをもたらさないといけない。阪本(大)は後半疲れていて、体力不足だなと思った。次はこういう試合ではエースが踏ん張らないといけない。古川はチームの中心で日頃の取り組みから指摘している。本当に素晴らしい選手。(同大に先勝したが)先を見てはいけない。明日で決められるようにやっていきたい」

▼阪本大
「5回までは良かったが、6、7回からは自分でもはっきり分かるくらい足に力が入らなくなって、球威も落ちていた。初めての感覚だった。打たれてもいいからバックを信じて投げた。どれだけ打たれても、0点で抑えて勝ち切れる投手になりたい。誰が相手でも絶対に負けない。課題は見えたから、これから一つ一つ積み重ねていこうと思う」

▼若泉
「(ソロ本塁打の場面)特に何も考えていなかった。感触はよかったが、入ってくれたらいいなぐらいだった。試合前に4番と言われて、4番は初めてだったからやってやると思っていた。状態がそんなによかったわけではなかったが、打てて良かった。今日は接戦でしんどかった。1試合1試合大事にしてもっと調子を上げていかないと」

▼古川
「調子は悪くなかった。打てるだろうと思って打席には入って、インコースのストレートを打った。今日はバントミスが多かった。あれで流れが悪くなったところもあるから、明日までに修正したい。同大は勝ちがないということで必死でやってくる。関大も死に物狂いでやる」

▼山本
「阪本大さんがばてているのは見ていて分かっていた。勝ち越したら自分の番だろうと思っていたから、準備はできていた。同大に先勝できたのは大きい。明日は自分が投げると思う。自分の投球で試合を作って、相手の先発よりも長くマウンドに残りたい」