【サッカー】全員サッカー見せつけた!2試合連続逆転勝利で3回戦進出!

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◇全日本学生選手権大会2回戦対鹿体大◇12月10日◇江東区夢の島競技場(東京都)◇

【前  半】関大0―1鹿体大
【後  半】関大2―0鹿体大
【試合終了】関大2―1鹿体大

アディショナルタイムの劇的ゴールで白星を飾ったインカレ初戦。歓喜に満ち溢れたのも束の間、中2日という短い期間で2回戦が行われる。この日の相手は鹿体大。九州大学リーグ戦で11戦負けなし、九州地区第1代表の実績を誇る強豪だ。また、関大は夏の日本一を争う総理大臣杯で2回戦敗退。I リーグの全国大会でも2回戦で散った。「チームとしてそこを乗り越えよう」(石井主将)。全員が思いを一つにして、ピッチに向かう。

関大のキックオフから試合がスタート。盛り上がるスタンドとは裏腹に、両チームともに落ち着いた入りを見せる。しかし、この日の会場は強風が吹き荒れた。前半は風下となった関大が劣勢。高いキック力を誇るGK前川の足元でさえも狂わせた。

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ロングボールをつなげず、相手のペースで試合が進む。DF諸石、DF荒木を中心に奮闘した守備で防ぎ続けるも、ついに前半22分にこじ開けられる。

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数的不利な状況で細かくパスをつながれ、先制点を与えた。前田監督が「前半は向こうのペースだった」と振り返ったように、その後も自陣でプレーすることを余儀なくされる。前半終了間際には、ゴール真正面の位置でFKを献上。相手キッカーにゴール左隅に鮮やかに決められるも、これがオフサイドの判定に。首の皮一枚をつなぎ、前半を1点ビハインドで折り返す。

勝負の後半、リードを許す展開でも選手たちは冷静だった。前線から果敢にプレスをかける本来のサッカーを展開。すると後半7分に、ラッキーな形で同点ゴールが舞い込んだ。CKのチャンスを奪うと、MF清永が正確なボールをゴール前に蹴り込む。すると選手が重なる形になり、相手DFのオウンゴールとなった。これでリズムをつかむと、スタンドも含め会場中を関大色に染めていく。献身的な動きでゲームをコントロールした中盤のMF石井とMF森主。

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前半にはなかった左サイドの清永、DF黒川が起点となる攻撃も光った。

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両大学とも一進一退の攻防を繰り広げ、残り時間が少なくなった後半39分についに試合が動く。FW竹下が右サイドを抜け出すと、そのままクロスを供給。

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ニアサイドに飛び込んだFW加賀山のシュートは惜しくもGKに弾かれるが、そのこぼれ球に途中出場のMF平尾が反応。

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逆転弾となるシュートを決め、喜びを分かち合うようにスタンドの下へと駆け寄り、ガッツポーズで感情を爆発させた。

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残り時間、アディショナルタイム4分で相手の猛攻を食らうが、しのぎ切って試合終了。2試合連続での逆転勝ちを収め、見事に鬼門の2回戦を突破した。

試合後、石井主将は「運も味方にできたし、応援の力もあった」と振り返った。途中出場の選手が決勝点を決め、スタンドからはどんな状況でも大声援が送られた。

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全員サッカーを体現し、流れを引き寄せるにはこれ以上ないというゲームを披露した関大。3回戦で筑波大撃破、そして日本一の目標まであと3つ。もうこの勢いを誰にも止めることはできない。【文:高橋良輔/写真:川﨑恵莉子・西井奈帆】

▼前田監督
「先制されて苦しい展開だったけど、よくやってくれた。厳しい中で前半を0ー1で折り返せたことが良かったと思う。力の差は本当になくて、前半は向こうのペースで後半はこっちの流れだった。総理大臣杯は2回戦で負けて、そこを超えようとみんなで言っていて実現できたことが良かった。次からは未知の世界だけど、日本一という目標に向かって一つひとつやっていきたい。(2試合連続逆転勝利について)サブと応援の存在があってこそ。それが自分たちの強みだし、いい時の雰囲気をもっと良くしてくれる。心理的に優位に立てるので、その部分の貢献は大きい。次は中1日。コンディションの調整が難しいけど、しっかりと勝てるように準備をしていきたい」

▼石井主将
「夏の総理大臣杯は2回戦で負けて、チームとしてそこを乗り越えて成長しようと思っていた。そこに対して全員が強い気持ちを持てて、今日を迎えることができた。前半は風の影響もあって攻めこまれたけど、幻の2点目のフリーキックなど、運も味方にできた。90分を通して自分たちのサッカーをやろうと思っていたし、先制点を取られてもやってきたことを出せたと思う。(途中から出場した選手が試合を決めたことについて)これが関大のいいところ。今日も最初から2枚変えたけどいつも通りのサッカーができたし、今年のチームは層が厚い。今日勝てたのは応援の力もあった。次はもっとレベルアップした相手になるけど、全員でチャレンジャー精神を持って勝ちにいきたい」

▼平尾
「(得点シーンを振り返って)最高でした。後半にチャンスが来ると思っていたし、チーム全体も慌てていなかった。監督にずっと使ってもらっていて、期待されていると思っていたので、結果を残したかったから点が取れてうれしい。ここまで応援してくれた仲間に感謝の気持ちを込めて、真っ先に走っていったし、喜びを分かち合えて良かった。(投入前に)左サイドはチャンスがあると言われていたし、どんどん仕掛けようと思っていた。先発で出たい気持ちもあるけど、チームの勝利に貢献することが一番。自分の役割は途中から出て流れを変えることなので、全うできて良かった。2回戦は突破できたけど、まだ一歩。日本一に向けてはまだ次があるので、最高の準備をして頑張りたい」