【アイススケート】宮原グランプリファイナルへ!NHK杯2位

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◇ISUグランプリシリーズNHK杯◇11月26日◇真駒内セキスイハイムアイスアリーナ◇

【女子フリースケーティング】
2位 宮原 133.80
【最終結果】
2位 宮原 198.00

前日のショートプログラム(SP)で3位につけた宮原。「周りを引き込む演技がしたい」という得意のフリーで、どんな演技を見せるのか。フランス・マルセイユで行われるグランプリファイナル進出の切符を懸けた運命のシリーズ最終戦が幕を開けた。

昨日は1番最初にリンクへ入った宮原だったが、今日の6分間練習では1番最後にリンクイン。コンビネーションジャンプとフリップジャンプを中心に確認する。サイドに引き上げてからも、感覚を体になじませるように、何度もジャンプを繰り返した。
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宮原の滑走は第2グループの5番目で、直前の滑走は前日のSPで首位に立ったアンナ・ポゴリラヤ(ロシア)。ポゴリラヤの空気の残るリンクで、宮原の演技が始まった。
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前半のジャンプを全て着氷すると、続くステップシークエンスでは会場から手拍子が贈られた。力強い音楽と会場からの手拍子の中、身体を大きく動かして「強い女性」を存分に表現。スケートカナダではレベルが取れなかったこのステップでも、今回はレベル4を獲得した。
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後半に入ってからの3連続ジャンプも着氷し、最後のダブルループでは優雅に手を上げた。しなやかで美しいコレオグラフィックシークエンスでも会場を魅了し、最後はホルストの「木星」の音楽に合わせたダブルアクセルとスピンを披露。宮原の動きの全てに会場の熱が高まっていく。前日に語っていた通り、「周りを引き込む演技」を見せた宮原を、会場はスタンディングオベーションで称えた。
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コンビネーションジャンプの2つ目や、トリプルフリップなどいくつかのジャンプでは回転不足を取られ、得点は133.80で首位のポゴリラヤには及ばなかった。しかし総合では順位を1つ上げ、2位。グランプリファイナルへの進出も決定した。
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前日の失敗から見事に立て直してみせた宮原。来月初頭には、グランプリファイナルの舞台が宮原を待っている。今回得た「気持ちのコントロール」という武器を携えて、宮原がマルセイユの地で舞う。【文:宮西美紅/写真:庄田汐里】

▼宮原
「実際に演技していても、昨日のショートより緊張したが、今日の方がジャンプを確実に跳べた。昨日の失敗は自分でやってしまったことなので、フリーでどれだけ自分の演技をするか、今日はしっかりやらないと、と思った。ジャンプは昨日の失敗もあり、昨日のような失敗の繰り返しでは全然進歩しないので、しっかり今までやってきたことをもう一回きっちり確認しながらやろう、と考えながら跳んでいた。回転不足は取られるな、というジャンプがいくつかあった。もっと良いジャンプが跳べたら良かった。昨日のような場面からどう演技するか、今まで経験がなかったので、不安で緊張したが、今日は今日で新しい試合だと思って演技した。今日は昨日の失敗が頭をよぎったのではない。(先生からは)今日は思い切って大きく滑るだけ、だからしっかり頑張ってきて、と。特別いつもと違うことは言われていない。昨日の失敗もあったので、良い演技がしたというのがあった。自分では少し納得のいかないジャンプもあったが、ひとまず大きなミスなく終われたので、ほっとしている。先生からはひとまずよかったねと言っていただいた。(フリーの曲は)ショートとは全然違う曲なので、全く違う自分の世界観を出そうと思って頑張った。(昨シーズンと心の持ちようは)自分の中では大きく変わっていないが、周りの雰囲気から変に緊張したりすることも、自分では感じていなくても実際には体が感じているのかなと思う。(ジュニアの後輩がファイナル行きを決めたことで、自分も行かないと、という責任感は)なくて、もうここまで来たらここで1番良い演技をして、それでも(ファイナルに)行けなかったらしょうがない。でも今回は行けたので、行けるからにはもっと良い演技を頑張りたいなと思っている。(以後、上位3名の会見)緊張したが2位になれてうれしい。次の大会に向けてもっともっと練習していかなければ、と思っている。アンダーローテーションは、今1番努力をしなければいけない部分。去年より良くなったと思っている。それでも、フリーのいくつかのジャンプがアンダーローテーションという指摘がついてしまったので、厳しくなったのだなというふうに感じている。もっと練習して、より良いジャンプが跳べるようにならなければと思っている。ファイナル進出は非常にうれしい。去年に比べると、グランプリファイナルのスポットを勝ち取るのに苦労したが、とても満足している。もっと自信をつけて、スケートももっとうまくやらなければと思っている。今大会は気持ちのコントロールというのが大きな収穫だった」