【サッカー】これぞ、関大の『全員サッカー』! 強豪・筑波大に惜敗も、選手、スタッフ、応援全てが心を1つに戦い抜いた!

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◇第65回全日本大学選手権大会準々決勝対筑波大◇12月12日◇浦安市運動公園陸上競技場◇

 

【前   半】関大 0-0 筑波大

【後   半】関大 1-2 筑波大

【試合終了】関大 1-2 筑波大

 

勝てばインカレベスト4進出が決まる試合。中1日の試合ということもあり、選手や応援のサッカー部員にもタイトなスケジュールであったが、スローガン『全員サッカーで日本一』を目指して筑波大と対峙した。相手は関東学生リーグ2位の成績を残し、総理大臣杯にも出場している強豪校。攻撃力のあるチームで全国の舞台らしい厳しい試合が予想される。また、会場は昨年新設された人工芝の競技場。1回戦、2回戦と戦った天然芝の会場とはピッチ状況も変わった。2戦連続逆転勝利という勢いを失わず、勝利へと進みたい。

 

 

前半開始40秒でFW加賀山がオーバーヘッドシュートを放つもこれは入らない。直後には相手フリーキック(FK)から失点危機を迎えるがGK前川が危なげなくキャッチ。8分には右サイドを攻め上がられるとゴールライン近くでクロスを出されるが、DF荒木が弾き出し早々のピンチを切り抜ける。23分にはFKからMF藤村が右サイドから放つボールはゴール前のMF石井に。これをヘディングでゴールを狙うもバーの上へと流してしまう。5分後には相手にFKを与えてしまう。放たれたボールをMF塩谷とDF黒川で守り抜き、関大の堅守を見せつける。スコアレスドローで試合は後半へと折り返す。

 

 

後半3分には相手FWにシュートを打たせてしまう。一度、ボールを落としてしまうもすかさずボールを保持し難を乗り切る。その3分後にはDF諸石から始まるカウンター。最後には竹下が相手DFを1人抜きシュートを放つもキーパーに軌道を変えられ枠内にははまらない。19分にはFW池内が途中出場。直後にはその池内がチャンスを作り出す。右サイドから藤村へとボールを出すとそのままシュート。惜しくも枠を捉えることができないがスタンドからは懸命な関大の応援が鳴り響き、より一層選手たちを前へと向かわせる。しかし、筑波大の攻撃も強く約1分間ペナルティエリア周辺でパスを回される。これを守り切るも37分には関大DF2人を抜かれ失点。42分にも追加点を献上し0-2。敗戦色濃厚となる中だったが、アディショナルタイムにMF布施が右サイドから出したループパスに中央にいた竹下が反応。ヘディングで流し込み、1点差へと詰め寄る。しかし、その後、攻撃のチャンスをなかなかつかむことができず、最後には再び布施からMF平尾へとボールが渡りシュートを放つも枠外に。関大の『日本一』を目指した2016年シーズンは浦安の地で終了を迎えた。

 

 

試合終了後、紫紺の戦士たちが挨拶を終え、スタンドにいる同じサッカー部の仲間のもとに歩み寄るときに、スタンドからはチャント(応援歌)が歌われた。“関大賛歌”だ。関大愛あふれるこの歌にはサッカー部伝統の『全員サッカー』を後世に繋いでいこうという気持ちも込められている。「感謝の気持ちを忘れずにピッチに立たなければならない」と石井主将が話したように、関大サッカー部は多くの人に支えられていることを自覚し全員でこれからも試合に臨む。『全員サッカーで日本一』を目指して。【文:水野 真/写真:高橋良輔・西井奈帆】

 

 

※投稿はのもの。

▼前田監督

「最後のフィニッシュの部分で2試合目のチームと3試合目のチームで差が出たかなと思う。スピードで振り切られる場面もあったし、ディフェンス陣がついていけないところもあった。前半は守備の部分はできていたので、ハーフタイムでは攻撃のところでもう少し意思統一してやっていこうと指示をしていた。負けてはしまったが、4回生が作り出す雰囲気に下級生、スタンドが感じ取って最後の最後まで諦めずにやっていた。それが関大サッカー部の良さでもあるし、スタンド、ピッチが一つになれたのはやっぱり4回生の存在が大きかったと思う。日本一に向けてやってきたけど、結果的に叶えることができなかった。目標は達成できなかったけど、自分たちで考えてやって結束力だったり、関大らしさというのは全国でも、関西リーグでも、天皇杯でも見せることができた。ピッチ内ではいつも日本一を取ろうと言っていたけど、ピッチ外の部分でも日本一を目指していたし、そこの部分は他の大学にはない良かった点だと思う。そのような思いを4回生にさせてもらった下級生は次に向けてピッチ内で日本一に向けて頑張ってほしい。どういうことをやっていけば日本一に近づくことができるか、今年の思いもつなげながらやってほしい。(監督就任1年目について)コーチと監督の違いなど難しいところが多くて、選手に負担をかけてしまった。でも、そこを4年生が中心となってくれてスタッフに頼るだけではなくて、しっかりとカバーしてくれて助かった。(来季について)4年生がごっそりと抜けるのでチーム競争をいかに活性化することができるかだと思う。日本一に向けてまたやっていきたい」

 

▼石井主将

「1回戦から勝ち進んでいるのは関大だけ。その中でコンディションの中では誰が出ても同じというのは関大の良さ。メンバーが代わっても同じサッカーができる。90分を通して戦い続けているということと、関大の代表として最後まで、最後の1秒までやらないといけないということは全員が思っていた。スタンドから大きな声援をもらっていた中で走れない選手はいらない。そういうところで得点を決めることができたというのは、来年、再来年へと繋げることができたのではないかと感じている。主将として、全国を経験している学年は4年生だけになっている。3年生以下は経験をしていない。監督も代わり手探りの中でやってきていた。その中で関西選手権を優勝して、総理大臣杯、天皇杯と戦って残りのインカレにも出れたというのは、自分たちのやるべき基準は見えたと思う。ただ、この基準では日本一にはなれないこともわかった。これを来年につなげることができるか。来年に向けてのヒントではないけど、そういうものを今年作ることができた。欲をいえば日本一を獲りたかったが、来年に繋げるという役目は4年生全員でできたと思う。関大サッカー部はいろいろな人に支えられている。それは主務、マネージャーといった中の人、それにOB・OGの方や地域の応援してくださる方々、本当にいろいろな人に支えてもらっている。感謝の気持ちを忘れずにピッチに立たなければならないということは忘れてはいけない。全員というところは選手だけ、スタッフだけということではなく、関大に携わっている全員で、ということは僕は感じている。感謝しかない」

 

▼FW竹下(得点者)

「相手チーム、その中にいる選手どうこうというのは正直気になってなかった。関大が勝つことが一番。関大のサッカーをして勝つという強い気持ちを持って入った。試合は前半後半押し込まれることが多かった。その中でもカウンターでチャンスとかもあって、チャンスの前のパスとかを高めていかないといけない。数少ないチャンスを作って戦っていかないとこういう試合では勝てない。相手は回してくるチーム。前から行って押していけばはまるときもあった。苦手という感じはなかったけど、筑波もうまかった。はがされてはがされてという感じだった。得点の時はニアがめっちゃ空いていて、(布施)周士くんがいいボールを出してくれてヘディングして決めたという感じ。今年の関大は4年生がまとまっていて、選手も応援も一体となって取り組むことができた。そういう部分はどの大学よりも頭1個出ている。一番いい大学。来年もそれを続けながら上を目指していかないといけない」

 

▼GK前川(副将)

「筑波大は前の試合(2回戦)も見ていた。迫力ある、攻撃力あるサッカーということは理解していた。今日の試合は、前半は風もあって追い風で押し込んでいこうと。それに対して相手も対抗してきていた。相手の攻撃がある中で粘り強く守れたと感じている。後半は数的不利の中でしっかりと対応できたのではないか。先に失点をしてしまったのは、食いつき気味、その間のスペースでの修正ができなかったのは自分たちの甘さなのかと思う。対応は難しかった。1失点からの逆転を続けている中で追加点を与えてしまったのは敗因になっていると感じている。インカレは1回生のときはベンチにいた。4回生で出場して1戦1戦楽しく過ごすことができた。今まで不安定なところもあって、4回生で自分をつかめるようになってきていた。微妙なところでの判断ができるようになったと感じている。関大ではプレー面のみならず人間的にも成長させてもらえた。それはプロになるならないに関係はない。そういうところで自分が成長できたと思うし、周りの後押しをもらえたと感じている」

 

▼DF諸石(副将)

「前半を0―0で守れたのはプラン通り。後半もやられる気はしていなかった。1失点目は甘さが出た。1つの隙で勝ち負けが決まる試合だった。後半、石井主将が交代してからはキャプテンマークをつけさせてもらった。計り知れない重みを感じた。中途半端なプレーはできないと思いながら最後まで試合をした。応援してくれるみんなの思いを本当に感じる試合だった。関大の応援は自慢で、本当に力なるしその中でプレーできたのは本当に幸せ。3年生までは苦しいことばかりだった。でも、4年目でインカレを経験できたし、仲間との絆も深く感じた。みんなに出会えて良かったと心から思う。今年は、4年生同士の仲が良くて、時にはお互いに厳しく言い合ったり、ふざけたりもできる仲だった。4年生についてきてくれた後輩の協力もあってここまで来れた。来年はこの苦い記憶を忘れず、今年以上のものを目指して欲しい。これでサッカー人生終わってしまうけど、悔いはない。最後がこのチームで本当に良かった。誇りに思う」

 

▼DF池端(4年生・幹部)

「本当に悔しい。前半は自分のサイドから押し込もうと言っていたので、相手の裏をついていたけど、相手の方が上回っていた。点を取られてからはエンジンがかかって良かったけど、もっと早めに仕掛けることができていれば。諸石とGK前川で中心となって後ろを支えていこうとずっとやってきた。中盤も石井がいたし、4回生が積極的に支えることができていたと思う。結果はベスト8に終わってしまって詰めの甘さが出てしまったけど、やってきたことはできた。本当に今のチームで日本一になれると思っていたし、全員サッカーで日本一は間違ってなかったと思う。そこは3回生以下に託して、もっといいチームで全員で達成してほしい。2、3回生では個人的に結果が出たけど、最後にスタッフも変わってどうなるかと思っていたところで、開幕3連敗。きついこともたくさんあったけど、キャプテンを中心に課題を見つけて色々とやってみた。最後はインカレにも出ることができたし、関西優勝もできて、今は本当に悔しいけどみんなでやってきて本当に良かったと思っている。挫折もあったけど、周りの支えもあって最後は自信を持ってやることができた。応援は本当に日本一だと思う。最高の仲間がいてその代表としてピッチに立ってて良かった。全員サッカーで日本一という目標で頑張れたことを誇りに思うし、これを後輩には引き継いでやってほしい。今以上を目指して、下ならやってくれると思うので、全員で絶対に目標を達成してほしい」

 

▼MF平尾(4年生)

「正直、チームの雰囲気は良くて全然負ける気はしなかった。ずっと勝つ雰囲気で溢れていてこのイメージで行けば勝てると確信していた。最後10分ないくらいの時に呼ばれて出場した。その直前に筑波に1点目を決められて変な気持ちだった。絶対に逆転できると信じて出場した。それでも自分の役割は流れを変えてチームを勝たせること。でも、時間もあまりなくそれはできなかった。不完全燃焼。でも、最後にクロスをあげずに思いっきりシュートをビッグチャンスに打てたのは怒られるかもしれないが良かったと思っている。(4年間を振り返って一言でいうなら)最高。すごくつらい時期もあって、評価してもらえない時期もあった。最後の年は1年間トップでできて、最高の仲間と過ごすことができた。後輩には絶対に日本一を獲ってほしい。引退してもずっと味方でいるし全力でサポートしていく」

 

 

▼MF布施(4年生)

「ここまで試合に出れていなくてチームに貢献できていなかった。みんなに連れて来てもらったし、持てる力をすべて出し切って貢献したいと思っていた。試合は自分たちがやってきたことを出すことができたけど、攻撃のところであまり相手よりパターンを出すことができずに決めきれない時間が続いてしまった。逆に相手にはチャンスをものにされてしまった。この1年間全員サッカーで日本一という目標でやってきて今日の試合も、インカレを通してすべての試合で応援のおかげで一つになれた。ベンチもピッチもスタンドも一体となって、関大らしさを1年間貫けたと思う。自分自身の4年間は1年生から試合に出て、全国も経験できたけど学年が上がるにつれて出場が減った。ベクトルを自分に向けられない時期もあったけど、みんなが声をかけてくれてやらなきゃという気持ちになれて今日を迎えることができた。いい仲間に恵まれたと思う。(これで引退となるが)まだ実感はないけど、悔しい思いがいっぱい。自分はまだサッカーをやる。関大で経験したことを生かして次の舞台でも活躍したい。後輩たちはこの4年間でいかに自分に向き合えるかどうかだと思う。全員サッカーは間違っていないので、向き合って信じてやってほしい」

 

▼FW池内(4年生)

「このゲームで終わるとは思っていなかったので、あっけない気持ちが大きい。早かった。個人的にFWとして点を取ることで評価されると思っていたので、悔しい思いが強い。この前の試合でもチャンスを決めきれなかったし、今日も絶対に決めてやろうと思っていたけど、結果が出なかった。今年のチームは4回生個人個人が役割をしっかりこなせていて、そこに後輩が素直について来てくれてやりやすかった。本当に一つになっていたし、日本一になれると思っていたけど、そんなに甘くなかった。自分は一番下のチームからのスタートだったけど、最後はトップで出ることができた。みんなが応援してくれていたし、自分が得点を決めて結果で示したかっただけに悔しい。でも、全国の舞台でピッチに立ててうれしかった。仲間との出会いに本当に感謝しているし、ありがとうの気持ちでいっぱい。チームの雰囲気は継続してもらって、でもこれでも日本一になれなかったので、甘くないことを受け止めてこの経験を来年に生かせるように後輩には頑張ってほしい」

 

▼杉本主務

「この代はすごくまとまっていて、後輩たちも信頼して付いてきてくれた。4年生自体がスタッフも含め周りに支えられたすごくいいチーム。失点が続いた時は、苦しいなと思った。でも、1、2回戦で逆転してるから誰も諦めていなかった。日本一にみんなを連れて行きたかったし、なりたかったからすごく悔しい。来年がある選手もいっぱいいるから、来年こそはスタッフを日本一に導いてあげてほしい。関大は本当にいい大学。関大を日本一にしてほしいと、みんなに伝えた。来年度主務の酒井は、しっかりしているから心配していない。主務の仕事とプレーヤーの面でせめぎ合いはあると思う。周りを信頼して、チームの看板として自分のしたいチームを作ってほしい」

 

▼向井マネージャー

「1、2年生の時は、ただがむしゃらで周りもあまり見えていなかった。だけど上回生になるにつれ、みんなが頑張っている姿を見ていたら自分もみんなに追いつくようにそれ以上のサポートをしようと思えた。まだまだチームのためにできたことはあったとも思うけど、このメンバーのマネージャーをできたことにすごく誇りを持っている。4年生は、家族みたいな関係だった。後輩のマネージャー達は、しっかり周りを見て行動できていると思う。あとは、自分らしさを大切に楽しんでやっていてほしい」