【アメリカンフットボール】最終節・京大戦を勝利で飾る。

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◇2016関西学生リーグ戦最終節対京大◇11月20日◇万博記念競技場◇

得 点  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
関 大  7  0  14  3   24
京 大  0  7  7   6   20

 

関 大 1Q-8:55 #3地村 1yd RUN(K-G #31三輪)
京 大 2Q-10:28 #19田中→#88佐々木 3yds PASS(K-G #17滑川)
京 大 3Q-5:30 #19田中→#88佐々木 7yds PASS(K-G #17滑川)
関 大 3Q-5:45 #16入佐→#83西村 75yds PASS(K-G #31三輪)
関 大 3Q-9:55 #16入佐→#3地村 39yds PASS(K-G #31三輪)
関 大 4Q-4:39 #31三輪 18yds FG
京 大 4Q-11:34 #19田中→#1河野 8yds PASS(PASS-NG #19田中→)

 

関学大には大敗し、立命大戦では「1ヤード」の壁に阻まれ惜敗した関大KAISERS。今季最終戦の相手は京大Gangstersだ。会場は万博記念競技場。いつもとは少し雰囲気の違う慣れない環境の中、試合は始まった。

関大は最初のシリーズでは1stダウン更新がかなわずパントを選択。次の攻撃では、RB畑中が中央で14ydsやその後に16ydsをランで前進する。残り時間が4分台の1stダウンではQB大内からWR吉田へのロングパスが通り、そのままゴールエリアに飛び込むもわずかにサイドラインを割っていてタッチダウン(TD)とはならない。残り1ydから2ndダウンが始まる。もはや次でTDは確実と誰もが思っただろう。しかし、京大は甘くない。ディフェンスが固く前進できず。3rdダウンへと持ち越される。2度ディフェンスの壁に阻まれることはなく、RB地村主将が自ら飛び込みTD。その後、前半は関大に得点機会はなく、第2Q終了間近の10分に京大の攻撃を守り切れず失点。ドローで折り返す。

 

 

後半は関大が力を見せつけるかと思いきや、最初に観客を不安にさせる流れとなる。京大が攻撃を約6分間かけ着実にゲインしてくる。この流れを断ち切れず再び失点。7-14。関大が京大を追う展開となった。悪い雰囲気が流れると思いきや、それを一蹴したのはQB入佐だ。直後の関大の攻撃、入佐が1stダウンで50yds超のパスを通しWR西村がそのまま駆け抜けTD。自陣25yds地点からの圧巻といえるプレーに会場は沸いた。その後も、入佐から畑中へと渡ったボールを地村へとバックパスし、そのままTD。次もオンサイドキックが成功するなど関大の快進撃が続く。第4Q初めの4thダウンでは、大内が自らランで1stダウンを更新。京大ゴールラインまで限りなく近づくもTDには至らず関大はフィールドゴールを選択し着実に点を重ねる。ここから京大の攻撃が続き、関大DFの気持ちあふれる守備が続くも残り約30秒のところでTDを許してしまう。思わず関大の選手の中には天を見上げる選手もいた。トライフォーポイントで京大は2ポイントコンバージョンプレーを選択するも、関大のDFに阻まれ失敗。最後は関大の壁に京大が屈する結果となった。

 

 

試合は24-20で幕を閉じた。最終節を勝利で飾ったもののチームはすでに次へと向かっている。主将も「最終戦とは思わずに次のチームの第一歩となるように」と話すように来季に向けて価値ある勝利となったはずだ。新体制からどういった関大らしいプレーが生まれるのか。打倒、関学、立命。KAISERSの戦士たちの取り組みは始まっている。【文:水野 真/写真:奥井健太】

▼板井監督
「練習したことが出た。練習していないことは出ていない。今日は4年生がプレーに絡んでた。最後の試合で、横割りでまとまっていて、次の学年が出てこない。3年は次の学年を待っている。もう少し縦のつながりが必要かなと思う。畑中は元々ハートが良くて、あとはスピードだけ、本人もわかっている。地村は、良いキャプテンシーでやってくれた。チームのことは任せっきりになってしまった。最後には4年生が助けてくれてよりまとまったと思う。立命戦はコーチの問題。残り1ヤードでQBがキャプテンに渡したのは良かったのか。自分たちもこうやったらどうか、ということを言っている程度だがちゃんと示した方が良かったかもしれない。検証は必要。一番は相手が分かっていてもそれを行けるだけの力があれば。練習量は日本でも有数だと思う。あとはどれだけ効率よく無駄のないものにしていくかということが重要になってきている」

▼ 地村主将
「悔しい。ハーフタイムの時に甲子園ボウルの映像が流れて、そこに立てなかったということを感じた。みんなに申し訳ない。今日の試合は最終戦。最終戦とは思わずに次のチームの第一歩となるように試合をしようと臨んだ。しかし、甘さや反則が多く自滅する形だった。最後まで課題を直せなかった。関大らしいアメフトというのは全体を通してできていない。来年、後輩に託すことになってしまった。関大は学生主体のチーム。勝つための自主性を身に着けて戦わないといけない。泥臭く這いつくばってでもしんどい練習していこう、というのは1年間通して言い続けることができたことは誇りに思っている。4年間の中で4年生が一番しんどくて楽しかった。迷惑をかけたこともあったが自分自身としては楽しめた。板井征人監督にフットボールを教えてもらえたことを本当に感謝している」

▼髙谷副将
「最後の試合だから勝っても負けても後輩に背中を見せられるようにという気持ちで試合に臨んだ。オフェンス・ディフェンス両方で得点を取れてよかった。出だしは良かったが、最後の方はシステム通りのしっかりとサインを遂行するディフェンスができなかった。1人がミスをしたら穴が開く。(4年間を振り返って)楽しい時もしんどい時もあったが関大KAISERSで良かった。両親やコーチ、応援してくださっている方々にお礼を言いたい。(後輩に向けて)来シーズンは、関学・立命を倒して日本一を。僕たちは見守るだけ」

▼QB入佐
「後半の最初のオフェンスのプレーでタッチダウンができた。まずはあのプレーでタッチダウンを決めて試合の流れを作り出そうと思って試合に臨んだ。結果としていい結果になったのでそれは良かった。でも、ボールを投げ込むとか置きにいっていたりしたのでそこは反省。直していきたい。今季は何回か出場機会があって関学大戦や甲南大戦は大内さんが出なくて、岡口さんか僕ということになっていた。そこで(スタメンが)僕じゃなくて岡口さんだった。それはやっぱり悔しかった。あまりQBとして出場する時間が少なかった。悔しいことが多かった。これからは大内さんと僕が上の二人のQBになる。もっと自分が成長して、そして大内さんと切磋琢磨してレギュラーを取り合う存在になれるように取り組んでいきたい」