【ハンドボール】ミス目立つも、粘り切る!シーズン開幕戦はドロー!

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◇平成29年度関西学生春季リーグ戦第1節対近大◇4月9日◇関西福祉科学大学体育館◇

【前半】関大10―11近大
【後半】関大16―15近大
【試合終了】関大26―26近大

いよいよシーズンが開幕。出原主将率いる関大が、この日新体制初の公式戦となる春季リーグ初戦に臨んだ。開始直後からコンスタントに得点を重ね、幸先のいいスタートを切るもオフェンスでミスを連発。終始雰囲気では相手を圧倒していただけに、悔しさの残るドロー発進となった。

「関大らしくいこう」(出原)。

1カ月半にわたって繰り広げられるリーグ戦の幕開けはこの言葉からだった。それを体現するかのように、開始直後から選手がコートで躍動。永川、植松の4回生コンビが得点を挙げ、出原もノーマークシュートを2本連続で止める。


▲永川


▲植松


▲GK出原主将

重岡、栗原のスピードを生かしたプレーも健在で、15分過ぎにスコアは8―4。


▲重岡


▲栗原

今年のチームの象徴である、元気の良さを示すかのようにお祭り騒ぎで、会場中をのみこんだ。

完全に流れに乗って試合の主導権を握る。しかし、20分過ぎから状況は一変。「関大は悪い時に悪いミスをしてしまう」と出原が振り返ったように、ミスから相手を勢いづかせる。12分以上も得点を奪えず、逆に7連続ポイントを献上。まさかの逆転を許し、10―11で前半を折り返す。

勝負の後半、コートでひと際輝きを放ったのは石田だった。大会前、「流れを変えるプレーができるようにしたい」と意気込んでいた男がチームをけん引。昨年一年間は本来の力を発揮できなかったが、この日は持ち味の豪快なシュートが次々と決まった。


▲石田

後半だけで8得点、放ったシュートはすべてゴールに突き刺す見事な活躍だった。試合は1点を争う攻防のまま展開され、勝負の行方はラストワンプレーまでもつれ込んだ。タイムアウトを取り、開幕戦白星にすべてをかけるが、最後は相手GKに阻まれ同点のまま試合終了。随所にレベルの高いプレーを見せつけ圧倒する場面が多かったが、勝利につなげることはできなかった。

試合後、中川監督は「勝ち切れなかった」と開口一番悔しい思いを吐露した。状況を打開する一本、流れに乗り切る一本がこの日は決まらなかった。しかし、リーグ戦はまだ始まったばかり。今シーズンは1つ1つの目標をクリアし、チームの状態を上げることに重点を置いている。まずは「関大らしさ」を貫き、初勝利へ。1週間後の天理大戦に向け、牙を研ぐ。【文:高橋良輔/写真:奥井健太】

▼中川監督
「勝ち切れなかった。恩塚が抜けたポジションの不安だったところがもろに出てしまった。4、5点開いたところで守りに入ってしまったので、そこでもっと攻めていれば違った展開になったと思う。苦しい試合でよく負けなかったけど、今日は勝てた試合。この引き分けを次にどうつなげるかだと思う。ディフェンスは経験のあるメンバーが中心で機能はしていたけど、最後の場面で守り切れなかった。オフェンス面でも言えるところだけど、流れに乗れそうで乗り切れないので、そこをどうやっていくかが課題。でも石田が今日は良かった。4回生の意地を見せてくれたし、雰囲気を4回生が作ってくれている。次勝つことが大事。初戦の硬さはなくなるので、また変わってくると思う」

▼出原主将
「勝ち切れる試合とも言えるし、よく粘って負けなかったとも言える試合。でも、雰囲気で勝てていた中でゲームをものにできなかったのは、攻撃でのミスが多かったから。満足はできない、反省が残る試合になった。立ち上がりはリーグ戦、新シーズンの一発目だったのでとにかく関大らしさを出そうと言っていて、それができていたと思う。でも、コートに入って選ばれている以上、もっと責任をもってやらないといけない。そういう部分では流れが悪い中で石田がよく粘ってくれた。関大は悪い時に悪いミスをしてしまうので、そこを改善していきたい。(自分自身も)60分間通してGKでもゲームをコントロールしていきたいし、ビックセーブでもチームに貢献したい。みんなで声を出して、走って、関大にできることを貫いて次勝つことが絶対大事。もう一度全員で意思疎通をして次のゲームに臨みたい」