【アイススケート】NHK杯、宮原はSP3位発進

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◇ISUグランプリシリーズNHK杯◇11月25日◇真駒内セキスイハイムアイスアリーナ◇

【女子ショートプログラム】
3位 宮原 64.20

ISUグランプリシリーズ最終戦のNHK杯に、前年この大会で優勝した宮原が参戦した。今年のグランプリシリーズは、2戦目のスケートカナダに出場し3位だった宮原。スケートカナダでは、転倒など大きなミスはなかったものの、ジャンプの回転不足に苦しんだ。今大会ではクリーンなジャンプを決め、来月のグランプリファイナルへの切符をつかみたい。

6分間練習では誰よりも先に氷に乗った宮原。選手の紹介で名前を呼ばれると歓声が上がった。宮原は、スケートカナダで回転不足を取られてしまったトリプルルッツ+トリプルトゥーループのコンビネーションジャンプを何度も確認。きれいに決まると、会場が沸き立った。
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宮原の滑走は第1グループの最終。手を握って額を寄せる濱田コーチとのいつもの「おまじない」を済ませると、笑顔でリンクへ飛び出した。会場中が固唾をのむ中、宮原の演技がスタート。
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冒頭のダブルアクセルをしっかり着氷すると、直後は上体を大きく使ったステップで魅せる。このまま流れに乗っていくかのように思われたが、後半に入って最初のトリプルルッツで転倒。予定していたコンビネーションを付けられなかった。しかしその後はすぐに立て直し、3つ目のジャンプにコンビネーションを付けしっかりリカバリーした。
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ジャンプは1つ転倒があったものの、スピン、ステップの要素は全て最高のレベル4を獲得。ステップで取りこぼしのあったスケートカナダからの成長を感じさせた。
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キスアンドクライへ向かう際、一瞬悔しそうな表情をした宮原。得点は64.20と、第1グループ終了時点で3位につける。第2グループに5人の選手を残していたが、順位は変動することなく、宮原は3位でフリーを迎えることになった。
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グランプリファイナルの舞台が見え隠れしても、「ファイナルには行きたいが、フリーでいい演技を」と、宮原の気持ちはまずフリースケーティングに向いている。得意のフリーで宮原らしい演技を見せることはできるか。笑顔で演技を終える宮原に期待したい。【文:宮西美紅/写真:庄田汐里】

【ISUグランプリシリーズとは】
6か国で行われるシリーズ6戦と、その上位6名が出場できるグランプリファイナルの総称。NHK杯はその日本大会で、今年は最終戦となる。

▼宮原
「失敗してしまったのでそこは悔しいが、後は思い切って滑れた。(転倒については)気づいたらこけていた。跳び上がった瞬間は、いつも通り上がってしっかり降りるという意識をしていたが、振り返ると跳び急いでしまったのかなと思う。失敗はもちろんしたくないが、今回は回転不足のないジャンプを降りるという意識の方を強く持っていた。スケートカナダからは練習でしっかり回転不足のないジャンプというのを意識してきた。6分間の練習ではジャンプはよかったので、自信がなかったわけではないが、こけるときはいつも嫌なこけかたをしていて、それが出てしまった。1つ失敗してしまったので次は絶対決めないと、と思った。もっと低い点数かなと思っていた。フリーでは前向きに、自分の良さを出していきたいと思う。フリーは得意なので思い切って滑って、周りを引き込むような演技がしたい。ステップはどうしても動きが小さくなってしまうとすぐレベル3になってしまい、体を大きく使うというのを意識して練習してきたので(今回レベル4が取れて)よかった。3回転+3回転は後半入れているから、という感覚はもうあまりなくて、気持ちの問題かなと思う。今回は自分ではあまり緊張したという感じはなくて、比較的思い切り滑れた。リラックスしすぎたというのはない。すぐに立て直して、明日に向けて切り替えたい。(以後、SP上位3名の会見)ファイナルには行きたいと思うが、フリーでいい演技をすることが必要。今日みたいにならないように集中したい」