【準硬式野球】白石サヨナラ打!優勝まであと一つ

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◇平成29年度関西六大学春季リーグ戦第4節対神大2回戦◇4月14日◇南港中央野球場◇

神 大 000 002 100 =3
関 大 002 000 002x=4

(神)檜垣―村木
(関)池本、横谷、大西、芝、平井―瀧上

1点ビハインドで迎えた最終回にドラマが待っていた。1死満塁から3番・白石の右前適時打でサヨナラ勝ち。敗戦ムードから一転の逆転勝ちに、選手たちに歓喜の輪が広がった。

神大の先発は前日に引き続き檜垣。3回に1番・村松の右前打と白石の右中間への当たりで幸先よく先制する。さらに、相手の送球がそれた間にも1点を追加した。

しかし、「先発が同じだから打たないといけないと気負いすぎた」(川村主将)と、4、5回はヒットが出ない。徐々に試合の流れが、神大の方に傾いてしまった。

この日の先発は、再三抑えとしてチームを救ってきた池本。5回までは三塁を踏ませなかったが、6回に3番・藤井に左越三塁打を浴びる。続く4番・村木の左前打で失点すると、マウンドを横谷に譲った。

代わった横谷も中前打を打たれ、神大に同点に追いつかれる。7回も無死一、二塁とピンチを迎え、ピッチャーは3番手の大西へ。2死までこぎつけるが、暴投で1点失い逆転を許してしまった。

「完全に負けパターン」(三浦監督)。得点圏までランナーが進んでも、最後の1本が出ない。継投で神大の攻撃をしのぎながらも、9回裏を迎えてしまった。

だが、野球の神様は関大に微笑む。8回から守備で入っていた8番・笹峰が四球を選ぶと、続く代打・吉田が左前打、村松も死球で出塁し、無死満塁とした。

代打の2番・小川は遊飛に倒れたが、なおもチャンスは続いて先制打の白石が打席へ向かう。初球からスイングすると、「奇跡だと思う」(白石)。打球は右前の絶妙な位置に落ち、三塁走者の笹峰が生還。続いて吉田の代走で出ていた北脇がホームベースを踏むのを確認すると、多くの選手がこぶしを高々と突き上げて喜んだ。

前日同様苦しい展開ながらも「勝ち癖がついている」(川村主将)と、運も味方につけて勝ち切った関大。7勝目を挙げ、あと1勝すればリーグ優勝というところまで来た。しかし、三浦監督は「自分たちの試合をしたい」と首尾一貫。『挑戦』というスローガンのもと、チャレンジャー精神でライバル・関学大に挑む。【文/写真:谷 風花】

▼三浦監督
「昨日みたいに苦しい展開。3回に先制して今日こそはと思ったが、同じピッチャーに苦しめられた。池本も5回までは投げさせよう、継投にしようと決めていた。序盤で思ったより点が離れなかった。だから続投させて、6回で打たれて悪い流れになってしまった。次の回でも打たれて、完全に負けパターン。今回の神大戦で関大は強くないとまた感じた。自力で勝てたという試合は一つもなくて、たまたま勝たせてもらっている。今日は代打の選手や、投手だったら芝が8、9回で役割を果たしてくれた。最後も代打の吉田がつないで、白石が決めてくれた。優勝も見えているが、勝つことを意識する。完全に実力でねじ伏せた試合はなくて、勝ち運が他よりあっただけ。各自の役割を果たして1戦1戦きちんと勝って、結果として優勝できれば。あと2つ。自分たちの試合をしたい」

▼川村主将
「何で勝てたのか分からない。勝ち癖がついているなという感じ。最後までしんどかったが、今日は代打陣が頑張ってくれた。ピッチャーも5人も使う予定ではなかった。相手が粘り強かったし、リズムが悪かったかなと思う。各々の役割を意識しないと。向こうの先発は昨日と同じで、打たないといけないとどこか気負いすぎたところがあった。気楽に打席に入っていれば、もう少し試合展開は変わっていたかなと思う。授業が始まって練習が十分にできていない。各自で準備していかないといけない。(あと1勝でリーグ優勝だが)先は考えていない。国立4戦で、勝つことの難しさが分かった。全員で悔いのないようにやっていきたい」

▼白石
「(最後の打席は)打ちたい気持ちがあって、手が出てしまったという感じだった。でも、いいところに落ちてくれた。前までの成績を考えたら、今日の結果は出来すぎ。奇跡だと思う。昨日も打てないピッチャーではないと思っていた。今日は打てるという油断があって、それで結局神大に流れを持っていかれた。ムードは悪かったが、あきらめているやつは1人もいなかった。もうここまで来たら優勝したい。昨日今日みたいな劣勢でも食らいつけるように、頑張りたい」