【相撲】創部125年、相撲部の練習

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最近、稀勢の里が19年ぶりに日本人横綱となるなど、何かと話題の相撲。関大には1892年に創部され、今年で125年を迎える関大相撲部があるが、普段どんな稽古をしているのだろうか。練習を取材させてもらった。

稽古は、土俵を囲んでのしこ踏みからスタート。交代で声を出しながら行なう。真剣ながらも、アットホームな雰囲気で稽古が進む。

次はすり足。足の裏を土俵から離さないようにする運び足の基本運動だ。土俵の中の感覚を確認するためにも、大事な練習となっている。

押しの練習。こちらも基本的な稽古だ。土俵に上がっていない選手は、腕立てや鉄砲と呼ばれる練習を行う。鉄砲は、上半身を鍛えつつ、押すフォームを確認するトレーニング。



この日は指導者が不在だったため、取り組みの稽古は見られなかった。取り組み稽古をするときは、大学入学前から相撲をしていた部員と、大学から相撲を始めた部員で分かれて行っている。

稽古前、田中主将に話を伺うことができた。

――関大相撲部はどんな部ですか?

田中 歴史が長い部です。でも最近は、相撲人口が少なくなってきて、関大相撲部は今5人で活動しています。仲良くやっています。部員でボウリングに行くこともあります。

 

――普段の稽古はどんな感じですか?

田中 人数が少ないので、短いながらも、内容のつまった稽古です。しこ、すり足、ぶつかりなど当たるようなもの、それから実践練習ですね。

 

――オフシーズンにはウエイトトレーニングを行うということですが。

田中 相撲は下半身が重要になってくるので、スクワットなどを行っています。すり足などもその1つですね。あとは、押す力も必要になってくるので、腕立て伏せなどで上半身を鍛えたりしています。

 

――どのようなきっかけで入部される方が多いのですか?

田中 もともと相撲に少し興味のある人や、見学に来て、何回か来ているうちにまわしを巻いてみて、徐々に(やっていく)という感じです。

 

――昨年には5人制の団体戦にも出場できるようになりましたが。

田中 試合では、団体戦が最初にあるので、個人戦の前に体を動かせるようになりました。僕が入学したときは、部員が2人だったので個人戦しかなく、体が動かぬまま終わってしまうという感じでした。団体戦があることで、試合数が多く取れるので(いいです)。

 

――部員以外に、相撲で交流はありますか?

田中 OBの方がよく来てくれます。指導をしてもらっていますね。他校との交流は頻繁にはなく、主に自分たちだけで稽古をしています。2、3月には大阪場所があるので、プロの力士の方と一緒に練習しました。

 

――プロの力士との練習はいかがでしたか?

田中 強いですね(笑)。やはり当たりが強いなと思いました。

 

――増量などはされていますか?

田中 太るのではなく、筋肉を増やすことで体重を増やしています。運動後にプロテインを飲んでいますね。

 

――『応援される魅力的なチームで西日本インカレ団体ベスト4。仲間を信頼し、自分の相撲を取りきる』という目標にはどんな意味が込められていますか?

田中 人数が少ない小さなクラブなので、たくさん応援されることによって、力が発揮できたらいいなという意味を込めました。達成のために、他クラブなど外部と交流して、輪を広げていけたらいいなと思います。

 

――今後の目標を教えてください。

田中 5月に新人戦があるので、そこで新入生が上位に行けるよう、鍛えてあげたいです。6月の西日本インカレ団体ベスト4も目標ですね。

 

土俵に上がる姿は真剣ながら、アットホームで仲の良さも伝わってきた関大相撲部。この日は新入生も練習に参加していた。新たな戦力も加わる今年、その活躍に期待だ!【文/構成/写真:宮西美紅】