【アイススケート】女子SP、高得点で宮原首位発進!

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◇第85回全日本選手権大会◇12月24日◇東和薬品RACTABドーム

【女子SP】
1位 宮原 76.49
13位 細田 56.88
26位 上野 47.38

全日本選手権大会3日目、女子ショートプログラム(SP)が行なわれた。先々週、フランス・マルセイユで開催されたISUグランプリファイナルで銀メダルを獲得した宮原も出場。さらに、浅田真央(中京大)や本郷理華(邦和スポーツランド)らも名を連ね、激戦が予想される。

女子SP1番目に登場したのは細田。「あまり緊張しなかった」と、冒頭からダイナミックなジャンプを決める。今シーズンから新たに組み込んだトリプルサルコー+トリプルトーループのコンビネーションジャンプを着氷すると、続くトリプルフリップも成功。後半のダブルアクセルもきれいに降りた。

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この渾身の演技に1番目から会場は沸き立ち、最後のスピンが終わらないうちから拍手が起こる。細田は演技を終えると、ガッツポーズを見せた。「思っているより出てびっくりした」という得点は56.88。13位で翌日のフリーへ進んだ。

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上野は第3グループ最初に登場した。時間をかけて位置につく。3回転+3回転の連続ジャンプは着氷するが、トリプルループで転倒。その後はスピンやステップで魅せるが、47.38で26位だった。

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宮原の滑走は第4グループの2番目。会場中が宮原に視線を注ぐ中、演技がスタートした。開始直後に軽やかなダブルアクセルを決めると、次は上体を大きく使いながら細やかで可憐なステップで魅了する。後半に入ってからのトリプルルッツ+トリプルトーループも鮮やかに成功させると、リンクは完全に宮原の世界に。最後のトリプルループも成功させた。

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演技後は笑顔で観客に手を振った宮原。パーフェクトな演技で叩き出した得点は驚異の76.49。国内大会のため公式記録とはならないが、自己ベストを上回った。大阪開催の今大会には、家族や友だちが駆けつけた。「せっかく来てくれたので、自分らしい演技を、と思った」と宮原。ホームリンクもある大阪の声援を受け、翌日のフリーでも自分らしい演技を目指す。

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大会3連覇のかかる宮原は、フリーでどんな演技を見せるのか。女子フリーにも注目が集まる。【文:宮西美紅/写真:川﨑恵莉子】

▼宮原
「コーチからは、落ち着いて今までやってきたことを思いきりやること、絶対できると言われた。今シーズン1番良い点数が出た。3回転+3回転は練習でうまくいかないこともあり、悔しい思いもしていた。フリーもうまく気持ちを落ち着けて1番良い演技がしたい。自分の世界観を出せたらと思う。6分間練習や公式練習での3回転+3回転で、本番でもこれを跳ぶんだと頭で思いながらやっていた。学校の先生や友だち、家族も応援に駆けつけてくれた。せっかく来てくれていたので、自分らしい演技を、と思った。来年も来たいと思ってもらえるような演技を明日もしたい。明日は今日以上の演技をして、今シーズンで1番良い演技をしたいと思う。NHK杯では転倒してしまったが60点台が出て、自分の演技ができれば70点台が出せると自信がついた」

▼細田
「1番滑走はみんな見ていないのであまり緊張しなかった。今シーズンから3回転+3回転に挑戦しているが、近畿(選手権大会)も西(日本学生選手権)も思ったように跳べなかった。でもこの大きな舞台で1番良いジャンプが跳べたので良かった。(点数は)自分が思っているより出たので、(点数が)出た瞬間はびっくりしたが、ほっとした。去年はSPで落ちてしまってすごく悔しい思いをしたが、自分にとっては良い経験だった。今シーズンはそれを受け止めながら、毎日目標に向かって頑張って練習してきたので、それが結果につながって良かった。ここまで勝ち抜いてきて、全日本出場という自分にとってすごく大きな目標をかなえることができたが、課題の残る試合だった。悔しい部分もあるし、ここに出られたという喜びもある。課題は、ジャンプが練習とは違う形になってしまって悔しかったこと。全日本に向けてそういう部分を受け止めながら自分で日々やってきた。明日は自分にとって最後の全日本のフリーになると思うので、自分も楽しく滑って、見ているお客さんの方にも楽しんでいただければなと思う。(公式練習の曲かけの後コーチからは)調子自体は悪くないので、あとは自信を持って試合に向けて頑張りなさいという声をかけていただいた」

▼上野
「一生懸命やったので後悔はない。あっという間に終わってしまった。(曲の変更は)西日本(学生選手権)が終わってからもずっと迷っていて、1番思い入れのある曲だったので、後悔しないように戻した。(全日本選手権大会は)温かい拍手をもらえる大会なので、いつも滑っていて楽しいし、今日も大きな失敗をしてしまったが楽しく滑れたと思う」