【ハンドボール】持ち味出た3日間!チームの明るさ武器に春リーグへ!

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◇合同練習試合関大合宿最終日◇3月12日◇関大中央体育館◇

徳島の地で沸き起こった大歓声。関大に受け継がれる「全員ハンド」が証明された瞬間だった。そんな歓喜も束の間、12月から出原が主将に就き、新体制がスタート。冬場の練習を乗り越え、来月9日に開幕を控える春季リーグに向けて残り1カ月を切った。現状のチームの立ち位置などを図るため、この日関西と関東計5大学が終結して合同練習試合関大合宿が行われた。

3日間で30分ゲーム20試合が組まれた今回の合宿。最終日の今日は、主力選手が中心に試合に出場した。昨年からチームの不動である永川、森川の二人がディフェンス陣をけん引。

センターのポジションを務める重岡の存在感も光った。

また、恩塚前主将が抜けたポジションで起用された2回生下柳が得点を量産。一つの不安材料であった、4回生の穴を埋める大活躍だった。

「勝ち負けよりも、全試合いい雰囲気でやることがテーマだった」(出原)。その言葉通り、この日一番目を引いたのが、ベンチでの主将の姿だった。けがの影響でこの日は3回生GK酒井にポジションを譲ったが、好セーブが生まれる度にチームを鼓舞。本番さながらの雰囲気を出原が率先して作り出した。

レギュラー争いもし烈だ。各ポジションごとに選手が切磋琢磨(せっさたくま)する姿が垣間見えた。周りを生かしたプレーが身上のセンター竹内に、パワフルなシュートが持ち味の森と石田。

安定した得点力を誇る栗原に、辻もゴールを決めて食らいついた。

サウスポー同士の植松と豊田も火花を散らす。

また、B戦ながらも高校3冠で注目の新人である栗栖が切れ味鋭いスピードで相手を翻弄(ほんろう)。

2回生田原迫も爪痕を残した。

残り1カ月弱、開幕戦までレベルの高い競争が繰り広げられる。

終始、持ち味の出た明るい雰囲気だった関大。今後は選手同士の連携など、細かいところを本番まで突き詰める時間が続く。出原はリーグ戦への意気込みを「1戦1戦頑張ること」と、あえて優勝という言葉は使わなかった。一戦必勝、全員で戦い抜くことで道は開かれる。出原率いる今年のチームはきっと何かやってくれるはずだ。【文:高橋良輔/写真:奥井健太】

▼中川監督
「すごくいいムードだった。自然とそうなる雰囲気を4回生が中心につくってくれた。1年間このようにやるというチームの形をつくることがこの合宿のテーマだったので良かったと思う。今年はキャプテンを中心に一段と明るいチームになっている。強いチームでもディフェンスは通用していたし、両GKが存在感を見せてくれていた。課題は遅攻からの得点力。点が取れない時間帯もあったので、速攻も含めてしっかりと練習していきたい。新入生も栗栖を筆頭にみんな必死で頑張ってくれた。まずは春リーグ。昨年みたいにならないように1戦1戦頑張りたい」

▼出原主将
「チームがスタートしてはじめての合宿だったので、勝ち負けより全試合声を出して雰囲気を落とさないように心がけていた。各ポジション2人の16人をメインにやっていたけど、合宿前のイメージ以上に雰囲気は良くできた。同期、各学年が自分のできることをやれていたので、春リーグにもつながると思う。プレー面では合っていないところもあったので、ハンドボールの質を上げるように時間をかけて春リーグまで完成させたい。昨年はプレッシャーもあった中で春に苦しんで出遅れてしまったので、それをいい経験にして1戦1戦頑張りたい。まずは初戦だと思うので、崩れないようにインカレの出場権を絶対に取れるようにしたい。1年間主将として声を出して、学年関係なく意見できる今のいい雰囲気を維持できるようにチームのモチベーションが上昇するようにやっていきたい」

▼永川副将
「この3日間、試合に出ているメンバーだけでなくて、関大全員でやることができて良かった。自分自身もみんなの支えがあってしっかりやることができた。チームが勝利に貢献できるプレーを今後もやっていきたい。劣勢でも優勢でも今年一年間雰囲気を大事にしていきたいと思っているので、合宿からいい雰囲気でできたことは収穫。今年は4回生同士、他の学年も何でも言い合えるのでそれを大事にやっていきたい。春リーグは優勝できるように頑張る」

▼石田副将
「雰囲気が良かった。後輩も思い切ってやってくれたし、そのような雰囲気をつくれるようにと意識している。自分自身はまだまだ本調子ではなかったけど、これからしっかりと上げていきたい。流れを変えれるようなプレーができるようにしたい。春リーグまでこのままの雰囲気を維持して、さらに明るく元気で楽しく練習をやっていきたい」